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  • 東京OLアフリカへー さちこ730日放浪記:1/64 東京OLアフリカへー さちこ730日放浪記

    東京OLアフリカへー さちこ730日放浪記

    東京でIT営業を約3年やった後、思い立って退職し青年海外協力隊に参加! 2016年-2018年アフリカのマラウイで、コミュニティ開発の職種で活動中。 アフリカの温かい心(Warm Heart of Africa)と言われるマラウイでの、収入向上活動やアフリカ日常生活等を綴ります。

    第一希望のIT営業を約3年で辞め、2016年1月-2018年1月 青年海外協力隊としてアフリカ マラウイで活動中。(平成27年度3次隊、コミュニティ開発)
    マラウイでは村起こしの一環で小規模組合に対し、ビジネス支援を主にする予定。好きなものは、バックパッカーとヨガとミスチル♪(バックパッカー歴8年、18か国)
    Afri-Quest.com(http://afri-quest.com/archives/category/writers/sachiko-hara),The Povertist-途上国の貧困と開発を深堀するオンラインマガジン-(http://www.povertist.com/ja/author/sachiko-hara/)で現地ライターもやっています!
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    マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で"How are you?")

    今日はマラウイの若者たちのお話。

    先日、mHubと呼ばれる団体の場所で、サイエンスエキスポが開かれました。
    ちなみに・・mHubはマラウイが抱える社会問題解決のためのテクノロジーを提供するやる気とモチベーションにあふれたITの企業家たちのコミュニケーションの場所。
    "mHub is a vibrant community of IT enthusiasts who have the passion and motivation to provide
    technology solutions to the challenges we face as a country"

    mHub - Open Technology Space

    エキスポの名前は「Africa Sicence week」

    ルワンダ、セネガルなどアフリカ13カ国で行われた、サイエンスに特化したイベント。
    ソフトウエア・ハードウエアを利用した新ビジネスの企画や、ICT分野で活躍する人の講演会、
    子供向けプログラミング教室などなど。

    Googleやジョンソンアンドジョンソンなどがスポンサーとして行われました。



    Africa Science Week

    ちなみにマラウイでは6月27日-30日の4日間で行われたのは、こんな内容

     6月27日:クリエイティブシンキングとワークショップデザイン
     6月28日:女性のためのデジタルスキル
     6月29日:ハードウェアプログラムのテクノロジーの発見
     6月30日:サイエンスとエンジニアのフェスティバル


    □マラウイでハッカソン!若者たちが考えたアイディアはこれ!
    活動の関係もあって、わたしが参加できたのは"6月29日:ハードウェアプログラムのテクノロジーの発見"の一日だけでしたが、その内容はとても面白いものでした!

    参加者は様々。
    大学生から、中卒だけどICT系のビジネスをしている人、留学生など。

    みな洗練されてて、教養があり、グループワークもプレゼンも日本の大学生みたいでした。
    村の人とは全く違った人材が集まってる様子でした。


    テーマは「ハードウェア分野での新ビジネスを生み出すには」
    新しいビジネスの考え方についてのプレゼンが行われました。

    その後、グループに分かれて、新ビジネスを考えました。

    [お題 : 未来のハードウェア]
    ・2030年のマラウイ。農業、医療、交通の3分野のどれかに関連する、
    社会問題を解決するハードウェアを使った新ビジネスを考えよ!

    こんなお題で、1時間のグループワークがスタート。
    グループ6組、各グループ4-5人に別れ、話し合い。

    わたしも声かけてもらって、グループに入れてもらいましたw
    1年半ぶりのグループワークにドキドキ…笑

    わたしのグループも含めて、出てきた新ビジネスのアイディアをご紹介しまーす!
    現地に住んでいる人ならでは、の面白いアイディアが沢山ありましたよ~。


    ①交通事故を減らす魔法のチップ
    IMG_6495
    わたしのチームは、「交通」分野をすることに決定〜。
    交通といっても、マラウイの交通問題はかなり幅広い。

      道路がボロボロ、車体もボロボロ、ドライバーの安全意識がかけすぎ、スピード出しすぎ、
      公共交通機関の制度が整ってない、詰め込めるだけ乗客と荷物を詰め込んじゃう…

    最近出会った交通事故。路上でバスガス爆発してました
    (無事、乗客は避難したので、被害者は0だったらしい)
    現在でも交通事故が多いのに、マラウイは人口が急増中。
    このままでは将来、交通事故や交通渋滞が国を挙げた大問題になることは避けられません。

    そんな背景もあり、テーマは交通に。
    交通の問題を話し合ってる中で、「交通事故への対処」に絞られてきました。

    実はマラウイ、事故が起きたときに救急車・消防車・事故処理車・警察を呼べるシステムがないんです。
    事故が起きたら、近くを通りかかった人が助け、
    彼らが通りかかったミニバスや車を使って病院へ運びます。

    事故した車は、そのまま数日放置されるか、
    ドライバーがずっと車のそばについて、どうにかできるまで待ちます。
    警察がどう事故処理するかについては謎です。(きっとなんの処理もされない)
    そんな文化だから、きっとモブジャスティスが起きるんでしょうね…

    そんな背景から、
    彼らが考えたアイディアは「RARチップで交通事故対策!」
    くるま

    ミニバスなどの公共交通機関を中心に、車に特別なチップを取り付けるというもの。
    このチップは、スピードメーター、ビデオカメラと連動しています。

    チップによってできること…
    ・事故が起きたときに、車に搭載されたこのチップからスピード、事故の映像などのデータが自動的に警察に送られ、事故処理に使われます。
    ・事故がおきたことを近くの病院に伝え、救急車を呼びます。またチップと連動した携帯のアプリケーションを通して、事故を家族に伝えます。
    ・事故が起きたときに、火事が発生したら自動的にドアが開きます
    ・スピード出しすぎのときにアラームがなり、運転者の安全意識を刺激します
    ・車のタイヤのコンディションを、車体の振動などで感知します(よくタイヤがパンクするので)

    チップが搭載された車は事前に警察のデータベースに登録されていて、どの車が事故を起こしたか一発でわかる、という仕組み。

    2030年にはマラウイの国内中でWifiが使える、という前提の技術…
    ですが、マラウイの事故が問題になってきた未来で使えそうなアイディアです!


    ②3Dプリンタで薬をプリント!
    2つ目のアイディアは女子チームから。
    マラウイの病院には薬の在庫切れ、という深刻な問題が国中であります。
    ある病院には在庫がいっぱいあるのに、隣町にはその薬はひとつもない…
    なんてこともしばしば。

    援助などで薬は提供され続けていますが、国の病院にまたがった在庫管理のシステムがない。(各病院では管理しているけれども)
    在庫システムがあっても、薬を届けるための物流システムがない(主にガソリン代がないという理由)

    そんな理由から、必要な薬が提供できないんです。

    そんな問題を解決しよう、と出てきた案がこれ!
    「3Dプリンタで薬をプリントしちゃおう!」というアイディア。
    3dぷりんた

     1)お医者さんが診察室のPCをつかって、必要な薬を処方します。
     2)そのデータが薬剤室のPCに渡り、3Dプリンタが自動的に薬を調合します。

    IMG_5952

     3)ベルトコンベアで薬が運ばれ、患者さんの手元に渡ります。

    足りないならその場で作ればいい!という画期的なアイディア。

    そもそも3Dプリンタには、「その場で自分の好きなものを作る」というコンセプトがあります。

    2030年ともなると、3Dプリンタで薬調合までできるようになってるかもしれません!


    ③高度な灌漑システム付き 植物工場!
    3つ目は農業がテーマ。
    農業はマラウイの基幹産業でありながら、様々な問題を抱えています。
    その一つが水不足。

    マラウイの雨季は12月-3月。
    その間に降る雨で、ほとんどすべての1年ぶんの農作物を作っています。

    つまり4月-11月の間は土地が遊んでいる状態。
    飢餓もあるし、1年に一回しか収入がないし、踏んだり蹴ったりの状況です。
    灌漑システムは、政府も農民も貧しいので、全然広がっていません。
    (2年間いて灌漑システムを使っている人みたことなし。)

    IMG_4905
    乾季の荒れ果てた農地

    そんな背景を踏まえて、考えられたアイディアは「灌漑システム付き植物工場」。
    ポンプ

    まずは畑に灌漑システムを設置。
    ソーラーパネルつきにポンプを設置し、太陽光発電の力を使って、いつでも水を組み上げられるようにします。

    そして灌漑システムとPCを繋ぎ、畑に設置したセンサーから温度・湿度・風力・太陽光量・発育状態などのデータを取れる状態にします。
    このデータを使って、灌漑システムに水がどれだけ補給されるか自動調節されるという仕組み。

    ソーラーパネルつきのポンプを設置した灌漑システムは、マラウイでも広まっていますが、
    植物工場さながらのセンサー付き灌漑システムはありません。

    一歩先に進んだ灌漑システムとして、農家さんの能力にかかわらず、
    農作物が収穫できるという優れもの!

    植物工場は先進国で近年使われていますし、実現可能性も高い。
    (実は前職で、植物工場を売っていました。笑)

    こういうの
    会津若松Akisaiやさい工場 : 富士通


    センサーで植物の状態を管理する、というのはすでに可能となっている技術です。

    あとはビジネスモデルをつくれば、このアイディアは実現するのでは!
    ポテンシャルを感じたとても面白いアイディアでした!!




    すべてのグループの発表が終わったあと、一番面白いアイディアのチームとして選ばれたのは…
    「②3Dプリンタで薬をプリント!」の女子チーム。


    ビジネスを始める上で、いかに現地を知ってるか、需要を抑えているか、はかなり大事だと思います。
    アフリカという日本と全く違う環境でビジネスをするなら、現地の若者を雇ってみるのはいかがですか?



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    マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で"
    How are you?")

     

    今日はマラウイの貧困家庭のお話。

     

    現在、世界銀行がファンド元となって、貧困削減政策の一環としてマラウイ国内全土を対象とした貧困家庭の実態調査を行っています。

    その名も「UBRデータコレクションプロジェクト」(正式名称 The Malawi Unified Beneficiary Registry -a Common Database for Social Support Programmes-

    このプロジェクトで面白いのが、タブレットとアプリケーションを使って農民にインタビューし、
    集めたデータを分析し、政府で活用するということ。

    インターネット普及率が9.30%(2015年現在、ITU - ICT Statistics)と言われるマラウイで、タブレットとデーターベースを利用する新しい取り組み。


     正式HPはこちら

    The Malawi Unfied Beneficiary Registry (UBR) - Strengthening the delivery of social support in Malawi

     

    オフィサーはタブレットを使いこなすことができているのか?
    オフィサーたちはこの新しい取り組みについてどう思っているのか?


    私の所属先がエクステンションワーカーとしてデータを集める仕事をしており、私も毎日彼らとともに貧困家庭を回っていました。

    私の任地での出来事に限られますが、ここ1か月半にわたる様子をレポートします!

     

    □国民半分が国際貧困ライン以下で暮らすマラウイ

    「世界最貧困」とうたわれるマラウイ。

    そんなマラウイにも、日本同様にお金持ちから貧しい人まで様々な層がいます。

     

    一番裕福な人はポルシェを乗り回し、日本の平均層よりも豊かな暮らしをしている一方、
    貧しい人は土と藁の家で出来た小屋のような家で、毎日の食べ物に困る暮らしをしています。

    生活実施調査の訪問で約30軒中で1番貧しかった家
    高齢者の女性が一人で住んでおり、中は土の床で出来ていた
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     国際貧困ラインを知っていますか?


    国際貧困ラインとは...

    世界銀行が定めた貧困層の割合を把握するために使用される指標。
    2015年10月以降、2011年の購買力平価(PPP)に基づき、国際貧困ラインを1日1.90ドルと設定されている。(2015年10月以前は、1日1.25ドル)


    世界の貧困率および貧困層の数
    貧困率 1990年:37.1% 2012年:12.7%
    貧困層の数 1990年:19億5800万人 2012年:8億9600万人
    (*2011年の購買力平価に基づき、国際貧困ラインを1日1.90ドルで計算)

    ご参考: 世界銀行-世界の貧困に関するデータ


     実は、2017年現在マラウイの人口のほぼ半分50.7 %もの人が国際貧困ライン以下、つまり一日1.90ドル以下で生活しているんです。


    マラウイ政府ではこの50.7%の人々を、さらにModerately Poor(貧困上位層)25.2%、Ultra Poor with Labour Capacity(貧困下位層だが働く能力のある人)15.5%、Ultra Poor&Incapacitated (貧困下位層で働く能力がない人)10%の3層に分けています。


    例えばModerately Poorの人々には、COMSIPと呼ばれるビジネス支援を行う一方で、

    UltraPoor &Incapacitatedの働けない人々には現金支給支援を行なったり。


    階層ごとに貧しさや働く能力の有無が違うので、階層に合わせた貧困削減対策を行おうとしています。



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    (参照:
    The Malawi Unified Beneficiary Registry Unified Beneficiary registryより)

     

    経済格差はほかの途上国と比べると比較的少ないマラウイですが、全体平均所得が低い分、国民の多くが貧しい生活をしています。

     

    最も援助を受けるべき人たちを、彼らの生活状態に合わせてどう援助するかが、どんなフィールドでも問題になってきます。

     

    援助でよくある問題は、援助金が正しい使われ方がされないこと。

    寄付金が一部の有力者に行ってしまったり、汚職として政府で不正に使われてしまったり。

     

    国際機関やNGOなどのドナーが出した金額は巨額だったのに、一番援助を必要としているはずの人に十分にいきわたらない。

    これは組織的・文化的な問題で、利権も絡んでいる複雑な問題。

     

    そんな問題を解決しようと、「UBRデータコレクションプロジェクト」をマラウイ全体で行っています。

     

    □国民半分の生活実態データベースを作る、UBRプロジェクトって?

     
    UBR データコレクションプロジェクト」(正式名称The Malawi Unified Beneficiary Registry -a Common Database for Social Support Programmes-

    国際貧困ライン以下で暮らす国民半分の生活実態を調査し、データベース化するプロジェクトです。

    -What is UBR?

    "A national platform used for entering, storing, accessing and sharing household data for the implementation of social support programmes in Malawi."(マラウイの社会援助プロジェクト実施のために、家計データを登録し、貯え、アクセスし、共有するための国家的なプラットフォーム)

    The UBR Data Collection Process  Unified Beneficiary registryより) 

    そもそもですが、マラウイには日本のような国勢調査やしっかりした戸籍登録はありません。

    日本のようにすべての国民が政府によって登録され、歳や住所が管理されていません。

     

    たとえばNGOの援助の成果で母子手帳のようなものはいきわたっていますが、それは病院が子供を管理するものではなく、予防接種や体重変化などを管理するための管理張。

    政府に生活保障受益者リストはありますが、それはただのリスト。

     

    つまり、国民全員に付与されるような国民番号と各福祉プログラムを紐づけるシステムがないんです。

     

    どの村にどれくらい貧しい人が何人いるか、把握するのがとても難しい。

    政府に信頼できるデータはあまりない。

     


    その結果、現在のマラウイでは貧困削減政策をするときに、NGOや政府機関は「だれに」「どんな政策を」行っていいか、判断がしづらくなっています・・

    現在NGOや政府機関が援助を行う時は、各村の村長に受益者選定を頼ることが多いです。
    例えば、村長に「村でビジネス支援を受けるべき人を紹介して!」とお願いしてビジネスグループを作ったりします。

     

    そして、収入や財産などの客観的データではなく、主観と人脈と運に基づいて受益者が選定されてしまう。

     



    ・・このシステムだと「本当に援助が必要な人」に援助を届けるって難しいですよね。

     

     

    上記背景から、客観的なデータに基づき、本当に必要な人に援助を届けるため、

    国民をデータベースに登録する「UBRデータコレクションプロジェクト」が始まりました。

     

    具体的な目的は以下5点を防ぐこと

      • 高い確率で包含・除外のエラーがある(High inclusion and exclusion errors
      • ポテンシャルのある受益者選定に高いコストがかかる(High cost associated with targeting of potential beneficiaries;
      • 同じ受益者に2重でプロジェクトを行って無駄を生み出す(Duplication of efforts and inefficiency (e.g. double-dipping, burden on district officials)
      • 援助を得た受益者のその後の足取りが追えない(Failure to track graduation of beneficiaries;
      • 社会保護プログラムのインパクトを計算できない(Failure to measure the impact of social protection programmes

        (参照:The Malawi Unified Beneficiary Registry Unified Beneficiary registryより)

     

    □タブレットを利用した新しい取り組み

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    この
    UBRで面白いのが、 ICTを利用した取り組みだということ。

     

    データを集める手段としてタブレットを利用し、集めたデータをネット経由で中央政府のデータベースに送ります。

     

    今まで政府でリストを作るときは、まず紙に記入し、それをExcelに入力し、定期的にファイルを中央政府に送るのが一般的でした。

     

    ただこの方法では、大切な情報が紛失したり、計算を間違えたりしてしまうことがしばしば起こります。(資料の管理は日本より雑。Excelを使いこなせる、計算能力が高いオフィサーが少ないなどの理由から)

    いつも整頓されていないオフィス
    IMG_3115

     

     

    一方で、タブレットで情報を入力することで、色々なメリットが考えられます。

        データ紛失の可能性が少ない

        計算間違い、未回答などのエラーを減らせる

        紙で記載するより短い時間で済む

        集めたデータから分析が行いやすい

     

     

    タブレットでの調査実施はいたってシンプル。


    まず各調査チームに一台専用のタブレットが支給されます。

    (念のため、同じ質問が載った紙の調査用紙も用意されます)


    専用タブレットを起動し、UBRプロジェクト用に作られたアプリケーションにアクセスします。

    7 - コピー

    インターネットの使える町の中心で、アンケート用紙をダウンロードします。

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    村に行ったらダウンロードした用紙を読み込み、アンケートを実施します

    9

    村での調査がすべて終了したら、インターネットが使える町に戻り、データを一括送信します


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    こんな方法で各家庭で調査が行われました。

    (マラウイの各町の中心には携帯電話会社のアンテナがあり、ほぼインターネットが使えます)

     

     

     

    「実際、タブレットでデータを集めるのは実際にどうなのか・・」と興味をいただいたので、

    UBRプロジェクトに参加しているオフィサー5人(男3人:女2人)にアンケートを取ってみました。

     

    トレーニングを受けるオフィサーの様子

    11

    アンケート実施(2017.4、コタコタ県で初のUBRプロジェクトワークショップにて)
     回答者:農村の農業普及員、学校の先生、コミュニティ開発事務所のスタッフなど計5名

    【アンケートの回答】

        タブレットを使うメリットは何だと思いますか?

    ・入力が早い:5人

    ・信頼できる:3人

    ・自動的に質問が選ばれるので、回答しやすい:2人

    ・かさばらない:1人

    ・回答忘れなどのエラーを防げる:1人

    ・新しい技術に触れることができモチベーションが上がる:1人

     

        タブレットを使うデメリットは何だと思いますか?

    ・充電が持つか心配:3人

    ・ネットワークが繋がるか心配:3人

    ・スマホ操作に慣れていない人には使いにくいかもしれない:2人

    ・雨などから守るためにバックを持ち歩かなければならない:2人

    ・システム的な問題が起こったときに対処できるか心配:2人

     

        タブレットを使うことに賛成ですか?反対ですか?

    賛成:5人

    反対:0人

    皆冷静にタブレットを使うメリット・デメリットを分析してくれました。

     

    タブレットを使うメリットと一番感じているのは「入力のスピードが速いこと」

     

    紙では一つ一つ記入しなければなりませんが、タブレットだと入力の必要がない箇所の質問は自動的に飛ばしてくれます。

    また一度記入した内容は自動的にでてくるので、再度すべて入力する必要はありません。

     

    実際これは正しく、村で実際にアンケート調査をタブレットで行った人は1軒あたり約10分で行ったのに対し、紙で行った人は約20分かかっていました。

     

    またオフィサーのほどんどは裕福層なので自分のタブレットを持っており、タブレット操作に慣れている人が多いです。

     

     

    一方でタブレットを使うデメリットと一番感じているのは、充電・ネットワーク関係。

    アンケートを行う村のほどんとは電気がなく、またネットワークがありません。

     

    充電の心配のために、ソーラー充電器がタブレット1台に対して配布されていたり。ネットワーク通信を村で必要としないシステムになっていたり。

    このデメリットのために、色々な対処方法がとられています。

     

    村をよく知り尽くしているオフィサーがこのデメリットをあげるのは納得です。

     

    ただメリット・デメリット両方をあげてもらいましたが、オフィサー5人全員がタブレットを使うことに賛成でした。

     

    皆新しい技術にはポジティブな姿勢のようです!

    よかったよかった!

     

     

    ―オフィサーや村人はタブレットを使いこなせたのか?

    ―マラウイの最貧困家庭の実態とは?

     

    家庭調査の様子は、次回の記事で。

    つづく



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    マズカバンジーー!(マラウイの現地語チェワ語で"How are you? ")


    途上国でビジネス・ボランティアをするって、どんな感じだろう?
    マラウイで働くって、何が大変なのか?

    途上国やアフリカに関心がある方は、こんなこと思ったことがあるかもしれません。

    そんなあなたにとっておき。
    アフリカ南部マラウイで働くシュミレーションゲームをご紹介します!
    (手作りなので完全無料で遊べます)

    その名も 【シム ソーラーカンパニー at マラウイ】(シムシティに因んで)

    アフリカ南部マラウイのソーラーシステム会社で働くことを擬似体験できるゲームです!

    すごいのが、このゲーム実際にソーラーシステム会社で働く経験をもとにつくられています。
    (ゲームに関心のない方:ソーラーパネル会社の活動についてマネージャにインタビューした内容を後半にまとめたので、よかったら下にスクロールしてね~)
    ーあらすじー
    あなたは今までの日本のマネジメント経験をかわれて、 マラウイ中部コタコタ県のソーラーシステム会社のマネージャーに任命されました。

    ソーラーシステム会社の使命は、《マラウイの農村部に明るい生活を届けること》

    マラウイの世帯の平均電化率は全国7%、都市部30%、地方部1%。 (ご参考:JICAホーム>「地方電化推進プロジェクト」とは)
    農村部のほとんどは、まだ電気のない暮らしをしています。

    電気がないということは、夜は寝るしかありません。携帯も充電できません。

    あなたが電気を農村部に届けることで、子供たちは夜まで勉強でき、大人は夜まで作業ができます。
    テレビや冷蔵庫などの電化製品を使うことができるので、アイス売りなど新しいビジネスを始めて収入向上にも繋がります。

    あなたの任期は2年間。

    その間に、どれだけ太陽光発電や充電ステーションをマラウイに普及できるのか?
    どんなハードルが待っているのか?

    ぜひ挑戦してみてください!!
    ゲームはこちら。  ※Excelのマクロで作ったゲームなので、 PCのみでプレイできます     
    スマホで読んでいる方はお手数ですがPCで再度アクセスください。
    ゲームはこちら!

    シムソーラーカンパニー at マラウイSolarCompanyInAfricaSimulator(Japanese).xlsm

    Dropbox is a free service that lets you bring your photos, docs, and videos anywhere and share them easily. Never email yourself a file again!



    ルール:
    任期2年間の間で、事業を成功に導きハイスコアを獲得しよう!  

     ①どれだけお金を増やせたか
     ②どれだけ誠実な行動ができたか          
      で、最終点数が決まります。


    ゲームの始め方:
     ①上記のDrop Box URLにアクセスする。
     ②シム ソーラーカンパニーatマラウイのファイルをパソコンに保存する

     ③ファイルを開き、マクロを有効にする
     ④「スタート」ボタンを押し、ゲームスタート!

    ゲームの進め方:
      ・まずは従業員に「仕事をお願いする」ボタンで、仕事を任せてみましょう  
       ショップで働く定員がいないと、お店の売上があがりません。  
       ①の「従業員をマネジメントする」を押した後、②の「仕事をお願いする」で任せられます
       ・ショップ販売や設置サービスで収入を得るために、適切な数の在庫を購買しましょう
       ・ショップ運営、製品の設置サービス、充電ステーションの運営を通して利益を上げ、ビジネスを拡大してください
        ・仕事をお願いしたり在庫を買ったり、すべての詳細設定が終わったら、①の「1週間を始める」ボタンを押して、時間を進めましょう。  
       ②の年・月・週が変化します(あなたの詳細設定の状態によって売上が上がったり、在庫が減ったり、メールが届いたり、何かしらのアクションがあります)  
       ②の部分が2年たったら、ゲーム終了です!
    ゲームの基本ルールはこちら
    setumei6
    ※詳細はゲーム内の「ルールを見る」で確認してください。


    ゲームの最後には「スコアを送る」ボタン機能があります。
    ぜひ、スコアを私に送ってください! たくさん集まったら、ランキングを発表しまーす!

    □「実際の体験」をもとに、マラウイで働くストレスから作られたゲーム
    IMG_6305
    実はこのゲーム、マラウイで働く友人が実体験を基に作ったもの。
    例えば、ゲーム内で中国の企業やマラウイ人の同僚から届くメールは、実際に彼が受け取った文を加工したものです。

    一例をご紹介。このメールの意味が分かりますか?
    Let you know that the one whom soon shall come is derivered a Baby Boy and now am a Aman.





    答えはたぶんこう。
    男の子がもうすぐ生まれるんですよ!名前はAmanにしました。

    ・・マラウイアン英語難しいですよね。

    実際このメールを受け取ったとき、あなたはどう返信しますか?
    子供が生まれる・・という報告メールを受けて、
    子供が生まれた喜びを共有したいのか
    「休みが欲しい!」と言っているのか
    それとも「御祝い金がほしい!」と暗に伝えているのか。

    マネージャとしてどう返信するかは、メールの意図も文化もわからないと、難しい問題ですよね。

    こんな風に、時々マラウイ化された英語で、意味が分かりにくかったり
    日本のビジネスメールと比べると、無礼で無遠慮だったり

    他にも政府のオフィサーから、「払う必要のない」お金を請求されたり
    海外から荷物を受け取るために、ワイロを要求されたり

    イライラすることがたくさん。笑
     
    そんなイライラの出来事がゲームには沢山盛り込まれています。

    本人の体験をふんだんに取り込んだゲームなので、「実際に」マラウイで働くことを知ることができると思います。


    元々は遊びで作ったゲームらしいんですがプレイさせてもらって面白かったので、頼んで一般公開させてもらえることになりました!  
    ※元々は英語だったんですが、日本語バージョンも作らせてもらいました。
    (本場の英語を味わってもらいたいので、一部は英語のまま残しています)


    □ゲームの舞台になった、電気を村に届ける太陽光発電カンパニーって?
    ゲームの元になったのは、実際にコタコタ県に存在するコモジ クワレ(現地語で "村の光")という会社。
    2013年ノルウェー政府の援助の元、現地のYouth Organaizationと協力して会社が設立されました。


    活動理念は【マラウイの農村に電気を届けること】

    ノルウェー政府は会社のマネジメントポジションにボランティアを派遣し、 そのほかの従業員は現地のマラウイ人が担っています。

    1番の特徴は、この団体はチャリティではなくビジネスを目的に活動していること。

    活動の95%がビジネス関連で、チャリティで賄われているのは 5%の活動のみ。
    現在はノルウェーの援助と管理下にありますが、 徐々に現地化し、いつかマラウイ人だけで運営できるようになることを目標としています。

    援助の仕方がスマートなノルウェーらしい! 事業の柱は以下3つ。
    ①ソーラーパネルのショップ運営 村人や通常のマラウイ人など個人向けに、ソーラー発電関連の品を売っている。
    ときどき大量に買って、モザンビークなどで売る人もいる。
    殆どの品は値段の関係から、 中国から仕入れている。

    ②インスタレーション(製品の設置サービス) ロッジや病院・学校、サファリナショナルパークなどの法人、または村人など個人向けにソーラーパネルを設置する。
    依頼をもらうと、事前訪問をして状態を確認し、その後必要な機材を取り付ける。

    ③農村での活動

    農村でのメインの活動は充電ステーションを村に設置すること!

    充電ステーションでは、村人が勉強用などにソーラーランタンを借りることができ、ステーションのソーラーシステムで充電ができるという仕組み。

    村に設置された充電ステーション
    IMG_2174

    ソーラーランタンの貸し出しの値段は1ヶ月1000MK (約142円)

    貸し出しているソーラーランタン
    IMG_2172 (2)

    一方で、コモジコオレの調査結果によると毎月村人はキャンドル、トーチ、懐中電灯などの一般的に使われているエネルギーに、月に3000MK(約 425円)使っている。

    なぜそんなに高くなるかというと、粗悪品を使うから、たくさんのコストが必要になる。
    例えば電池は中国からの粗悪品で、週2回も電池を変える必要がある。
    (日本の電池じゃあり得ないほどの交換頻度!)

    ソーラーランタンを使うと、村人は月に2000MK(257円)節約できる計算になる。
    これは一日にチャリンコタクシーのおじさんが稼ぐお金と同じくらい。
    ソーラーランタンを使うことは、村人にとっても大きな節約になる。


    また、充電ステーションは村に雇用も生み出す。
    村人の中から、ステーションの管理者を雇い働いてもらうのだ。

    村人に充電ステーションの仕組みを説明しているところ
    IMG_2184

    わざわざ村人を雇うのは、知らない人よりも親しい人が働いていた方が、村人がちゃんと月1回お金を支払いランタンを返すから。
    村人をトレーニングすることは人材を育てることにも繋がり、一石三鳥だと言える。


    設立には、ソーラーパネル、ランタンの購入費、場所のレンタル代などかかるが、2年以内でペイバックできるシステムをつくっている。


    ビジネスを継続できるかは村人がお金を払うかどうかにかかっているが、お金がない、または管理者が強く請求しない(マラウイの相手を急かさない文化の影響?)ため、時に1000MKを回収するのが難しい事がよくある。
    そんな問題の改善策として、お金を支払わなかったら、ソーラーランタンが使えなくなるシステムを現在検討している。
    ビジネスを行うメリットは
    ・自力で運営するので継続性があること
    ・ビジネスを通して現地の人をトレーニングし、人材を育てることができること

    「プロジェクトがたとえ途中で躓いても、現地の人々が育つことはとても意味があるんだ」、とマネージャーは話してくれました。

    以上がビジネスの事業。
    お金を稼いで、自力で運営することが目標です。


    また、上記とは別で、他にチャリティ活動を行っています。
    ④チャリティ活動 例えば、ファンドレイジング などを通して、ソーラーパネルのお金を賄えない村人のためにお金を集めることをしている。
    今年30の小学校にソーラーパネルをインストールし、夜でも子供たちが勉強できるようになった。
    このように、村人とマラウイの為に何かしたいドナーをつなぐ役割をしている。
    詳しい情報はコモジクワレのHPをみてください!  kumudzikuwaleの公式HP



    2017年6月現在~2018年1月まで、募金を募集しています!
    いただいた募金は、小学校へソーラーパネル設置プロジェクトに使われます。
    小学校で電気が使えるようになると、子供達が夜も勉強したり、村人が夜に会議を行ったり出来るようになります。
    ソーラーパネルが導入された小学校
    IMG_4504
    一つの小学校の全校舎にソーラーパネルを設置するのに約250000MK(約 35714円)かかります。
    このお金はマラウイの平均年収とほぼ同じの金額。

    複数の人の募金で1校舎のソーラーを建設することもできるので、 4000円から受け付けています
    ソーラーパネルが設置された小学校にはこんな風にあなたの名前を刻むことができます。
    小学校に貼られた看板
    IMG_4493
    またお礼として、レポート(ドネーションの使い道・プロジェクトの詳細などについて:英語)をお送りします。
    連絡先はこちら: contact@kumudzikuwale.com (ノルウェーの団体なので英語でメッセージを送っていただけると幸いです)

    日本語でご相談したい場合は、このブログのお問い合わせにご連絡ください!私からマネージャーに繋ぎます。


    □製作者からのメッセージ
    今回ゲームを開発した太陽光発電カンパニーのマネージャーからコメントをもらいました!
    -日本語訳 このゲームは、ここマラウイで働いているときにときどき感じた、強烈なストレスから生まれました。
    マラウイは素敵な国ですが、働く環境は明らかに「先進国」で経験するものと全く違います。

    ー仕事の進行には異なるメカニズムがあり、「先進国」で働くのと最終的に全く違う結果になることがよくあります。
    果たしてあなたは、ゲームの中で怒り狂うことなく成功に導く方法を見つけることができるでしょうか?


    -English
    Please note this is made using the intense frustration that we sometimes experience when working here.
    Malawi is a wonderful country, but the working environment is undeniably quite different from what you will find in the "developed world"

    - there are other mechanisms at play, and the ways to get things done are often totally different. 
    Can you find the approach that will ensure partial success without losing your mind in the process?


    ゲーム作成に1週間、日本語翻訳に2 日かかりました。笑

    ぜひ楽しんでもらえると嬉しいです!

    ゲームを終えた人は、もしよければ「スコアを送る」ボタンを押して、スコアを私に送ってください。
    後程ランキングを発表します!

    ゲームのダウンロードはこちら!

    シムソーラーカンパニー at マラウイSolarCompanyInAfricaSimulator(Japanese).xlsm

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