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  • 国際協力×ビジネスブログ        協力隊・英国留学からアフリカを             深堀するサイト:5/73 国際協力×ビジネスブログ        協力隊・英国留学からアフリカを             深堀するサイト
    アフリカでのビジネスを通じた国際開発について発信する原祥子(はらさちこ)のブログ。
    大学時代はBOPビジネスを研究し、その後富士通株式会社で約3年法人営業。「人生は一回しかない!」と本当に好きなことを追い続ける人生覚悟で、青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ。炭ビジネスを立ち上げ、村人の収入向上活動に2年間従事。その後、サセックス大学院IDS(英)で途上国ビジネスを学ぶ。

    青年海外協力隊の経験、イギリス大学院での学び、ICTを使った国際開発、アフリカでのビジネスを使った開発などを綴ります。

    好きなものは、バックパッカーとヨガとミスチル♪(バックパッカー27か国、海外滞在4か国4年)
    Afri-Quest.com,The Povertist-途上国の貧困と開発を深堀するオンラインマガジン-でライターもやっています!
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    マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で"How are you?")


    今日は農村での収入向上活動の話!
    ブリケットビジネス連載企画第二弾です。
       
    ブリケットを作ると決めてワークショップを開き、ある人グループが定期的に作ってくれる様なりました。

    よかったら、前回記事もチェックしてね

    【アフリカ・マラウイでのビジネス連載企画①】森林破壊を防ぐブリケットビジネスって?~活動立ち上げから軌道に乗るまで



    アフリカなど途上国でのビジネスや収入向上活動に関心がある人は必見!
    何かヒントがあるかも?
    そして、意見やアドバイスなど頂けたら嬉しいです!


    □第一回ブリケット生産!
    2016年10月、そんなこんなで(前回記事参照) 植林グループでブリケットの生産を開始しました。
       
    当日は30人ほどの男女が集まってくれました。

    初めてのブリケットづくりは酷い有様でしたが、その後毎週火曜日作ることで、自分たちで品質改善をしてくれました。
     
    〔初めて作ったブリケット 〕


    〔三回目のブリケット 〕
    不純物を取り除く工程を入れてくれた

    IMG_0375

    〔数十回目のブリケット〕
    形が均等になる様に、圧力をかけられる様に、圧縮機を導入してくれた

    IMG_0009
    圧縮機で圧縮したほうが熱効率が良い高品質のブリケットができる


    そうして、売れるまでの品質になりました。

    私が何も言わなくても、売ることを意識して自分達で改善してくれたことにとても驚きました!

    モチベーションが高いかどうかは、プロジェクトを成功させるために重要。
    私から、「〇〇改善して」っていっても彼らはやってくれないかもしれません。

    如何にモチベーションを維持させるか、が大切だと実感しました・・。

    □販売開始!ブリケット販売のターゲット層は?

    売れそうな品が出来てきたので、次は販売。

    ブリケットはマラウイでは新しい商品。
    まずは市場開拓を行っていく必要があります。
    最初は物流網が脆弱な理由から、もともとは任地コタコタでの地産地消のみを目指していました。

    ・・・が、 首都でも販売を進めて行くことにしました。


    ブリケットの販売ターゲットは、【中所得~高所得層】

    以下、2か所の市場です。
    ①地域(コタコタ)にいる中所得・高所得層
    ②首都(リロングウェ)にいる高所得層・外国人


    この市場を選んだ理由は、ブリケットの宣伝文句は「環境を守ること」だから。

    その日暮らしをする低所得層より、
    環境保全に関心がある都会の高所得者、外国人は有望な顧客になる可能性があります。

    高所得者層・外国人は首都リロングウェに多いということで、物流網が課題ですが首都の市場も視野に入れていくことにしました。

       


    今回の記事では、①地域(コタコタ)にいる中所得・高所得者向けの販売をどう行うかについてまとめました~!



    □地方で誰に売るのか?
    ①地域(コタコタ)での販売。
    私の住んでいるコタコタは、マラウイの28つあるdistrictのひとつ。(日本で言えば県みたいなもの。)


    約3.5万人(2008年)の人口がいる中規模な県の中心(県庁所在地)に住んでいます。

    IMG_1705
    コタコタ県の中心街

    この町の中心で売ることにしました。

    一点注意しなきゃいけないのが、
    村に多くいる低所得者層はブリケットの顧客ターゲットにならない可能性が高いということ。


    マラウイでは燃料として如何が主に使われていますが、低所得者層の人は、炭ではなく、近くの森で集めた薪を使っています。

      

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    村でよく使われている3点かまど

    近くの森で拾った薪はもちろん無料。
    または炭より格安で、道端で売られています。

    なので、この低所得者層は無料の薪から、有料のブリケットに燃料を変える可能性は低いと考えられます。


    IMG_0083
    道で売られている違法伐採された薪

    しかも元々、国際貧困ライン(1日1.90ドル未満)以下暮らしている彼らは、食事や医療・教育など、
    ベーシックニーズを満たす事ができていない層。 彼らが環境に興味があっても、お金を払ってまで環境を守ろうとするかは分かりません。


    ちなみに、2017年現在マラウイの人口の約50%が国際貧困ライン以下で暮らしていると言われています。


    ※国際貧困ラインとは...

    世界銀行が定めた貧困層の割合を把握するために使用される指標。
    2015年10月以降、2011年の購買力平価(PPP)に基づき、国際貧困ラインを1日1.90ドルと設定されている。(2015年10月以前は、1日1.25ドル)


    世界の貧困率および貧困層の数
    貧困率 1990年:37.1% 2012年:12.7%
    貧困層の数 1990年:19億5800万人 2012年:8億9600万人
    (*2011年の購買力平価に基づき、国際貧困ラインを1日1.90ドルで計算)

    ご参考: 世界銀行-世界の貧困に関するデータ


    以上の理由から、ブリケットの販売は、ブリケットを生産している貧しい村でするのではなく、
    まずは中所得・高所得者層がいるコタコタ県の中心にすることにしました。
    ブリケットを作っているのは、村から40kmくらい離れた農村。
    コタコタ県の中心で売るには、農村からコタコタの中心街にブリケットを運ばなきゃならないので物流コストがかかります。

    この課題は大きいですが、農村で売れる見込みはほとんどないと感じるので、どうにかしたいと思っています。
       

    □どうやって売るのか?
    コタコタ県の中心で売ることは決まった…


    じゃあ具体的にどこに卸して、誰に売ればいいのでしょう?


    マラウイの文化や生活スタイルを調べた結果、3つの売り方をする事にしました。


    ①レストランやロッジに販売(法人向け)
    コタコタ県は世界遺産マラウイ湖沿いにある小さな観光地。
    そのため、ラッキーなことに、レストランやロッジがいっぱいあります。

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    南ア出身の人が経営しているロッジ


    またほとんどのレストラン・ロッジは、リッチな所でもなぜか電気ではなく炭を使ってます。(炭も電気もかかる値段は同じくらいなのに。停電の多いマラウイでは電気より炭のほうが便利なのかも。)

    もともと大量に炭を消費しているのはこういった法人。


    ということで、第一段階としてBtoBをすることにしました。

    まずはお試しということでお試し価格での販売を行い、感想を聞いて回りました。


    図3
    レストランに販売しているところ

    数週間後再度訪問した所、
    「あれは良かったわ!もう一度買いたいけど、次はいつ持ってきてくれるの?」とのこと。


    まずまずの反応に一安心!(ほっ)
    「次在庫ができたらもってくるね」


    現在は、このお試し戦略で、コタコタ中のレストラン・ロッジを訪問し、使ってもらう活動をしています。
    この方法で信頼関係を作って行く事が、当面の目標です。


    ②小売店に下ろす(一般消費者向け)
    一般消費者向けには、現在炭を売っている小売店に、横に並べてブリケットを置いてもらう戦略を立てています。
    なぜわざわざ競合である炭の横に並べてブリケットを販売する戦略なのか。


    それは、マラウイの文化が関係しています。

    マラウイでは、「同じような商品を同じ値段で近くに並べて売る」という文化があります。


    同じピーナッツを同じ値段で並べて売る姿


    マラウイにきた当初は、「なんでわざわざ競合と価格競争したり、土地の利を活かしたりしないで、すべて横一列に並べちゃうんだ?」をモヤモヤしてました。


    販売側からすると、差別化ができず、売れる可能性は低くなる。めっちゃ非効率。


    そんな思いを持って色々とマラウイ人に聞いてみたところ、こんな回答が返ってきました。


    「横一列に並べた方が、買い手は買いやすいでしょ。」
    「もしとなりの店にお客を奪われても(お客が隣の店を選んでも)、それは神が決めたことだからしょうがないんだよ。」


    なんともマラウイらしい。


    いっぱい売りたい!他に勝ちたい!という気持ちより、
    みんなが生活しやすい、みんな平等、みんなでお客をシェアする、という感覚が優先しているみたい


    そもそも経済社会が浸透していない(会社・商品が少ない)マラウイでは、 ビジネスで他に勝とう!という競争意識があまりないのかもしれません


    そういった背景を踏まえると、【郷に入れば郷に従え】で
    ブリケットも同じように横に並べて売るのが良いのでは!という結論に達しました。


    また、小売店に炭を買いに来るお客が、
    横に置いてあるブリケットに興味を示してくれれば、炭の代わりにブリケットを買ってくれるかもしれません。


    ということで、ブリケットを小売店に卸すことにしました。   


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    小売店で売られる競合の炭

    コタコタの中心にある炭を取り扱う小売店を調べた所、10箇所以上ありました。

    小売店に対して、まずはアンケートを実施。


    ・炭をどれくらい売っているのか
    ・顧客はどれくらい来るのか
    ・いくらで仕入れて、いくらで売っているのか などなど


    結構踏み込んだ質問もしました。笑


    IMG_4830
    実施したアンケート

    このアンケート結果を元に、今後ブリケットの卸先を決めていきたいと思ってます。



    ③歩き売り(一般消費者向け)

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    小売店に下ろす以外に、歩き売りでもブリケットを売ることにしました。
    それは、一般消費者向けにしたアンケートがきっかけ。
    一般消費者としてマラウイ人の同僚や友達などに、炭の購買方法についてのアンケートを行いました。


    ・月にどれくらい炭を買っているのか
    ・いくらで買っているのか
    ・どこで買っているのか などなど


    人に対してアンケートをした所、見えてきたのが「半分以上の人は炭を小売店ではなく歩き売りのおじちゃんから買っているという事」

    この結果には驚きでした!
    炭を歩き売りしているおじちゃんをあまり見かけなかったので、そもそもその存在を知りませんでした

    そもそも日本とは全く異なるマラウイ。
    日本の感覚で市場をとらえず、全て無にして調査する事が大切だと学びました。


    現在は、すみ売りのおっちゃんたちに、どうやってブリケットも売ってもらうかを試行錯誤中。 以上が、地方(コタコタ)での販売でした!



    書いていたら勢いがついて意外に長くなったので、販売編を2つに分けます~
    次回は、首都リロングウェで中・高所得者、外国人向けの販売について書きたいと思います!

    地方(コタコタ)とは事情が異なる都市では、どうしたらいいんでしょう
    お楽しみに


    もっと詳しいことを知りたい方は、こちらをご覧ください~。


    ブリケットビジネスの今までの活動をまとめた報告書


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    マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で”How are you?”)


    今日は農村での収入向上活動の話!

    農村の収入が向上するにはどうしたらいいんだろう…
    そんな事をずっと思いながら過ごした2016年。

     「アフリカ・マラウイの貧困層の収入を向上させよ!」「・・どうやって?」-9か月悩んだ結果をまとめてみた-



    いろいろ悩んだ結果、収入向上活動として4つのことをすることにしました。
    6

    その中から,左上のブリケット(炭)と書かれているところをご紹介しますー!

    私がマラウイで主に何してきたか、これで分かるかもしれません・・



    (おまけ)活動全体については、こちらにまとめました。

    【活動総集編 その1】協力隊1年目はこうだった −アフリカ・マラウイ農村でのビジネス支援!−

    マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で"How are you?") 先日、首都のJICA事務所で中間発表会がありました! 中間発表会は、マラウイに来てから1年間、どんな活動をしてきたのかを全員が発表する機会。




    □ブリケットづくりって??
    突然ですがブリケットって知っていますか?
               
    枯れ葉やトウモロコシの葉など有機物をドラム缶で燃やして、ブリケットを作るビジネス。


    マラウイでは料理に下の写真のような囲炉裏(バウラーと呼ばれる)を使うのが一般的ですが、
    その際に違法伐採した炭や薪を使う人が多く、それが森林伐採に繋がっています。
    一般的に料理に使われている囲炉裏(バウラー)

    一方で、ブリケットはトウモロコシの殻や葉、サトウキビの殻、枯れ葉など
    有機物から作るので、木を伐採する必要はありません。

    つまり、炭や薪の代わりにブリケットを使うと、森林・環境保護に繋がるんです!


    ブリケットはどうやってつくるのか、以下ビデオでちょっとご紹介します。

    まずはドラム缶にトウモロコシの茎など有機物をいれて、
    ドラム缶を燃やして炭化して、
    炭化したものとバインダーを混ぜておにぎりのように固め、
    数日、アフリカの強い陽の下におくと完成。

    とりあえず、ビデオみてみてください!笑


          

                
    なぜブリケットビジネスをスタートしたのか。
    以下3つのメリットがありました。
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    ①ブリケットは村人が日々使う消耗品なので、コタコタ県内に需要がある
    (コタコタ県内でうれるという条件クリア)

    ②かかる費用はドラム缶のみ。材料はゴミなのでタダ!
    (投資が少ないという条件クリア)

    ③すでに同類のビジネスがあって、村人に親しみやすい
    (私ボランティアが帰った後も、きっと活動を続けられる条件クリア)



    村に需要があり、コストがあまりかからず、農民も作りやすい。

      「なんてやりやすそうなんだ!」(その時はそう思った)

    配属先も環境保護につながるブリケットの関心は高く応援してくれたので、活動をスタートしました。
               

    □営業のような毎日
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    ブリケットを広める!と決めて、2016年8月ブリケットの宣伝を開始し始めました。

    まずはブリケットのついての資料を作成。

    当たり前ですが、宣伝には「なぜブリケットを作るのか?」を周知することが大切。
    メリットが書かれている資料がネット上になかったので、
    ブリケットを始めるメリットを分かりやすく書いた資料を作成しました。


    その資料を紙やiPadの入れて持ち歩き、出会った村長や、Youth Clubの人に話して回ることにしました。


    「村人グループはどんな活動しているの?私収入向上でこういうこと出来るんだけど、興味ある?」といった具合。(本当に訪問販売のセールスマンみたいに)

    また同僚からCOMSIPと呼ばれる収入向上を目的に活動しているグループを紹介してもらい、COMSIPメンバーにブリケットの話をしていきました。


    その結果、興味を持ってくれたのが5グループ。
    彼らに順番にブリケットワークショップを開催することにしました。


    □ブリケットワークショップ!

    IMG_3670
    ブリケットに興味を持ってくれた5グループに、順番にアポイントメントをいれ訪問を開始。


    大勢の村人が集まってくれた第一回目は本当に緊張・・。笑
    なんせブリケットの作り方を他の隊員に教えてもらったものの、わたしもブリケットを作るのは初めて!

    どういう順番で始めるのか・・・
    本当にブリケットは形になるのか・・・

    不安定要素が多いマラウイでは成功するとは限りません。


    まずは先輩隊員が作ってくれたビデオで、作り方を説明。
    (活動には、こんな風にI Padを活用して動画を見せています。
     文字が読めない人にも直接音と映像で伝えることができるので、ビデオはとても効果的です!)

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    紙媒体で、なぜブリケットを作るほうがいいかメリットを説明。

    そのあとはいよいよブリケット作りを開始!


    ワークショップの様子はこちら。



    6時間後・・・
    終始ドキドキでしたが、なんとかブリケットができました!

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    完成したブリケット 製品にするにはほど遠いけど・・


    そんなこんなで5か所で同じようにワークショップが終了!


    しかし、問題はこれから。村人がブリケット作りを始めてくれるかどうかが重要です。


    ブリケットは彼らのビジネス…
    主体性が大切なので、「ブリケットビジネス初めてね。」と敢えて強くは言わないことにしました。

    □ブリケットビジネスを始めるための「壁」とは…
    
ところで、
    村人にとって、ブリケットビジネスを始めるために、大きな壁がありました。

    それは 【初期投資】=ドラム缶を用意すること

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    ドラム缶を用意するには、
      ・コタコタにドラム缶を売っているお店がないので、持っている人をツテで探さなければならない
      ・ドラム缶の購入費11000MK(約1500円)は、村人にとって結構高い


    初期投資するために、ある程度の貯金がないといけません。

    ですが、村人には他にお金が必要なことも多い。

    米や野菜の種を買ったり
    急な出費(病院、葬式)のために貯金したり
    他のスモールビジネス(揚げパン、野菜ビジネスなど)をしたり

    もともと定職についておらず収入源が少ない村人たちにとっては、ドラム缶の出費はかなり大きい。

    たとえ収入を増やしたいとおもっていても、
    コストを払ってまでビジネスをするメリットを感じてくれるか

    そこまでしてビジネスをやりたいか、がポイントになってきます。


    □やる気溢れる植林グループに出会った!

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    そんな中で「ブリケットを定期的につくる!」と自分たちで決めてくれたグループが現れました。

    その名も【Madzima tuwa Forest group(その土地の水が牛乳のように白いので、白い牛乳という意味らしい)】


    彼らは2015年に発足した植林グループで、自分たちの意思で毎年約4000本の植林をするくらい、環境問題に関心があるグループでした。



       副リーダー「ちょっとドラム缶用意したから、来てみて!」


       私「じゃあ来週の火曜日にいくね」



    ワークショップ後、この後どう進めようか悩んでいるときに、連絡をもらい村に行ってみると…
    なんと自分たちでドラム缶を友人伝いで購入してました!

       私(まじか…!自分で用意してくれるなんて嬉しすぎる)

    IMG_9288
    ドラム缶を用意してくれ、加工までしてくれた

    ドラム缶を購入したことにも表れているように、彼らはブリケットを作ることにとてもやる気になってくれていました。

        副リーダー「僕たちは植林をして無くなった木を増やしているけど、ブリケットを作ってそもそも木が伐採されるのを防ぎたい」

    そんな風に言ってくれました。

    援助するときは何をするにも、裨益者の主体性・やる気は大切だなあ…と思う瞬間でした。



    もともと彼らは、自分たちで毎年4000本植林活動をするくらい環境問題に関心がある人たち。
    収入向上に加えて、環境を守りたいという思いも、大きなモチベーションになっています。

    IMG_0178
    2年前に植えた植林場所を見学させてもらった

    プロジェクトを始めるにあたって、援助対象グループを選定することはとても大事だと思います。

     ①強いモチベーションがあるか
     ②チームビルディングされた強力な組織かどうか

    で結果は大きく変わってきます。

    プロジェクトのプランは素晴らしくても、援助対象グループのモチベーションが低ければ、途中で頓挫してしまうかもしれません・・・




    また、賛否両論あることを言いますが、
    時々、マラウイでは「お金」はモチベーションになりきらないなーと思うことがあります。

    それは、彼らに取って「お金」は絶対に必要なものと言い難いから。

    例えば日本などの先進国ではお金がないと食べられず、良いサービスも受けられないので、
    「お金」がそのまま幸せ度合いに直結しやすいと思います。


    一方で、大都市から遠い村で生活する人々にとっては、
    「お金」があったからといって、良いサービスを受けられるとは限らないし、ご飯のバリエーションが増えるわけでもありません。

    ご飯も自分の畑があるので何とかなるし、最悪お隣さんとシェアもできます。

    もちろんある程度の「お金」(肉を買ったり、病院に行く費用を賄ったり、クッキーなどの嗜好品を買ったり、学校費用を払ったり)はないと困りますが、ある程度の「お金」が手元にあると満足。

    お金があっても、それ以上の商品・サービスがそもそも身近にありません。


    そんなお金が絶対でない、経済社会がそこまで浸透していないマラウイで、
    ときどき「お金」は先進国のようにモチベーションの一つにならないかも知れません。

    ・・じゃあお金の他に、何がモチベーションになるのか。


    組織に参加することで得られる近所の人ときずなか。
    マラウイを良くしたいと思う気持ちか。はたまた村での地位か。


    考えなきゃいけないテーマだなあと思います。




    やる気がある援助対象グループを選定することは、プロジェクトが成功するために、とても大事だなという気づきを得ることができました。




    次回は軌道に乗ってから販売に至るまでをご紹介。
    madzimatuswa forest clubで行った第一回ブリケット生産の様子からお届けします!


    もっと詳しいことを知りたい方は、こちらをご覧ください~。


    ブリケットビジネスの今までの活動をまとめた報告書



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    無題

    マズカバンジーー!(マラウイ共通語チェワ語で"How are you?")



    マラウイに住んで今月で15ヶ月目。だんだんマラウイが体に染み付いてきた気がします。笑



    決して快適とはいえないミニバスに乗りながら、壮大な景色を目の前に、ふと思ったこと。

    「あー、マラウイっていい国だな!

    色々な人に来て、味わってもらいたい!」



    ミニバスから見える絶景


    ぜひマラウイの良さを疑似体験して欲しいということで、
    マラウイの大好きなところ 6選をご紹介します!

    筆者の旅行20 カ国の経験を踏まえて、マラウイに特化して書きます!)


    次の休みは何しようかな〜、とせっかくの休日に何かしたい人。
    旅行したいな~と思うけど、場所を決めていない人。



    マラウイに来るチャンスですよ!笑


    ブログを通して連絡いただければ、色々アドバイス・情報共有などさせていただきます~)




    (1)日本では見れない絶景に毎日出会える
    一番に思いつくのはやっぱりこれ!
    マラウイは、本当にステキな景色で溢れている国。


    限りなく続く地平成と壮大な空



    真っ赤に染まるおおきな夕日


    赤い土と豊かな緑    
    図1




    日本では見れないような、壮大な景色が毎日見れます。



    また普通の日常はこういう景色なのですが、観光地に行けば格別の絶景。


    青く澄んだ、海のような世界遺産マラウイ湖(@カタベイ)


    ムランジェ山からの景色(@ムランジェ)


    人生に一度は、この絶景を味わってほしいです!



    (2)夜はほぼ毎日天の川(夏シーズンは蛍も)が見れる
    昼には素敵な景色がみえますが、夜も絶景が堪能できます。


    他のアフリカに比べても発展していないマラウイは、電気の普及率が低いので、<星の見え方は格別。


    天の川はほぼ毎日見れますし、建物がないので地平線いっぱい星が広がります。
    まるで天然のプラネタリウム。 (残念ながらカメラでとらえるのは難しいですね・・)

    IMG_8198


    日本では山奥に行っても、この景色を見るのは難しいと思います。


    しかも、夏シーズン(11月-3月@コタコタ)には蛍があたり一面に飛んでいます。
    空のは満天の星、地上にはたくさんの蛍。

       

    残念ながら写真はないのですが、この絶景はなかなかありません。
    (マラウイ・コタコタまで見に来てくださいw)



    (3)アフリカの中の「ザ・アフリカ」を体感できる
    他のアフリカと比べても、マラウイはまだまだ発展していない国。
    よく抱かれる「アフリカ」のイメージが、マラウイにはそのまま残っています。


    例えば、藁葺き屋根の家がたくさんあったり。(ケニアやタンザニアに行ったときは、基本鉄板屋根であまりありませんでした。)
    image


    例えば、ミニバスにこれでもかと人をのせたり。



    例えば、大きなビルが全然なかったり。
    image
    左:タンザニア、右:マラウイ   



    現地の人とトラックの荷台に乗って移動するなど、そんな体験が簡単にできます。




    「ザ・アフリカ」を知るという意味で、
    エジプトやケニア、タンザニア、ルワンダなど他のアフリカ先進国行かれる人には、
    特にマラウイに立ち寄ってほしいです!(全然違うので!)



    (4)めったに人を怒らない文化。思いやりに溢れたひとが多い

    image
    マラウイは【Warm heart of Africa】と呼ばれるくらい、心温かい人が多い国。


    例えば、バイクが故障したときに、バイクを見ていてくれたり。


    私からお願いしていないのに、見返りを求めず荷物を運んでくれたり。



    他のアフリカの国に比べても、ぼったくりは少なく、

    ぼったくろうとしている兄ちゃんがいても、ニヤニヤしているのですぐ分かります。笑

    (基本、マラウイ人はウソが下手だなーと思います。笑)



    そういえば、世界一周でマラウイを訪れた旅人に去年あったんですが、

    彼らはマラウイのゆったりさが大好きで、1ヶ月も滞在していました。



    忙しい日本や、他の国のぼったくりに疲れたら、

    ぜひ思いやりに溢れたマラウイに訪れてみてください。きっと癒されます。




    (5)ゆったりした雰囲気を満喫できる

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    何をするにしても全てがスローなマラウイ。


    遅刻30分は当たり前。(むしろ時間通りに来たと判断される)

    2、3時間の遅れ、むしろ無断欠席もしょっちゅう。


    そんなゆったりなマラウイだからこそ、人々の心にはゆとりがあります。



    マラウイに来たら、そんなマラウイ人の心の余裕が感じられる経験がいっぱいできるはず。


    忙しい生活に疲れたら、マラウイのゆとりに癒されにきてください。




    (6)比較的安全な国

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    最後はこれ。
    アフリカというと、どうしても危ない地域というイメージを持ちがちですが、マラウイは他のアフリカの国に比べても、安全な国です!



    例えば、バイクを使ったひったくりにあったという話は聞きませんし、
    怖いタクシー強盗も全然ありません。



    むしろ、私がiPadを持ちながらバスで寝ちゃったことがあるんですが、
    「iPad 危ないよ」とマラウイ人が注意してくれるほど。



    世界有数の治安が良い国日本と比べると、危険はつきものですが、

    他の途上国に比べると、全然安全な国だなあと思います。
    (もちろん注意するに越したことはありませんけどね!)



    多分それは、まだまだ発展してなく、経済社会が十分に浸透していないマラウイだからこそだと思います。
    今後、マラウイが発展し人口増加すると、また雰囲気は変わってくるのかもしれません。






    ということで、1年3ヶ月住んで見てわかったマラウイの大好きなところ6選でした!!




    □海外旅行・アフリカ旅行に躊躇する方へ
    そんなこと言っても海外か~、アフリカか〜と思うこともあるとおもいます。



    だけどアフリカ大陸は遠いと思いがちですが、実際は飛行機に乗ればこれちゃう場所です。


    シーズンによりますが、日本-マラウイ往復で飛行機代10数万円くらい。
    ヨーロッパと同じくらいかもしれません。(滞在費を含めると、アフリカの方が安く済むかも。)



    「海外に興味があるのなら、航空券を買って、行けばいい。」


    先日ある記事を読んでいて突き刺さった言葉です。
    まさしく、この通り。


    行きたいと思うなら、まず航空券を思い切って買えばいい。
    いろいろな不安は、買った後に考えればいい。


    日本はGDP第3位の経済大国。
    どうしても海外に行きたいなら、大半の人がどうにかすればチケットを買えちゃう国だと思います。(人にもよると思いますが)


    一方で、マラウイには海外に行きたいと長年思っていても、航空券はおろか海外行きバスのチケットも買えない人が大勢います。
    ましてや日本にこれる人は、政府の行政官か、お金持ちの上位数%…



    そんなラッキーな環境に生まれた日本人だからこそ、
    行きたいところがあるのなら、躊躇して欲しくないです。



    かくいう私も、全く英語ができない19歳の時、初ひとり旅にインドに行ったんですが、 航空券を買った後は「インドで死ぬんじゃないか」と、不安でいっぱいでした。


    ですが、行ってしまえば何とかなるもの。
    今ではマラウイに住めるまでに成長しました。笑


    ガンジス河
    ガンジス河でバタフライしたことは、一生の思い出になりました


    お休みをとるとか、家族の心配とか、いろいろと大変なことはあると思いますが、
    興味があれば、ぜひ一度訪れてみてください!


    きっと、新しい発見がいっぱいあるはず。


       

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