
アフリカはもちろん、アジア・中南米なども含め、途上国での仕事は大変とよく聞きませんか?
「なんで、こんなに新興国・途上国とのビジネスは上手くいかないの?」
「書類を送るだけなのに、なんでこんなに時間がかかるの?」
効率悪くなる理由は、ずはりインフラと国民性。(だと思ってます)
どう効率が悪いのか、なぜ効率が悪くなるのか。
どう効率が悪いのか、なぜ効率が悪くなるのか。
そこで今日は、ある一日の活動から、途上国で働く大変さをまとめてみます!
□ある非効率な一日
先週の午後、笑っちゃうくらい仕事の効率悪かったときがありました。
その日、やるべきタスクは3つ。
①JICA提出の書類印刷
午前に急にきて、JICA提出なので何とか終わらせたいタスク
②村人の銀行口座開設のアシスタントをすること
前の日の夜、急に同僚から電話がかかってきて頼まれたタスク
そもそも同僚がいないと自分だけじゃできない
電話で「私わからないんだけど」と同僚に伝えたけど、「頑張って」といわれてしまった
③14時から村に行くこと
朝、オフィスに行ったときに上司から「今日は村行くからね」と聞いた
午前に急にきて、JICA提出なので何とか終わらせたいタスク
②村人の銀行口座開設のアシスタントをすること
前の日の夜、急に同僚から電話がかかってきて頼まれたタスク
そもそも同僚がいないと自分だけじゃできない
電話で「私わからないんだけど」と同僚に伝えたけど、「頑張って」といわれてしまった
③14時から村に行くこと
朝、オフィスに行ったときに上司から「今日は村行くからね」と聞いた
マラウイでは突然仕事が来るのがしょっちゅう。
前から予約していたのに、お葬式や悪天候、その他諸々の理由でなくなったり。
かと思えば、当日急にお偉いさんが来ることが決まったり。
1週間前に予定なんか、たてられるはずありません。
3つの予定も例外ではなく、前日や当日に入ってきたのでした。
仕事がたくさんあるとき、日本では優先順位を考慮して計画を立てることが大事ですよね。
ということで日本のやり方で、優先順位を考え、全部やるため早めにお昼を切り上げることにしました。
お昼をかき込み、まず①JICA提出の書類を印刷しにオフィスへ行くことに。
家から歩いて10分、暑い日差しの中を歩いてオフィスに到着。
しかし、なんとタイミング悪く停電!
(もしかしたらオフィスの電気代がチャージされてなかっただけかも)
印刷はできず・・・
ちょっとへこたれましたが、これくらいで動揺してはいけない。
1年マラウイで生活して学びました。
早々に印刷は諦めて、②村人に会うことにしました。
□焦ってくれない村人
お昼前に聞いた話では、村人たちは村から町にバスで向かっているとのこと。
14時から村に行くので、空いている時間が1時間半くらいしかないため、少し焦ってました。
とりあえず、村人に電話。
村人:「町に着いたけどレストランでお昼食べてるから、もうちょっとしたらオフィスいくよ」
私:「さっきも言ったけど、わたし14時から村行くから急いでるんだ。私がそっちいこうか?」
村人:「ん~別にいいよ!ちょっと待って。お昼食べたらすぐ行くね」
私:(ええ?村行くから待てないんだけど…まあどうせ上司も遅れてくるからいいか)
村人に次の予定があって焦っていることを伝えたのですが、うまく理解してもらえません。
焦りが伝わらないのは、感覚の違いの問題なのか・・。
しょうがないので、オフィスで村人がご飯を食べ終わるのを待つことにしました。
□事前に言ってほしいよ
オフィスで村人を待ってると、一緒に村に行く予定の上司から電話が。
このとき、上司と村に行く約束をしていた時間の10分前でした。
上司:「村にはバイクで行くから、オフィスにバイク乗ってきてね」
私:(えー!直前に言うなよ〜。バイク家に置いてきちゃったよ・・・)
文句を言っていてもしょうがないので、もう一度バイクを取りに家へ。
バイクに乗るために、再度服を着替え。
バイクのコンディションをチェックして。
バイクでオフィスに向かいました。
こんな風に、直前の急な連絡はしょっちゅうあります。
仕事がたくさんあるとき、日本では優先順位を考慮して計画を立てることが大事ですよね。
ということで日本のやり方で、優先順位を考え、全部やるため早めにお昼を切り上げることにしました。
お昼をかき込み、まず①JICA提出の書類を印刷しにオフィスへ行くことに。
家から歩いて10分、暑い日差しの中を歩いてオフィスに到着。
しかし、なんとタイミング悪く停電!
(もしかしたらオフィスの電気代がチャージされてなかっただけかも)
印刷はできず・・・
ちょっとへこたれましたが、これくらいで動揺してはいけない。
1年マラウイで生活して学びました。
早々に印刷は諦めて、②村人に会うことにしました。
□焦ってくれない村人
お昼前に聞いた話では、村人たちは村から町にバスで向かっているとのこと。
14時から村に行くので、空いている時間が1時間半くらいしかないため、少し焦ってました。
とりあえず、村人に電話。
村人:「町に着いたけどレストランでお昼食べてるから、もうちょっとしたらオフィスいくよ」
私:「さっきも言ったけど、わたし14時から村行くから急いでるんだ。私がそっちいこうか?」
村人:「ん~別にいいよ!ちょっと待って。お昼食べたらすぐ行くね」
私:(ええ?村行くから待てないんだけど…まあどうせ上司も遅れてくるからいいか)
村人に次の予定があって焦っていることを伝えたのですが、うまく理解してもらえません。
焦りが伝わらないのは、感覚の違いの問題なのか・・。
しょうがないので、オフィスで村人がご飯を食べ終わるのを待つことにしました。
□事前に言ってほしいよ
オフィスで村人を待ってると、一緒に村に行く予定の上司から電話が。
このとき、上司と村に行く約束をしていた時間の10分前でした。
上司:「村にはバイクで行くから、オフィスにバイク乗ってきてね」
私:(えー!直前に言うなよ〜。バイク家に置いてきちゃったよ・・・)
文句を言っていてもしょうがないので、もう一度バイクを取りに家へ。
バイクに乗るために、再度服を着替え。
バイクのコンディションをチェックして。
バイクでオフィスに向かいました。
こんな風に、直前の急な連絡はしょっちゅうあります。
前もって言ってくれたら準備できたものが、直前なので対応できない。
仕事を予想し事前に準備する、って意識があまりないのかもしれません。
(全てがゆっくりで、誰も怒らないので。)
ちょっとイライラしながら、オフィスに到着。
この日はラッキー。
再び着いたところで、タイミングよく②の村人がちょうどオフィスに来ました。
他のオフィサーに協力してもらって、銀行口座開設を説明。
無事、②の仕事が終了!
そして、この時、またまたタイミングよく電気が復旧。
(半日以上、復旧しないこともよくあります)
無事、①書類印刷も完了!
全ては偶然。
計画性、なんて言葉は皆無。
むしろ自分が計画を持って行動していたら、損してイライラしちゃう。
多くのことは偶然が重なってうまくいきます。
□あるべきものがない不便さ
無事2つのタスクが終わった後、
すっきりして③上司が来てバイクで一緒に村へ…
私:(①も②もうまくタスク完了したし、あとは③だけだ~!
いろいろあったけど、全部できそうでよかったな)
上司:「よし村行こう!でも、その前にガソリンがないからガソリンスタンド寄らせてね」
一緒にバイクで村に向かう前に、上司はガソリンがないといい、一緒にガソリンスタンドへ。
だけど、ガソリンスタンドになぜかガソリンがない
2つめのガソリンスタンドに行きましたが、そこにも何故かガソリンがない・・・
私:(ガソリンスタンドなのに、ガソリンがないってナンデ?)
私の任地は小さくてガソリンスタンドが2軒しかありません。
つまり、その時点でガソリンを入手する手段がない・・
上司:「ガソリンがないと村に行けないね・・。今日はあきらめよう。」
他のオフィサーに協力してもらって、銀行口座開設を説明。
無事、②の仕事が終了!
そして、この時、またまたタイミングよく電気が復旧。
(半日以上、復旧しないこともよくあります)
無事、①書類印刷も完了!
全ては偶然。
計画性、なんて言葉は皆無。
むしろ自分が計画を持って行動していたら、損してイライラしちゃう。
多くのことは偶然が重なってうまくいきます。
□あるべきものがない不便さ
無事2つのタスクが終わった後、
すっきりして③上司が来てバイクで一緒に村へ…
私:(①も②もうまくタスク完了したし、あとは③だけだ~!
いろいろあったけど、全部できそうでよかったな)
上司:「よし村行こう!でも、その前にガソリンがないからガソリンスタンド寄らせてね」
一緒にバイクで村に向かう前に、上司はガソリンがないといい、一緒にガソリンスタンドへ。
だけど、ガソリンスタンドになぜかガソリンがない
2つめのガソリンスタンドに行きましたが、そこにも何故かガソリンがない・・・
私:(ガソリンスタンドなのに、ガソリンがないってナンデ?)
私の任地は小さくてガソリンスタンドが2軒しかありません。
つまり、その時点でガソリンを入手する手段がない・・
上司:「ガソリンがないと村に行けないね・・。今日はあきらめよう。」
結局、燃料を補給できず。足がないので村に行く事は諦めざるを得ませんでした。
ということで、2時に村に行くために①と②の予定を焦って終わらせたわけですが、
なぜか、村行きは中止。全然予定になかったワークショップに参加する事になりましたとさ
(ワークショップの間、すこしイライラしてました・・笑)
こんな感じで、毎日働いています。
無駄にオフィスと家を往復したり。
無駄に着替えたり、荷物もってっちゃったり。
無駄にお昼を早く食べたり。
無駄に焦ったり。
むだむだむだが多い・・・
一日を振り返ってみると、
・停電やガソリンなどの基本的インフラの不十分さ
・マラウイ人のおおらかな(てきとうな)国民性
この2つのせいで、仕事が非効率になっています。
インフラが不安定だから、マラウイ人が効率的に働けないのは、しょうがないといえばしょうがない。
でも、マラウイ人が効率的に働かないから、
ガソリンがうまく運ばれずガソリンがなかったり、道路は壊れても直されなくて物流が悪くなったり、
彼らの働き方がてきとうなので、インフラもてきとうになる面は少なからずあると思います。
例えば、数か月前大雨で道路が崩れたんですが、ずっと直されず放置されています。
このせいで任地への物流網が悪くなり、牛乳などの品物が届きにくくなっているんです。
直さないのは予算がないからなのか。
テキトウでどうでもいいと思っているのか。
要は、不安定なインフラとマラウイ人のてきとうな働き方の悪循環。
途上国のビジネスで大変なのは、相手に生産性を求めることができないこと。
日本の生産性を追求する忙しい働き方とは全く違う、他の次元でマラウイの社会は動いています。
お昼早めたのに…とか色々モヤモヤするけど、イライラしても本当しょうがない。
誰かに不満を言ってみても、日本の働き方を知らないマラウイ人には理解してもらいにくい。
途上国で働く、また途上国とのビジネスでたやり取りする人は、一度効率性を忘れるべし!
計画通りうまく行くことなんて滅多にないし、現地目線でノラリクラリがちょうど良いかもしれないです。
実際は日本と途上国のはざまに挟まれて、大変だと思いますけど・・!
途上国で働く大変さをもっと知りたい方はこちら!(途上国で働くってどんな感じ?-協力隊の職場を紹介します!-)
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