アフリカでのビジネスを通じた国際開発について発信する原祥子(はらさちこ)のブログ。
大学時代はBOPビジネスを研究し、その後富士通株式会社で約3年法人営業。「人生は一回しかない!」と本当に好きなことを追い続ける人生覚悟で、青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ。炭ビジネスを立ち上げ、村人の収入向上活動に2年間従事。その後、サセックス大学院IDS(英)で途上国ビジネスを学ぶ。

青年海外協力隊の経験、イギリス大学院での学び、ICTを使った国際開発、アフリカでのビジネスを使った開発などを綴ります。

好きなものは、バックパッカーとヨガとミスチル♪(バックパッカー27か国、海外滞在4か国4年)
Afri-Quest.com,The Povertist-途上国の貧困と開発を深堀するオンラインマガジン-でライターもやっています!

国際協力

マズカバンジ―!(マラウイの言葉で”How are you?”)

みなさん、こんにちはー!
現在、サセックス大学留学中のさちこです!

今回は、私が現在実施している【村と幼稚園のための収入改善プロジェクト】(2019年4月ー5月)について、お話します!


□プロジェクトで実現したいこと
クラウドファンディング3

【マラウイのコタコタ県にある幼稚園運営のための安定的な資金を作るため、村でプリントビジネス屋さんを開業したい!】

海外協力隊の2年間の経験、イギリス大学院での勉強を通して、
「アフリカの農村を変えるのは、現地の若者だ!」と信じるようになりました。


自分事で動ける、やる気溢れる現地の若者を支援したい。増やしたい。
そんな想いから、このプロジェクトはスタートしました。

彼が運営する村の幼稚園は、他のほとんどのマラウイの幼稚園同様、ボランティアで運営しています。

幼稚園の先生やスタッフは無償ボランティア。
毎朝子供達に出している朝ごはんのおかゆや、建物の管理費、運営費はすべて村人のポケットマネー。
やる気ある村人が運営しているのに、資金不足で思うようにいきません。

そんな状況を改善すべく、村でプリントビジネス屋さんを開業することになりました。


□プロジェクトをやろうと思った理由
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このプロジェクトのきっかけは、「やる気あるアフリカの村の若者を応援するため」。

プロジェクト実施者のMaxcelさんは、私が海外協力隊で2年間一緒に活動していた若者。


出会いは突然・・。
マラウイ協力隊として活動していたとき、突然知らない人からの電話。
「絶対不審者だ・・!」最初はこう思いました。笑

クラウドファンディング1


電話番号を教えてなかったから、最初は不振すぎたけどよく話を聞いてみると、強い思いを持つちゃんとした若者。そうして、2年間一緒に幼稚園支援や映画祭の開催など、色々な活動をしました。

□強い思いを持つMaxcelさん

「村を変えたい!」と希望にあふれるMaxcelさん。

父親を若いころに無くし、家にお金がなく中高学校を中退・・

ですが、「村を変えたい!」という想いは変わらず、中退後に地元の若者クラブを設立。HIV支援や村に幼稚園づくりなど、村のために奔走していました。

詳細は以下ビデオ見てみて!


作:Kohei Hirota(@KoheiHirota1)

強い思いもあって、実行力があり、計算&スピーチなど能力も高い。

それなのに、中高学校中退だから、職に就けずない。
村を変えることができるようなポジションに就けない。資金がない。

こんな風に、社会を変えたい思いがあるのに、実現できない若者は村にいっぱいいました。


彼のような若者がマラウイの農村を救う!と思い始めたのは、
問題を抱える当事者じゃないとできない活動があると感じたから。

日本で地域おこしをするときに、人材がネックになるように、
アフリカの地域開発も、
【田舎のことを一番大切に考えて】
【現場目線で】
【実際に行動する】
って人が少ないのが問題に思います。


もちろん、国際機関や省庁や政府の人も、本当に国や農村の発展を考えています。
例えば、私が働いてた政府機関は県庁のコミュニティ開発局で、地域の発展を一番に考える(べき)部署。
マラウイの現状を自分の頭で捉えて、どうにかしようとしている人が多かったです。

でも、自分事として、村の発展を考えてる人って、そこに住んでる当事者の村人でした。

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コタコタ県の村の人々

問題を抱えている彼ら自身が、もっとイノベーションができるようになれば良いなと思ってます。
今回のプロジェクトは、「農村の人材育成」というアプローチです。

詳しい内容は途上国の地域開発に必要なことって何?- マラウイの現場とイギリスの大学院を通じて感じたもやもや- : 国際協力×ビジネスブログ から!
http://sacchiko555.tokyo/archives/34170581.html

□幼少教育の課題
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マラウイのコタコタ県ンパマンタ村の幼稚園。

地方都市コタコタ県の中心から、さらに20Km離れた所にある田舎にあります。

幼稚園は村の有志の若者で構成されるYouth Organaizaionが運営し、毎日約20-40名のMpamanta村にすむ子供たちが通っています。

幼少教育の課題は、政府の援助が0であるということ!
小学校以上の教育制度は政府の支援がありますが、幼少教育は政府からの支援が全然ありません。基本、村人やNGOが全国で幼稚園を運営しています。

幼稚園に通うメリットは、
①お母さんたちの育児への負担・時間軽減と経済的活動への促進
②子供たちが幼少より算数や英語・チェワ語に触れあうことによって小学校の退学率の軽減
③毎日スクールミール(ポリッジ)を提供することにより栄養改善


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ポリッジを食べる子供達

まだまだ支援が少ない幼稚園ですが、その数が増えることで教育分野、経済分野、ジェンダーなどさまざまな分野に影響を与えます。


□どんなビジネスを始めるのか
「そんな幼稚園を安定的に運営するため、ビジネスをしよう!」
これがMaxcelさんの長年の想いでした。

そんな相談を受けて、半年以上Maxcelさんと話し合って決まったのが、「プリントビジネス」をンパマンタ町に開くこと!

パン作り、灌漑施設を使った農業、日本へのバック販売など、いろいろと考えた結果、プリントビジネスがビジネスに決まりました。

プリントビジネスは、簡単に言うとA4プリントや写真プリントができるお店。
プリント屋のビジネスはマラウイ全土にあるもので、PCとプリンターがあれば始められる、小規模のイニシャルコストで始められるビジネスです。

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イメージ図

これに目を付けたのは、町の発展や人口の拡大に伴い、プリント屋の需要が拡大しているから。
同じ町にライバルとなるプリント屋は存在しないため、近隣の小学校やローカルNGOなどの法人を含めた顧客を吸収できるポテンシャルがあります。

またランニングコストは一定額必要なのは家賃と電気代のみであり、そのほかのコスト(インクと紙代)は顧客が増えれば必要になるため、授業がある分だけ支払えばよく、不必要なコストがかかりにくいリスクの少ないビジネス。

初期コストに必要な投資は約8万円。定職についていない村人には手が出せない金額。
そこで、その一部を、クラウドファンディングで集めています!


【資金の使い道】
初期コスト(パソコン代金、プリンター、インク、家賃)への投資代の一部


よろしくお願いします!!!



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マズカバンジー!!( マラウイの共通語チェワ語で"How are you?")


おひさしぶりです!!
日本に帰って来て3ヶ月目のさちこです!

久しぶりの日本。
最近は、日本の生活って便利なんですが、事あるごとに「あーマラウイ帰りたいなあ」「マラウイではこうだよなあ」って思うことが、良くあります。

逆カルチャーショックなんでしょうか?!😱笑

今年9月の大学院留学に向け、ぼちぼちと準備をしている日常です。
色々終わったら、ブログどんどん書きたいよー。

-大学院進学について
-協力隊→大学院というキャリア
-逆カルチャーショックについて

などなど、ネタが色々あるのに。



そんなこんなですが、取り急ぎイベントの告知します!笑

今度、来たる3月18日に「相互的なトークイベント・【イキザマガタリ】」でトークする事になりました。

このイベント、同時期ぐらいに商社を脱サラしてNPOを立ち上げたゆだまいが主催してます。

わたしの話はともかく、「教育」という熱い想いを持って、自分の考えをカタチにし続けている彼女の話はおススメです!(むしろ私が聞くの楽しみ♡)

わたしはというと、
-なんで協力隊に参加したか?
-協力隊に参加してどうだった?
-その後どうするねん

というようなコンテンツでお話させて頂きます。

ゆるーい雰囲気らしいので、初診でも大歓迎。
気が向いたら来てね〜♬🤗

Facebookイベントページ

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サラリーマンを辞め、NPOを立ち上げ、世界の若者とミュージカルをする旅に出た主催・ゆだまいが、
さまざまな人をゲストにお招きし、
生き様を聴き、共に語り、参加者のみなさまと一緒に生き方についてゆる〜く考える、相互的なトークイベント・【イキザマガタリ】。

記念すべき第1回のゲストは…
25歳で脱サラし、
青年海外協力隊でアフリカ・マラウイに行った、原 祥子さん。

*何故、青年海外協力隊への参加を決意したのか…!?
*現地での2年間で見たこと、感じたこととは…?!
*どうなる!?今後の生き様!

過去、今、そしてこれから…
聴きつつ、語りつつ、考えつつ、食べつつ…
素敵な時間を紡ぎたいと思います*

◆ゲストプロフィール
原 祥子(はら さちこ)
平成元年富山生まれ。小さい頃から外へ外へ憧れる冒険好きな性格だった。アラスカ写真家の星野道夫さんに憧れ、小さな頃の夢は戦場ジャーナリスト。大学での国際関係学の学びをきっかけにグローバルに完全ハマる。20カ国バックパッカー、途上国開発、アメリカ留学。卒業後は、先進国のビジネスを経験するため新卒でICTメーカーに入り、約3年営業を勤める。「やっぱり好きな事でお金を稼ぎたい。チャレンジしたい」と国際協力の世界に戻る決心をし、青年海外協力隊でアフリカ南部マラウイで2年間村人と一緒にビジネスに従事。今年1月帰国し、秋よりイギリス院進学予定。

中学生からの大切な言葉: ともかく具体的に動いてごらん 具体的に動けば具体的な答が出るから(みつを)
立命館大学国際関係学卒。

*ブログ*
東京OLアフリカへ-さちこ730日放浪記
http://sacchiko555.tokyo/
(AfriQuest, The Povertist ライター)

◆費用
おひとり3,000円
*築地で仕入れた食材でのお料理
*お飲物付き

◆〝イキザマガタリ〟とはー?
どんな人にもそれぞれの人生があり、
みんなが自分の人生の当事者。
主催のゆだまいが、ゲストおひとりおひとりの〝生き様〟を聴き、共に語る、トークイベント。参加者のみなさんと共に、他の人の生き様に触れ、自分の生き様をゆる〜りと考える、
そんな時間になればと想いを込めて。

◆主催者プロフィール
湯田 舞(ゆだ まい)
平成元年京都生まれ。大学時代に訪れたカンボジアでの、「ここでは勉強しないと仕事がない。」という言葉に衝撃を受け、教育に興味を持つ。開発教育、社会科教育、インクルーシブ教育等を学び中高社会科の教員免許を取得するも、社会を教える前に社会を知りたい!と、新卒で商社に入社。5年間の勤務を経て昨年2月に退職、在職中より開催していたSocial SalonをNPO法人化。
昨年7月〜12月の間、世界の100人の若者と共に世界を回る〝Up with People〟のプログラムに参加し、年末帰国。
モットーは、〝当たり前を、疑う〟。
早稲田大学教育学部卒。
NPO法人Social Salon代表理事。
人と社会の〝繋がり〟コーディネーター。

*ブログ*
《個人ブログ》
ゆだまいの〝みんな違ってみんないい〟。
http://jibun5to.blog.fc2.com/

LIKE JOB《専属ライター★》
http://parallel-career.info/category/workers-real/


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マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で"How are you?")

今日はマラウイの若者たちのお話。

先日、mHubと呼ばれる団体の場所で、サイエンスエキスポが開かれました。
ちなみに・・mHubはマラウイが抱える社会問題解決のためのテクノロジーを提供するやる気とモチベーションにあふれたITの企業家たちのコミュニケーションの場所。
"mHub is a vibrant community of IT enthusiasts who have the passion and motivation to provide
technology solutions to the challenges we face as a country"

mHub - Open Technology Space

エキスポの名前は「Africa Sicence week」

ルワンダ、セネガルなどアフリカ13カ国で行われた、サイエンスに特化したイベント。
ソフトウエア・ハードウエアを利用した新ビジネスの企画や、ICT分野で活躍する人の講演会、
子供向けプログラミング教室などなど。

Googleやジョンソンアンドジョンソンなどがスポンサーとして行われました。



Africa Science Week

ちなみにマラウイでは6月27日-30日の4日間で行われたのは、こんな内容

 6月27日:クリエイティブシンキングとワークショップデザイン
 6月28日:女性のためのデジタルスキル
 6月29日:ハードウェアプログラムのテクノロジーの発見
 6月30日:サイエンスとエンジニアのフェスティバル


□マラウイでハッカソン!若者たちが考えたアイディアはこれ!
活動の関係もあって、わたしが参加できたのは"6月29日:ハードウェアプログラムのテクノロジーの発見"の一日だけでしたが、その内容はとても面白いものでした!

参加者は様々。
大学生から、中卒だけどICT系のビジネスをしている人、留学生など。

みな洗練されてて、教養があり、グループワークもプレゼンも日本の大学生みたいでした。
村の人とは全く違った人材が集まってる様子でした。


テーマは「ハードウェア分野での新ビジネスを生み出すには」
新しいビジネスの考え方についてのプレゼンが行われました。

その後、グループに分かれて、新ビジネスを考えました。

[お題 : 未来のハードウェア]
・2030年のマラウイ。農業、医療、交通の3分野のどれかに関連する、
社会問題を解決するハードウェアを使った新ビジネスを考えよ!

こんなお題で、1時間のグループワークがスタート。
グループ6組、各グループ4-5人に別れ、話し合い。

わたしも声かけてもらって、グループに入れてもらいましたw
1年半ぶりのグループワークにドキドキ…笑

わたしのグループも含めて、出てきた新ビジネスのアイディアをご紹介しまーす!
現地に住んでいる人ならでは、の面白いアイディアが沢山ありましたよ~。


①交通事故を減らす魔法のチップ
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わたしのチームは、「交通」分野をすることに決定〜。
交通といっても、マラウイの交通問題はかなり幅広い。

  道路がボロボロ、車体もボロボロ、ドライバーの安全意識がかけすぎ、スピード出しすぎ、
  公共交通機関の制度が整ってない、詰め込めるだけ乗客と荷物を詰め込んじゃう…

最近出会った交通事故。路上でバスガス爆発してました
(無事、乗客は避難したので、被害者は0だったらしい)
現在でも交通事故が多いのに、マラウイは人口が急増中。
このままでは将来、交通事故や交通渋滞が国を挙げた大問題になることは避けられません。

そんな背景もあり、テーマは交通に。
交通の問題を話し合ってる中で、「交通事故への対処」に絞られてきました。

実はマラウイ、事故が起きたときに救急車・消防車・事故処理車・警察を呼べるシステムがないんです。
事故が起きたら、近くを通りかかった人が助け、
彼らが通りかかったミニバスや車を使って病院へ運びます。

事故した車は、そのまま数日放置されるか、
ドライバーがずっと車のそばについて、どうにかできるまで待ちます。
警察がどう事故処理するかについては謎です。(きっとなんの処理もされない)
そんな文化だから、きっとモブジャスティスが起きるんでしょうね…

そんな背景から、
彼らが考えたアイディアは「RARチップで交通事故対策!」
くるま

ミニバスなどの公共交通機関を中心に、車に特別なチップを取り付けるというもの。
このチップは、スピードメーター、ビデオカメラと連動しています。

チップによってできること…
・事故が起きたときに、車に搭載されたこのチップからスピード、事故の映像などのデータが自動的に警察に送られ、事故処理に使われます。
・事故がおきたことを近くの病院に伝え、救急車を呼びます。またチップと連動した携帯のアプリケーションを通して、事故を家族に伝えます。
・事故が起きたときに、火事が発生したら自動的にドアが開きます
・スピード出しすぎのときにアラームがなり、運転者の安全意識を刺激します
・車のタイヤのコンディションを、車体の振動などで感知します(よくタイヤがパンクするので)

チップが搭載された車は事前に警察のデータベースに登録されていて、どの車が事故を起こしたか一発でわかる、という仕組み。

2030年にはマラウイの国内中でWifiが使える、という前提の技術…
ですが、マラウイの事故が問題になってきた未来で使えそうなアイディアです!


②3Dプリンタで薬をプリント!
2つ目のアイディアは女子チームから。
マラウイの病院には薬の在庫切れ、という深刻な問題が国中であります。
ある病院には在庫がいっぱいあるのに、隣町にはその薬はひとつもない…
なんてこともしばしば。

援助などで薬は提供され続けていますが、国の病院にまたがった在庫管理のシステムがない。(各病院では管理しているけれども)
在庫システムがあっても、薬を届けるための物流システムがない(主にガソリン代がないという理由)

そんな理由から、必要な薬が提供できないんです。

そんな問題を解決しよう、と出てきた案がこれ!
「3Dプリンタで薬をプリントしちゃおう!」というアイディア。
3dぷりんた

 1)お医者さんが診察室のPCをつかって、必要な薬を処方します。
 2)そのデータが薬剤室のPCに渡り、3Dプリンタが自動的に薬を調合します。

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 3)ベルトコンベアで薬が運ばれ、患者さんの手元に渡ります。

足りないならその場で作ればいい!という画期的なアイディア。

そもそも3Dプリンタには、「その場で自分の好きなものを作る」というコンセプトがあります。

2030年ともなると、3Dプリンタで薬調合までできるようになってるかもしれません!


③高度な灌漑システム付き 植物工場!
3つ目は農業がテーマ。
農業はマラウイの基幹産業でありながら、様々な問題を抱えています。
その一つが水不足。

マラウイの雨季は12月-3月。
その間に降る雨で、ほとんどすべての1年ぶんの農作物を作っています。

つまり4月-11月の間は土地が遊んでいる状態。
飢餓もあるし、1年に一回しか収入がないし、踏んだり蹴ったりの状況です。
灌漑システムは、政府も農民も貧しいので、全然広がっていません。
(2年間いて灌漑システムを使っている人みたことなし。)

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乾季の荒れ果てた農地

そんな背景を踏まえて、考えられたアイディアは「灌漑システム付き植物工場」。
ポンプ

まずは畑に灌漑システムを設置。
ソーラーパネルつきにポンプを設置し、太陽光発電の力を使って、いつでも水を組み上げられるようにします。

そして灌漑システムとPCを繋ぎ、畑に設置したセンサーから温度・湿度・風力・太陽光量・発育状態などのデータを取れる状態にします。
このデータを使って、灌漑システムに水がどれだけ補給されるか自動調節されるという仕組み。

ソーラーパネルつきのポンプを設置した灌漑システムは、マラウイでも広まっていますが、
植物工場さながらのセンサー付き灌漑システムはありません。

一歩先に進んだ灌漑システムとして、農家さんの能力にかかわらず、
農作物が収穫できるという優れもの!

植物工場は先進国で近年使われていますし、実現可能性も高い。
(実は前職で、植物工場を売っていました。笑)

こういうの
会津若松Akisaiやさい工場 : 富士通


センサーで植物の状態を管理する、というのはすでに可能となっている技術です。

あとはビジネスモデルをつくれば、このアイディアは実現するのでは!
ポテンシャルを感じたとても面白いアイディアでした!!




すべてのグループの発表が終わったあと、一番面白いアイディアのチームとして選ばれたのは…
「②3Dプリンタで薬をプリント!」の女子チーム。


ビジネスを始める上で、いかに現地を知ってるか、需要を抑えているか、はかなり大事だと思います。
アフリカという日本と全く違う環境でビジネスをするなら、現地の若者を雇ってみるのはいかがですか?



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マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で"How are you?")


今日は農村での収入向上活動の話!
ブリケットビジネス連載企画第二弾です。
   
ブリケットを作ると決めてワークショップを開き、ある人グループが定期的に作ってくれる様なりました。

よかったら、前回記事もチェックしてね

【アフリカ・マラウイでのビジネス連載企画①】森林破壊を防ぐブリケットビジネスって?~活動立ち上げから軌道に乗るまで



アフリカなど途上国でのビジネスや収入向上活動に関心がある人は必見!
何かヒントがあるかも?
そして、意見やアドバイスなど頂けたら嬉しいです!


□第一回ブリケット生産!
2016年10月、そんなこんなで(前回記事参照) 植林グループでブリケットの生産を開始しました。
   
当日は30人ほどの男女が集まってくれました。

初めてのブリケットづくりは酷い有様でしたが、その後毎週火曜日作ることで、自分たちで品質改善をしてくれました。
 
〔初めて作ったブリケット 〕


〔三回目のブリケット 〕
不純物を取り除く工程を入れてくれた

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〔数十回目のブリケット〕
形が均等になる様に、圧力をかけられる様に、圧縮機を導入してくれた

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圧縮機で圧縮したほうが熱効率が良い高品質のブリケットができる


そうして、売れるまでの品質になりました。

私が何も言わなくても、売ることを意識して自分達で改善してくれたことにとても驚きました!

モチベーションが高いかどうかは、プロジェクトを成功させるために重要。
私から、「〇〇改善して」っていっても彼らはやってくれないかもしれません。

如何にモチベーションを維持させるか、が大切だと実感しました・・。

□販売開始!ブリケット販売のターゲット層は?

売れそうな品が出来てきたので、次は販売。

ブリケットはマラウイでは新しい商品。
まずは市場開拓を行っていく必要があります。
最初は物流網が脆弱な理由から、もともとは任地コタコタでの地産地消のみを目指していました。

・・・が、 首都でも販売を進めて行くことにしました。


ブリケットの販売ターゲットは、【中所得~高所得層】

以下、2か所の市場です。
①地域(コタコタ)にいる中所得・高所得層
②首都(リロングウェ)にいる高所得層・外国人


この市場を選んだ理由は、ブリケットの宣伝文句は「環境を守ること」だから。

その日暮らしをする低所得層より、
環境保全に関心がある都会の高所得者、外国人は有望な顧客になる可能性があります。

高所得者層・外国人は首都リロングウェに多いということで、物流網が課題ですが首都の市場も視野に入れていくことにしました。

   


今回の記事では、①地域(コタコタ)にいる中所得・高所得者向けの販売をどう行うかについてまとめました~!



□地方で誰に売るのか?
①地域(コタコタ)での販売。
私の住んでいるコタコタは、マラウイの28つあるdistrictのひとつ。(日本で言えば県みたいなもの。)


約3.5万人(2008年)の人口がいる中規模な県の中心(県庁所在地)に住んでいます。

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コタコタ県の中心街

この町の中心で売ることにしました。

一点注意しなきゃいけないのが、
村に多くいる低所得者層はブリケットの顧客ターゲットにならない可能性が高いということ。


マラウイでは燃料として如何が主に使われていますが、低所得者層の人は、炭ではなく、近くの森で集めた薪を使っています。

  

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村でよく使われている3点かまど

近くの森で拾った薪はもちろん無料。
または炭より格安で、道端で売られています。

なので、この低所得者層は無料の薪から、有料のブリケットに燃料を変える可能性は低いと考えられます。


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道で売られている違法伐採された薪

しかも元々、国際貧困ライン(1日1.90ドル未満)以下暮らしている彼らは、食事や医療・教育など、
ベーシックニーズを満たす事ができていない層。 彼らが環境に興味があっても、お金を払ってまで環境を守ろうとするかは分かりません。


ちなみに、2017年現在マラウイの人口の約50%が国際貧困ライン以下で暮らしていると言われています。


※国際貧困ラインとは...

世界銀行が定めた貧困層の割合を把握するために使用される指標。
2015年10月以降、2011年の購買力平価(PPP)に基づき、国際貧困ラインを1日1.90ドルと設定されている。(2015年10月以前は、1日1.25ドル)


世界の貧困率および貧困層の数
貧困率 1990年:37.1% 2012年:12.7%
貧困層の数 1990年:19億5800万人 2012年:8億9600万人
(*2011年の購買力平価に基づき、国際貧困ラインを1日1.90ドルで計算)

ご参考: 世界銀行-世界の貧困に関するデータ


以上の理由から、ブリケットの販売は、ブリケットを生産している貧しい村でするのではなく、
まずは中所得・高所得者層がいるコタコタ県の中心にすることにしました。
ブリケットを作っているのは、村から40kmくらい離れた農村。
コタコタ県の中心で売るには、農村からコタコタの中心街にブリケットを運ばなきゃならないので物流コストがかかります。

この課題は大きいですが、農村で売れる見込みはほとんどないと感じるので、どうにかしたいと思っています。
   

□どうやって売るのか?
コタコタ県の中心で売ることは決まった…


じゃあ具体的にどこに卸して、誰に売ればいいのでしょう?


マラウイの文化や生活スタイルを調べた結果、3つの売り方をする事にしました。


①レストランやロッジに販売(法人向け)
コタコタ県は世界遺産マラウイ湖沿いにある小さな観光地。
そのため、ラッキーなことに、レストランやロッジがいっぱいあります。

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南ア出身の人が経営しているロッジ


またほとんどのレストラン・ロッジは、リッチな所でもなぜか電気ではなく炭を使ってます。(炭も電気もかかる値段は同じくらいなのに。停電の多いマラウイでは電気より炭のほうが便利なのかも。)

もともと大量に炭を消費しているのはこういった法人。


ということで、第一段階としてBtoBをすることにしました。

まずはお試しということでお試し価格での販売を行い、感想を聞いて回りました。


図3
レストランに販売しているところ

数週間後再度訪問した所、
「あれは良かったわ!もう一度買いたいけど、次はいつ持ってきてくれるの?」とのこと。


まずまずの反応に一安心!(ほっ)
「次在庫ができたらもってくるね」


現在は、このお試し戦略で、コタコタ中のレストラン・ロッジを訪問し、使ってもらう活動をしています。
この方法で信頼関係を作って行く事が、当面の目標です。


②小売店に下ろす(一般消費者向け)
一般消費者向けには、現在炭を売っている小売店に、横に並べてブリケットを置いてもらう戦略を立てています。
なぜわざわざ競合である炭の横に並べてブリケットを販売する戦略なのか。


それは、マラウイの文化が関係しています。

マラウイでは、「同じような商品を同じ値段で近くに並べて売る」という文化があります。


同じピーナッツを同じ値段で並べて売る姿


マラウイにきた当初は、「なんでわざわざ競合と価格競争したり、土地の利を活かしたりしないで、すべて横一列に並べちゃうんだ?」をモヤモヤしてました。


販売側からすると、差別化ができず、売れる可能性は低くなる。めっちゃ非効率。


そんな思いを持って色々とマラウイ人に聞いてみたところ、こんな回答が返ってきました。


「横一列に並べた方が、買い手は買いやすいでしょ。」
「もしとなりの店にお客を奪われても(お客が隣の店を選んでも)、それは神が決めたことだからしょうがないんだよ。」


なんともマラウイらしい。


いっぱい売りたい!他に勝ちたい!という気持ちより、
みんなが生活しやすい、みんな平等、みんなでお客をシェアする、という感覚が優先しているみたい


そもそも経済社会が浸透していない(会社・商品が少ない)マラウイでは、 ビジネスで他に勝とう!という競争意識があまりないのかもしれません


そういった背景を踏まえると、【郷に入れば郷に従え】で
ブリケットも同じように横に並べて売るのが良いのでは!という結論に達しました。


また、小売店に炭を買いに来るお客が、
横に置いてあるブリケットに興味を示してくれれば、炭の代わりにブリケットを買ってくれるかもしれません。


ということで、ブリケットを小売店に卸すことにしました。   


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小売店で売られる競合の炭

コタコタの中心にある炭を取り扱う小売店を調べた所、10箇所以上ありました。

小売店に対して、まずはアンケートを実施。


・炭をどれくらい売っているのか
・顧客はどれくらい来るのか
・いくらで仕入れて、いくらで売っているのか などなど


結構踏み込んだ質問もしました。笑


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実施したアンケート

このアンケート結果を元に、今後ブリケットの卸先を決めていきたいと思ってます。



③歩き売り(一般消費者向け)

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小売店に下ろす以外に、歩き売りでもブリケットを売ることにしました。
それは、一般消費者向けにしたアンケートがきっかけ。
一般消費者としてマラウイ人の同僚や友達などに、炭の購買方法についてのアンケートを行いました。


・月にどれくらい炭を買っているのか
・いくらで買っているのか
・どこで買っているのか などなど


人に対してアンケートをした所、見えてきたのが「半分以上の人は炭を小売店ではなく歩き売りのおじちゃんから買っているという事」

この結果には驚きでした!
炭を歩き売りしているおじちゃんをあまり見かけなかったので、そもそもその存在を知りませんでした

そもそも日本とは全く異なるマラウイ。
日本の感覚で市場をとらえず、全て無にして調査する事が大切だと学びました。


現在は、すみ売りのおっちゃんたちに、どうやってブリケットも売ってもらうかを試行錯誤中。 以上が、地方(コタコタ)での販売でした!



書いていたら勢いがついて意外に長くなったので、販売編を2つに分けます~
次回は、首都リロングウェで中・高所得者、外国人向けの販売について書きたいと思います!

地方(コタコタ)とは事情が異なる都市では、どうしたらいいんでしょう
お楽しみに


もっと詳しいことを知りたい方は、こちらをご覧ください~。


ブリケットビジネスの今までの活動をまとめた報告書


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マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で”How are you?”)


今日は農村での収入向上活動の話!

農村の収入が向上するにはどうしたらいいんだろう…
そんな事をずっと思いながら過ごした2016年。

 「アフリカ・マラウイの貧困層の収入を向上させよ!」「・・どうやって?」-9か月悩んだ結果をまとめてみた-



いろいろ悩んだ結果、収入向上活動として4つのことをすることにしました。
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その中から,左上のブリケット(炭)と書かれているところをご紹介しますー!

私がマラウイで主に何してきたか、これで分かるかもしれません・・



(おまけ)活動全体については、こちらにまとめました。

【活動総集編 その1】協力隊1年目はこうだった −アフリカ・マラウイ農村でのビジネス支援!−

マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で"How are you?") 先日、首都のJICA事務所で中間発表会がありました! 中間発表会は、マラウイに来てから1年間、どんな活動をしてきたのかを全員が発表する機会。




□ブリケットづくりって??
突然ですがブリケットって知っていますか?
           
枯れ葉やトウモロコシの葉など有機物をドラム缶で燃やして、ブリケットを作るビジネス。


マラウイでは料理に下の写真のような囲炉裏(バウラーと呼ばれる)を使うのが一般的ですが、
その際に違法伐採した炭や薪を使う人が多く、それが森林伐採に繋がっています。
一般的に料理に使われている囲炉裏(バウラー)

一方で、ブリケットはトウモロコシの殻や葉、サトウキビの殻、枯れ葉など
有機物から作るので、木を伐採する必要はありません。

つまり、炭や薪の代わりにブリケットを使うと、森林・環境保護に繋がるんです!


ブリケットはどうやってつくるのか、以下ビデオでちょっとご紹介します。

まずはドラム缶にトウモロコシの茎など有機物をいれて、
ドラム缶を燃やして炭化して、
炭化したものとバインダーを混ぜておにぎりのように固め、
数日、アフリカの強い陽の下におくと完成。

とりあえず、ビデオみてみてください!笑


      

            
なぜブリケットビジネスをスタートしたのか。
以下3つのメリットがありました。
無題1

①ブリケットは村人が日々使う消耗品なので、コタコタ県内に需要がある
(コタコタ県内でうれるという条件クリア)

②かかる費用はドラム缶のみ。材料はゴミなのでタダ!
(投資が少ないという条件クリア)

③すでに同類のビジネスがあって、村人に親しみやすい
(私ボランティアが帰った後も、きっと活動を続けられる条件クリア)



村に需要があり、コストがあまりかからず、農民も作りやすい。

  「なんてやりやすそうなんだ!」(その時はそう思った)

配属先も環境保護につながるブリケットの関心は高く応援してくれたので、活動をスタートしました。
           

□営業のような毎日
無題2
ブリケットを広める!と決めて、2016年8月ブリケットの宣伝を開始し始めました。

まずはブリケットのついての資料を作成。

当たり前ですが、宣伝には「なぜブリケットを作るのか?」を周知することが大切。
メリットが書かれている資料がネット上になかったので、
ブリケットを始めるメリットを分かりやすく書いた資料を作成しました。


その資料を紙やiPadの入れて持ち歩き、出会った村長や、Youth Clubの人に話して回ることにしました。


「村人グループはどんな活動しているの?私収入向上でこういうこと出来るんだけど、興味ある?」といった具合。(本当に訪問販売のセールスマンみたいに)

また同僚からCOMSIPと呼ばれる収入向上を目的に活動しているグループを紹介してもらい、COMSIPメンバーにブリケットの話をしていきました。


その結果、興味を持ってくれたのが5グループ。
彼らに順番にブリケットワークショップを開催することにしました。


□ブリケットワークショップ!

IMG_3670
ブリケットに興味を持ってくれた5グループに、順番にアポイントメントをいれ訪問を開始。


大勢の村人が集まってくれた第一回目は本当に緊張・・。笑
なんせブリケットの作り方を他の隊員に教えてもらったものの、わたしもブリケットを作るのは初めて!

どういう順番で始めるのか・・・
本当にブリケットは形になるのか・・・

不安定要素が多いマラウイでは成功するとは限りません。


まずは先輩隊員が作ってくれたビデオで、作り方を説明。
(活動には、こんな風にI Padを活用して動画を見せています。
 文字が読めない人にも直接音と映像で伝えることができるので、ビデオはとても効果的です!)

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紙媒体で、なぜブリケットを作るほうがいいかメリットを説明。

そのあとはいよいよブリケット作りを開始!


ワークショップの様子はこちら。



6時間後・・・
終始ドキドキでしたが、なんとかブリケットができました!

IMG_3763
完成したブリケット 製品にするにはほど遠いけど・・


そんなこんなで5か所で同じようにワークショップが終了!


しかし、問題はこれから。村人がブリケット作りを始めてくれるかどうかが重要です。


ブリケットは彼らのビジネス…
主体性が大切なので、「ブリケットビジネス初めてね。」と敢えて強くは言わないことにしました。

□ブリケットビジネスを始めるための「壁」とは…

ところで、
村人にとって、ブリケットビジネスを始めるために、大きな壁がありました。

それは 【初期投資】=ドラム缶を用意すること

BlogPaint



ドラム缶を用意するには、
  ・コタコタにドラム缶を売っているお店がないので、持っている人をツテで探さなければならない
  ・ドラム缶の購入費11000MK(約1500円)は、村人にとって結構高い


初期投資するために、ある程度の貯金がないといけません。

ですが、村人には他にお金が必要なことも多い。

米や野菜の種を買ったり
急な出費(病院、葬式)のために貯金したり
他のスモールビジネス(揚げパン、野菜ビジネスなど)をしたり

もともと定職についておらず収入源が少ない村人たちにとっては、ドラム缶の出費はかなり大きい。

たとえ収入を増やしたいとおもっていても、
コストを払ってまでビジネスをするメリットを感じてくれるか

そこまでしてビジネスをやりたいか、がポイントになってきます。


□やる気溢れる植林グループに出会った!

IMG_1775 (2)

そんな中で「ブリケットを定期的につくる!」と自分たちで決めてくれたグループが現れました。

その名も【Madzima tuwa Forest group(その土地の水が牛乳のように白いので、白い牛乳という意味らしい)】


彼らは2015年に発足した植林グループで、自分たちの意思で毎年約4000本の植林をするくらい、環境問題に関心があるグループでした。



   副リーダー「ちょっとドラム缶用意したから、来てみて!」


   私「じゃあ来週の火曜日にいくね」



ワークショップ後、この後どう進めようか悩んでいるときに、連絡をもらい村に行ってみると…
なんと自分たちでドラム缶を友人伝いで購入してました!

   私(まじか…!自分で用意してくれるなんて嬉しすぎる)

IMG_9288
ドラム缶を用意してくれ、加工までしてくれた

ドラム缶を購入したことにも表れているように、彼らはブリケットを作ることにとてもやる気になってくれていました。

    副リーダー「僕たちは植林をして無くなった木を増やしているけど、ブリケットを作ってそもそも木が伐採されるのを防ぎたい」

そんな風に言ってくれました。

援助するときは何をするにも、裨益者の主体性・やる気は大切だなあ…と思う瞬間でした。



もともと彼らは、自分たちで毎年4000本植林活動をするくらい環境問題に関心がある人たち。
収入向上に加えて、環境を守りたいという思いも、大きなモチベーションになっています。

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2年前に植えた植林場所を見学させてもらった

プロジェクトを始めるにあたって、援助対象グループを選定することはとても大事だと思います。

 ①強いモチベーションがあるか
 ②チームビルディングされた強力な組織かどうか

で結果は大きく変わってきます。

プロジェクトのプランは素晴らしくても、援助対象グループのモチベーションが低ければ、途中で頓挫してしまうかもしれません・・・




また、賛否両論あることを言いますが、
時々、マラウイでは「お金」はモチベーションになりきらないなーと思うことがあります。

それは、彼らに取って「お金」は絶対に必要なものと言い難いから。

例えば日本などの先進国ではお金がないと食べられず、良いサービスも受けられないので、
「お金」がそのまま幸せ度合いに直結しやすいと思います。


一方で、大都市から遠い村で生活する人々にとっては、
「お金」があったからといって、良いサービスを受けられるとは限らないし、ご飯のバリエーションが増えるわけでもありません。

ご飯も自分の畑があるので何とかなるし、最悪お隣さんとシェアもできます。

もちろんある程度の「お金」(肉を買ったり、病院に行く費用を賄ったり、クッキーなどの嗜好品を買ったり、学校費用を払ったり)はないと困りますが、ある程度の「お金」が手元にあると満足。

お金があっても、それ以上の商品・サービスがそもそも身近にありません。


そんなお金が絶対でない、経済社会がそこまで浸透していないマラウイで、
ときどき「お金」は先進国のようにモチベーションの一つにならないかも知れません。

・・じゃあお金の他に、何がモチベーションになるのか。


組織に参加することで得られる近所の人ときずなか。
マラウイを良くしたいと思う気持ちか。はたまた村での地位か。


考えなきゃいけないテーマだなあと思います。




やる気がある援助対象グループを選定することは、プロジェクトが成功するために、とても大事だなという気づきを得ることができました。




次回は軌道に乗ってから販売に至るまでをご紹介。
madzimatuswa forest clubで行った第一回ブリケット生産の様子からお届けします!


もっと詳しいことを知りたい方は、こちらをご覧ください~。


ブリケットビジネスの今までの活動をまとめた報告書



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