マズカバンジー!
(マラウイの共通語チェワ語で"How are you?")

 

 

「アフリカ・マラウイで健康を維持するのは、活動と同じくらい大切。」


そんな言葉を、よく
JICAの方から聞きます。


 

本当にそう。健康は大事!


 

ちょっとした傷が膿んだり。

日本では余裕だったのに、徹夜をしただけで熱がでたり。


 

日本では「いけるでしょ!」と気合いでなんとかできたことが、

マラウイでは気合いは病気につながりやすいなあと、実感します。

(なんでだろう。気候のせい?日本にはいない微生物やウイルスがいるから?)

 

 

ということで、今日は病気のお話。

微熱の中、おかゆ作りながら書いてます。笑

 

 

「あれ?マラリアになった?」

今日は日曜日。オフィスに行かなくてもいい。

ということで、ゆったりとした朝を過ごしてたのですが、なぜか体が熱い。

 

熱を測ってみると37

「最近寒くなってきたから、風邪かな〜」

最初はそんな風に思っていましたが、熱はだんだん急上昇。

 

むりに朝食を食べたら、普段平熱35.5度の体温が38.3 度までになりました。

「あれれれ

 

頭痛に関節痛・悪寒で、結構きつい。

とりあえず寝てみるものの、熱は下がらない

 

「これは、もしかしたらアレか。」

 

マラウイでは、熱がでたらまずマラリアを疑うこと!

外国人が病院にいったら、医者はすぐにマラリアの薬をくれるくらい。

 

こんかいの症状がマラリアのケースとほとんど一緒なので、焦りました。

 

 
1週間から4週間ほどの潜伏期間をおいて、発熱、寒気、頭痛、嘔吐、関節痛、筋肉痛などの症状が出ます。


マラリアには4種類(熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、四日熱マラリア、卵形マラリア)あります。その中でも、熱帯熱マラリアは発症から24時間以内に治療しないと重症化し、しばしば死に至ります。脳症、腎症、肺水腫、出血傾向、重症貧血など、さまざまな合併症がみられます。

海外旅行と病気.org /マラリア)

 


早く検査しないと・・。

 

マラリアは薬を飲めば治る病気ですが、対策が遅れると命取りになります。

原因不明の熱がでたら、早めの検査が大切です。

 

ドキドキのマラリア検査!


マラリアクイックテストと呼ばれる、マラリアかどうかを検査できる簡易キットがあります。
IMG_6279
SD Malaria Ag P.f/Pan(SD マラリアクイックテスト)


マラウイでは全ての協力隊員に配られています。

一般の人も、マラウイの薬局に行けば手に入ります。

 

やり方は簡単。

まずは針を指にさして(ちょっと痛い泣) 、血を採取。

 


その血をキットの丸い穴のほうにいれる。

その次に、四角い穴の方に付属の検査液をいれる。


 

15分待つと、検査液と血液が混じり、結果が現れます。


 

・・・ちなみに、私の結果は

「陰性(マラリアにかかっていない) 」でした!

 

結果の見方は、PanやP.fに線が出たら陽性( マラリアにかかってる)

PanやP.fに線が出なくて、Cのみに線が出たら陰性( マラリアにかかっていない)

 怖かったので、念のため2回検査しましたが、両方とも陰性。

最近、蚊に刺されていて本当に心配だったから、よかったよかった~。

私が住んでいるコタコタは水辺があって暑い、蚊の多い地域。

毎日5か所以上刺されて、足には20か所以上跡があります。。
 

蚊のせいで最近の足は斑点だらけ


 

無事次の日は熱も下がって、何事もなく過ごせましたとさ。

原因不明の熱ですが、マラリアじゃなくて本当に一安心。

 

今回は大丈夫でしたが、今後も気をつけてマラウイ生活送らないと!


マラウイ人にとってのマラリアって?

マラリアについて、今回改めて考えるきっかけになったんですが、
現地のマラウイ人にとっては、マラリアはどんな存在なんでしょう?


一度、村で仲良くしてもらっている人に聞いたことがありました。

  私:「マラリアにかかったことある?」

  村人:「もちろん何度もあるよ!でも薬を飲んだら治るし大丈夫!」


そういった声は、いろいろなマラウイ人から聞きます。
マラリアなのに仕事に出てくる同僚もいるくらい。

人によっては4回5回もかかったことがあるくらい、彼らにとっては日常的な病気。

でも、彼らはあまり気にしませんが、マラリアで亡くなっている人が大勢いるのも事実。

 マラウイでは、マラリアが主要疾患の第1位で、病院の外来患者の33パーセント、入院している5歳未満児の40パーセントがマラリア患者であり、その30パーセントが死に至っています(1999)。

ODA見える化サイト マラリア対策計画)


この間村に行ったとき、知り合いのお母さんの子供がマラリアにかかっていました。


  お母さん:「子供がマラリアになったから、病院に行って来たのよ~」

  私:「そうなんだ!(汗)だいじょうぶだった?」

  お母さん:「薬をもらったから大丈夫よ。これからマーケットでパナドール(解熱薬)買ってくるわ!」


病院で支給されるマラリアの薬
IMG_3268


見せてもらった病院で支給されるマラリアの薬は、
文字が読めない人のために用法容量が分かりやすいように、絵で書いてありました。

医者がいない地方の小さな病院でしたが(私の住む町の中心まで30-40km)、
マラリアの薬があると聞いてとりあえず一安心。


マラリアは、外国人の私たちには予防手段がありますが、
現地のマラウイ人に、予防薬を買うお金はありません。

蚊帳をかうお金がない家もけっこうあるくらいです。
(蚊帳を買う余裕はあっても、文化的に使う慣習がない?)    

薬を買うお金は、もともと収入が少ない彼らにとっては大きな負担になるはず・・。


マラウイからマラリアがなくなる日が来るなんて、今の経済や衛生環境を考えると想像もできませんが、
マラリアでの死亡率はどうにか下がってほしい。

今回の自分の経験は、マラウイの医療環境について考える良いきっかけになりました。    



 

マラリア流行地域に行くひとは必見。マラリア対策にはこれ!

そんな怖いマラリアには、対策が肝心!

 

今回私が使ったマラリア検査キットを含めて、いろいろな対策があります。

(青年海外協力隊で途上国に行く方は、JICAの対策は以下のようにしっかりしてるので心配不要です!)


そもそもマラリアとは・・

ハマダラカという蚊を媒介し、
発症すると、発熱と悪寒を伴い40度近くまで熱があがる。
症状が風邪に似ているので、マラリア拡散地域では、熱が出た際にはマラリアを疑うのが良し。

熱帯熱マラリアの場合、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛、時に悪心、嘔吐、下痢、咳などを伴い、
致死的な経過をたどりやすい熱帯熱マラリアでは死亡することがある。

予防薬やワクチンによって、対処が可能。   



ちなみにマラリアは、以下の地域に流行しています。。
アフリカ、南米、パプアニューギニアが有名な流行地域ですね。

img39
参照:厚生労働省検疫所FORTHホームページ

JICAから支給されてもいる、マラウイ対策セットはこれ!

・メフロキン
  

マラリアの予防薬。週1回のペースで服用します。
JICAでは、対象地域に派遣される隊員にこの予防薬を配っています。    

これを飲んでいると、マラリアにかかる確率は急激に下がります。
(飲んでいる隊員は、まったくマラリアにかかっていないというJICAの情報があったくらい)

メフロキンについてはこちら!(ANTIBIOTEC-BOOKS 抗菌薬インターネットブック)   


 

・マラリアクイックテスト  


予防薬があっても、「もしかしたら、マラリアかも?」という時があります。

そんなとき、マラリアかどうか確かめる薬がこちら。

今回使用したマラリア検査キットです。
病院に行っても検査はできますが、病院が近くにない、病院が空いている時間まで待たなくてもいいというときに便利です。

マラウイではローカルの薬局でも結構売っています!
(ただし、有効期限が過ぎていないか確認するのが大事。笑)
詳しくは、SD マラリアクイックテスト

・ロナート(LONART)

検査してみたら、陽性だった!

そんな万が一マラリアになったとき、マラリアをやっつける薬。


処方が少し難しいので、個人では対処しない方が良いですが、
病院に簡単に行けない地域にいる人は、手元にあった方がいいかもしれません。
(飲む時間が決まっていて、用法を守らないと効果がないらしいです。)

協力隊員も整った病院が近くにない地域に住んでいる人が多いので、マラウイでは念のため支給されています。
インド製で、マラリア流行地域で一般的に使用されているようです。

ご参照:NIGERIA Drog & Devices Database (http://rxnigeria.com/items?task=view&id=146)

・パナドール(アセトアミノフェン)
マラリア(デング熱の時も)になったときは、普通の鎮静解熱剤は飲んではいけません。
(普通の鎮静解熱剤は、アスピリンなど血小板の働きを妨げる作用があり、出血傾向を助長するから。)


発熱に対しては,アセトアミノフェンが含まれた薬で対処するのが一番。
マラウイではこのパナドールが一番有名です!

参照:外務省 世界の医療事情

□蚊予防におススメな4つの対策mushiyoke
でも、当たり前ですが、そもそもは蚊に刺されることを予防したほうが良いです!

私の足みたいになる前に、こんな対策をした方がいいです。
   

①長袖・長ズボンを着る。色の濃い服は避ける。

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長袖・長ズボンを着、できるだけ皮膚を出さないことがベター。
熱い地域で長袖・長ズボンは辛いですが、特に蚊が多いところに行くなら皮膚は隠すべし。

また、黒や紺など濃い色に蚊は集まりやすいので、避けるのがベスト。



②蚊帳を使う

寝るとき、部屋でゆっくりするときは蚊帳を使うのがベター。
スプレーでも絶対防げない蚊から、体全体を守れます。

蚊帳を使う時には、破れていないか、ちゃんと隙間がないか確認すること。

ちなみに私が使っているのはこちらの蚊帳!

・住友化学株式会社が発明した「オリセット®ネット」。
 防虫剤が練りこんである優れもの。UNICEFを通して、世界中に配られています。
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・テント式の蚊帳!マラウイで購入。安心感があります。



③明け方・夕方の外出を避ける


蚊が出やすくなる、明け方と夕方の外出を避けるのがベター。
たしかに私の任地でも、明け方や夕方はイキナリ蚊が増加します。

この時間は窓やドアを開けっぱなしにしないことも重要です。



④蚊対策スプレーを使う

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最後は蚊対策の薬品。
日本製のスプレーや蚊取り線香は、マラウイでけっこう効きます!

日本から持ってくるのがベストだと思いますが、持ってこれない人は現地でも買えるので何かしら準備しましょう。



(おまけ)アフリカにこの蚊対策グッツは持っていけ!

暮らしてみて分かった、現地でほしくなる日本製の蚊対策グッツはこれ。


①ワンプッシュ蚊取りスプレー 部屋用(電気不要タイプ)



押すだけで、一部屋まるごと蚊を除去してくれます。マラウイの蚊にも効果抜群!
スプレー式でなく、電気・電池もいならいので便利。

実際協力隊の先輩も使ってるます!(私もいま日本から送ってもらっています。)




②蚊取り線香



日本の蚊取り線香もマラウイではけっこう効きます!
マラウイに中国系の蚊取り線香も売っていますが、湿気ってすぐに火が消える粗悪品・・。

日本の蚊取り線香を持っていくと、現地の粗悪品にイライラしなくていいかもしれません。


流行地域に行く方は、ぜひしっかり準備して楽しい旅行をしてください!



   


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