sho_20121231

マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で
'How are you? ')


実は、日本に一時帰国をしていました!



協力隊の制度では、隊員は2年の間に一度だけ日本に帰ることが認められています。

(病気治療のための帰国、身内に不幸による帰国を除く)



そんな制度を利用して、2週間日本に帰っていました。



久しぶりの日本に、最初はドキドキ。

東京の複雑な電車に乗れないんじゃないか、日本語おかしいんじゃないか、

丁寧な対応ができないんじゃにかと心配してました。



でも、そんな心配はただの取り越し苦労。



思ったよりすぐに順応して、

東京でOLしていたときの感覚に数日で戻りました。(人間ってすごい!)


昔の感覚で2年前の家に帰ろうっと、って錯覚するほど。



   

ただね、やっぱり感覚がマラウイになってるので、

違和感を感じるとこもいっぱいありました。


日本に住んでいるときには気がつかなかった、違和感をまとめてみます!



同じ色の服を着る(同一傾向)

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日本に着いた時、最初に驚いたのがこれ。 

東京に降り立って初めて思ったのが、「みんな同じような色の服をきているなー」ということ。


冬だから多くの人がコートを着ていたせいかもしれませんが、

みな黒っぽい服をきて早足で歩いている姿にビビりました。


思わず撮ったスターバックスからの映像




特にマラウイと比べると違いは顕著。

アフリカの人は、黒色に映える派手な蛍光色の服を着ることが多いです。


「冬だから、コートは黒っぽい服を着るのが普通」という発想が、

日本は同一化の意識が強いなと思いました。



商品の種類がたくさんある(資本主義)

1年ぶりにスーパーマーケットに行って思ったのが、

「こんなに商品の種類があったっけ!!」ってこと。


コーヒー、インスタントヌードル、ジュース、パン。

どれ一つとっても多様な商品があり、多様な欲望を満たしてくれるようになっています。


他にも、毎月新製品が開発されたり。


ネット通販を使うと、納豆菌や特定のプラグなど、通常は手に入りにくい

欲しいと思ったほとんどの商品が買えたり。



商品の種類は欧米諸国と比べてもかなり多い国だと思います。




一方マラウイは商品の種類がほとんどない国。

野菜もほとんどない。電気製品は国内で作ってないのでほとんどない。


通貨の流通量が少なく、お金に頼らずとも人間関係や自作農業で生きていける環境があるので、

社会が経済にあまり支配されていません。




日本人は資本主義社会。

需要があると思えば、こぞって様々な新商品が開発されます。


たとえば、「1日彼女になるビジネス」「アマゾンの当日宅配」などなど。


宗教の縛りが少なく、経済第3位で資源があるからこそ、

これは需要がある!と思ったことが、倫理観関係なく素直にビジネスに表現される経済社会なのかもしれません。




お金がないと生きていけない(資本主義)

商品の種類が多くて、「なんでもお金で買える」ということは、

一方で「お金がないと生きていけない」ということだと思います。


駅に向かうまでの道に、キラビラかな服屋さんや雑貨屋さんがあったり。

スーパーマーケットには、美味しそうなご飯がたくさんあったり。


久しぶりの日本は、少し歩くだけでいろいろな商品と出会え、

カード払いにないように、購買意欲を抑えるのがやっとでした。笑


お金があればどんなものでも買えるし、質の良いサービスを受けられる。


"お金の量=幸せの量"


に直結するのが日本の社会だなーと思いました。



マラウイではお金があっても、質の高いサービスを提供する会社がないので、

良い思いをすることができません。


欲しいものがあっても、インターネット通販が使えないし、

簡単にすべてのものが手に入るわけじゃありません。

(マラウイは一部の商品を除き、アマゾンの配達外区域

  くわしくはこちら! :   アフリカのマラウイで、アマゾンを利用してみた!

        http://blog.livedoor.jp/sacchiko527/archives/3808530.html)


そもそも、テレビや新聞からの情報にアクセスできるひとが少なく、

日本に比べてお店も少ないので、購買意欲を掻き立てられることが少ない。



そんな社会なので、


"お金の量≠幸せの量"


なのがマラウイの社会だなと思います。


マラウイ人にとってお金の必要性は日本人より低く、

金を稼ごうという思いはあまり湧いてこないです。


例えば、お釣りの量を間違えて多く出したり、

タクシーに乗りたいと言ってるのに、家に帰るからと断られたり。


稼げるお金を見過ごすような人がマラウイにいます。


これは、経済社会にあまり巻き込まれていないマラウイ独特だなーと思います。





□ITが身近にある(情報化社会)  

image
日本で暮らしているときは気がつきませんでしたが、日本はITが身近に溢れています。


たとえば、電車の改札にICカードを使うこと。

電子マネーでお買い物ができちゃうこと。


ほとんどの人が1台以上の携帯を持ち、携帯電話を持っていない人を想定した社会の仕組みにあまりなっていないこと。


ローカルなスーパーマーケットにもペッパー君がいること。

おどるペッパー君




社会の常識がITの上に成り立っていて、 IT なしでは生きられない社会になっている気がします。


私はIT大好きなのでこんな社会が好きですが(笑)、

良い意味でも悪い意味でもITは日本を表すキーワードです




□時間を気にする(管理された社会)

海外と比較する時よく論点になるのが、日本は時間にきっちりしていること。

電車が5分遅れるだけで謝ったり。2時間飲み放題はきっちり2時間だったり。
時間に対してみんながシビアで、遅れは許されません。

今回の日本の帰国では、たくさんの友人が会ってくれましたが、
マラウイ人のように1,2時間遅れる人はいませんでした。(当たり前か。笑)


それよりも、待ち合わせ時間から5分すぎたら、メールしたりLINEしたり、
状況を共有する姿にびっくりしました。(当たり前か。笑)


皆が携帯を当たり前に持っていて連絡が取り合えたり、
また電車が10分おきに出ても事故が起こらなかったり、

そんなハイテクノロジーが社会に浸透しているからこそ、ちゃんと時間管理できる社会があるんだなと思いました。



マラウイでは、1,2時間遅れるは当たり前。
それ以上にドタキャンを連絡してこないことだってあります。

でもそれは、きっと全員が携帯電話を持っているわけじゃなくて連絡するのが当たり前でなかったり、
時間を守ることが共通認識じゃなかったり。


そんな社会の前提に影響されて、マラウイ人は時間を守らない国民になったんだなあと思いました。


マラウイ人に時間を守れっていうのは、日本文化の押し付けなのかもしれません。



日本も生産性を上げるために時間を守ることは大事ですが、
たまには時計を見ずに大切な人と時を過ごすのも大切ですよね。


「しっかりした人でいなきゃ」という意識が強い(個人が独立した社会)

日本で生活していると、みんながしっかりしていて、常識があることに驚きます。
教育レベルが高く、個人が独立した社会である所以かもしれません。


逆にいうと、「しっかりした人でいないといけない」という意識が社会の根底にある気がします。


例えば、今回の旅行でマラウイに帰るとき。
20kg以上の重い荷物(中身はほぼ日本食)を友人の家から成田空港に運んだ時がありました。

ありえないくらい重くて、電車に乗ったり、階段を登ったりするのも一苦労。(東京の駅って意外にエレベーターないよね)

この時マラウイ感覚がついつい出て「誰か運んでくれんかなー」と期待して、

横を通り過ぎるサラリーマンにすがりつく目をしてみたり、
自転車を押す人に「自転車貸してください!」って言おうと考えたり、
キヨスクに置いてある荷台を借りちゃおうかなと思ったりしました。

でも当たり前だけど、これやったら完全不審者ですよね。
知らない人から「自転車かしてください」って言われたらビビるわ。


重すぎる荷物を運んでるのは自己責任。自分が処理しなきゃいけない。
(重い荷物は空港に事前に荷物送るべきだよね、って)
って思った時、

日本社会は、「完璧」や「人としての普通」を求めるんだな〜と感じました。


例えばこれがマラウイなら、自分が持てない荷物を運んでるひとは、
当たり前に他の人の手を借りれます。

私がドラム缶をバスで運んだ時は、ドラム缶をバスの天井上に乗せてくれたり。
重そうな炭を自転車で運ぶおっちゃんは、関係ない村人に自転車を支えてもらったり。


重い荷物を前に、困ってる人は見たことがないです。


マラウイは日本みたいに郵送などサービスがあふれてなく、自分たちでどうにかしなきゃいけないからこそ、
お互い助け合う文化があります。

「自分のせいでしょ。自分でなんとかしなよ。」と切り捨てない。


みんなが完璧に生きれないからこそ、支え合う心の豊かさのようなものがあるのかもしれません。


逆に日本は一人で生きられるくらい
サービスが発達したり、教育が行き届いてたりしているからこそ、
出来ない人に対して冷たいのかもしれません。







以上、日本の不思議なところでした!

両方の国に行ってみて、「どっちが良くて、どっちが正しい」という答えは出せないなあと思いました。

日本にもマラウイにも良い所はあるし、どうしようもない所もある。

ただ言えるのは、みんなが各国の環境で、必死に生きているということ。

日本・マラウイが平等な立ち位置で、お互いに足りないところを教えあえたらいいのに!




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