イギリス留学中のさちこです!
まとまって記事書く時間ないってことから、日頃思ってること、適当に、どんどん記事化してこうと思ってます。笑
でも出来るだけ面白い、読みやすい文章書けるようになりたい!
□リーディング中の思考停止
ある日リーディング読んでて聞いてて、ふと思った。
「IMFの歴史とか、〇〇学者が□□言ったって、どう現場に繋がるんだ〜。」(ただリーディングから逃げたいだけ笑)
〔リーディングが頭に入らなくなる〕
😑😑😑
「それより、途上国に必要なのは、結局やる気ある人材なんじゃないの?!特に若い世代!」
🤔
こんな風によくリーディング中に、マラウイにフラッシュバックすることがある。笑
(日本のこと考えるよりもマラウイにフラッシュバックするときが多いかも😅)
今回はそのモヤモヤをお届けしたい。
(話のベースはマラウイになっていることご了承ください)
□大事なのは人材育成?
マラウイにいた時、マラウイ農村部の若者団体VOYOという団体を支援していた。
代表の若者はやる気ある人で、私のところに何度もアプローチしに来てくれた。

詳しくはこの記事!
アフリカ・マラウイ 農村の幼稚園プロジェクト! ー幼稚園運営に翻弄する若者たちー
http://sacchiko555.tokyo/archives/9169060.html
この団体のリーダーは、親の資金不足が原因で中高学校中退してて定期的な仕事もなかったけど、人一倍「地域のことを考えていて」「実際に周りを巻き込んで行動する」凄い人だった。
彼と活動する経験を通じて、
2年間マラウイにいてずっと「マラウイが発展しないのはなんでなんだろう…」って悩んでたけど、
最後の出た結論は「人材不足」だった。
日本で地域おこしをするときに、人材がネックになるように、
アフリカの地域開発も、
【田舎のことを一番大切に考えて】
【現場目線で】
【実際に行動する】
って人が少ないのが問題に思う。
VOYOのリーダーみたいな熱い行動力のある人は少ないし、居ても大概日の目をみるようなポジションにはつけていない。(マラウイは、貧困がそのまま学歴になって、資金や学歴がないとキャリアを積むのが難しいから)
中高校を出た人や資金がある人は、大概地域の外に出て行って、人材が流出する。
そして、やる気のある村の人は、大概発言力のあるポジションにつけず、スキル不足で、資金がないので、効率よく地域を変えていけない。
もちろん、
国際機関や省庁や政府の人も、村の発展を考えてる。
例えば、私が働いてた政府機関は県庁のコミュニティ開発局で、地域の発展を一番に考える(べき)部署。
マラウイの現状を自分の頭で捉えて、どうにかしようとしている人が多かった。
でも、一番村の発展を考えてる人って、そこに住んでる当事者の村人だった。
逆に政府のオフィサーは村(現場)に住む当事者じゃないからこそ、一歩引いた無責任な行動をしてしまうこともあった。(私も含め)
結局は、多くの人が(私含めて)、自分のキャリアと待遇は大事で。
自分の人生を犠牲にしてまで、ナイチンゲールみたいに他の人のために働ける人ってそうそういない。(収入0で結婚もできないで自分の家族を犠牲にして、アフリカの人のたちのために一生働くってきっとできない😱 )
そんな様子だから、村の人材育成って、注目されないテーマだけど、本当に大事だと思う。
□大規模な支援の弱点
トリクルダウンは失敗するっていう説。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/トリクルダウン理論 (Wikiでごめんね)
大規模に上(政治)からお金ばらまいても、結局地域(特に底辺)にいる人には、あまりお金は回らない。
国によって多少の違いはあれど、
お金が中央から地方に降りてくる過程で、色々な名目でお金が消え去ってる。
政府が汚職で塗れてる所は特に!
マラウイがまさにそうだった。
※ぼやき1 : まあ、もともとマラウイ政府の仕事も、給与が低くて未払いもしょっちゅう起こる環境だから、お金が政府のオフィサー(中高所得者層)にばら撒かれるのも良いことなのかも。政府に一定のいい人材が集まるし、経済活性化するから。
低所得者層のために予算が組まれているのに得するのは中高所得層っておかしいし、貧富の格差は拡大しそうけどね。
そして、国連や世界銀行やJICAが行ってる援助も、完璧とは言えない。
※ ぼやき2: 彼らがプロジェクトを途上国で行うときは、必ず途上国政府を通す仕組みがある。(外交だから当たり前だけど) その過程で政府の上から予算がなくなってく。いろんな欠点があるよね。
マラウイの村人が話した大規模な支援についての意見が、どうしても忘れられない。
「私は国際機関が好きじゃない。
彼らは、結局政府にお金をばらまいてるだけだ。国際機関は行政官に交通費支給という名の無駄金ばかり渡して、私たちには全然お金が降りてこない。」
「それよりも私たちと一緒に働いてくれる、私たちの声を聞いてくれる、ローカルNGOを信頼してる」と。
そう発言したのは、地域をまとめていて知識も高い、農家のリーダー。みんなに尊敬されてる地域のトップがそういうんだから、実際そう思っている村人は多いんだろう。
その意見を聞いた時はショックだったけど、彼らと同じ目線に立つと、本当に納得できる一言だった。
こんな風に村人が思ってることに対して、マラウイの国際機関の人はどう思ってるんだろう。
NGOの援助が完璧とも思わないけど、何にしたってウラオモテがある。
□日本の地域復興とマラウイの地域復興って、仕組みは一緒なんじゃない?

「アフリカ」って名前で、「経済開発だ、国際協力だ!」って特別視しがちだけど、
結局【地域を栄させる】という点では、復興に必要なポイントは似てると思う。
◯考えるべきポイント
-優柔な人材をどうやって地方に集めるか
-やる気ある村人を、どう持ち上げていって、村をよくする活動に参加してもらうか。
この辺が解決できれば、自動的にやる気ある現地人が、現地を巻き込んでいって、地域が栄える。
やる気ある、特に村で育って村のことを大事に考えてる現地の人々(特に若者)を、育てることが大事なんだと思う。
途上国も先進国も、地域の発展に大切なポイントはきっと一緒。
アフリカだからって、特別視しすぎる必要ない。
□私が村を離れた後に起こったこと
嬉しいことに、私が離れた後も、この若者団体はどんどん進化してた。
隊員時に、沢山の日本人をマラウイの若者団体VOYOと繋いだ。私が去った今、次はその日本人達が支援してくれてる。
1) 繋いだ優秀な日本人学生が企画したDream Campという地元の優秀な学生支援プロジェクト。そこに参加してた地元の学生が、いまは逆にVOYOに加わってくれて、組織強化が図れている。
2) 筑波大学の学生達が、私が去った後にVOYOに来てくれて、一緒に問題解決を図ってくれてる。
3) 2年前には貧乏で携帯も持ってなかったVOYOの代表の若者は、たくさんの日本人に触れる中で刺激を受けて、今スマートフォンをどうにか手に入れた。
いまは、自分でインターネット代を払って、私にWhatappで連絡してくれるまでになってる。
大きな変化は、人と人との繋がりから起こる。その人の繋がりで、現地の人の考え方の変化とスキルアップが起こる。
VOYO代表の若者がイギリスにいる私と連絡がとれる様になったことで、イギリスからでも彼らとプロジェクトできそう。
学生のうちに、何かしていきたい。こうやって繋いでいきたい。
やる気ある村人を、どう持ち上げていって、村をよくする活動に参加してもらうか。
今大学院で学んでるのは経済理論とかIMFとかでっかいテーマばかり。
でも、ローカルレベルのことも大事なんじゃないか、確実な効果を発揮するんじゃないかなと思う、もやもやする日々です。
でももちろん、現場もの視点もアカデミアの視点も、両方大事。
きっと私が経験を通じて思ったことを、理論的に説明できるようになるために、今リーディングしてるんですよね。🤔
固定概念取っ払って、いろんなことイギリスで吸収していきたい!
まとまりない内容読んでくれてありがとう!
来週は初めてのエッセイ提出!こんなの書いてる場合でないかも。笑 がんばりま!w
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コメント
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若い頃の自分自身の思い出が蘇り、やる気が出てきました☆