アフリカでのビジネスを通じた国際開発について発信する原祥子(はらさちこ)のブログ。
大学時代はBOPビジネスを研究し、その後富士通株式会社で約3年法人営業。「人生は一回しかない!」と本当に好きなことを追い続ける人生覚悟で、青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ。炭ビジネスを立ち上げ、村人の収入向上活動に2年間従事。その後、サセックス大学院IDS(英)で途上国ビジネスを学ぶ。

青年海外協力隊の経験、イギリス大学院での学び、ICTを使った国際開発、アフリカでのビジネスを使った開発などを綴ります。

好きなものは、バックパッカーとヨガとミスチル♪(バックパッカー27か国、海外滞在4か国4年)
Afri-Quest.com,The Povertist-途上国の貧困と開発を深堀するオンラインマガジン-でライターもやっています!

アフリカ

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■目次

□アフリカに行くならここ!ザンジバル島  
□イルカツアーがハチャメチャすぎる3つの理由  
□イルカツアーに参加したい人は?


マズカバンジー!
(マラウイの共通語チェワ語で "How are you")

 

イルカってとてもかわいいですよね。

一緒に戯れることができるツアーは、日本でも人気の高いアトラクション。


そんなイルカツアーをアフリカ タンザニアでやってみた!という話。

 

今日はマラウイの話じゃないですよー。笑

□アフリカに行くならここ!ザンジバル島

東アフリカに位置する大国タンザニア。
アフリカの中で、経済発展が進んだ国です。

 

経済都市ダルエスサラームの東に位置するザンジバル島。
タンザニアの中でも
1,2をを争う観光地。

ザンジバル

透き通った海とイタリアのような街並み。

ここはアフリカ大陸だけど、まるでヨーロッパみたいな雰囲気。

タンザニア1

ストーンタウンという街は活気にあふれ、

アフリカなのに治安が良く、カメラを出したまま歩けるほど。

タンザニア2
こんな素敵なレストランがあったり。
タンザニア3
タンザニア4
アーティスティックなお土産屋があったり。
IMG_8671

新婚旅行で訪れたくなるようなビーチがたくさんあります。

水は透き通って、砂浜は真っ白。

IMG_9139

アフリカへの旅行を考えている方は、とてもオススメです!

 

日本からのアクセスは以下の方法で。

【日本→タンザニア・ザンジバル】

タンザニア 時差・飛行時間 | 地球の歩き方

 

そんな素敵な街で、イルカツアーに参加してきました!

 

□イルカツアーがハチャメチャすぎる 3つの理由

さすが、アフリカのイルカツアー!

日本とは一味違います。

 

イルカ達と仲良く泳ぎ、握手して写真をとるのかと可愛い想像していましたが、

現実はそんなに甘くありません。


①ライフジャケットなしで「さあ飛び込め」
イルカ達と一緒に泳ぐため、綺麗なザンジバルの海に繰り出します。

コンダクターはイケメンお兄さん。

イルカと一緒に泳ぐ仕組みは単純。

船でイルカのいるところまで向かいます。

ルンルン気分で向かう私。

コンダクターがイルカ達のいるところに連れてってくれ、イルカがいたら海に飛び込む。

 

 

「さあイルカだ!早く海へ飛び込め!」

実は、なんとライフジャケットは装着していません。

体が浮いちゃってイルカを見るのに邪魔という配慮から(?)

 

装備はシュノーケリングとヒレのみ。

「いまだ!早く!」

コンダクターは全力でイルカを見せようと必死。

   

間髪入れず、飛び込めという指示。

(・・・溺れたらどうするの?!怖いよ〜)

目の前には足の届かない深い海。

でも、怖いとか言っていられません。

「・・イルカ見にきたもんね。」

もはや、ノリと勢いで海に飛び込みました。

タンザニア10

普通の深い海にライフジャケットなしで飛び込むのは、結構勇気がいります。


世界の○てまでイッテQで、現地人に「飛び込め!」と言われて、

出川が「やばいよやばいよ〜」って言ってる気持ちが分かりました。笑


イルカツアー行く際は、コンダクターにライフジャケットが欲しいと

あらかじめ伝える方が良いと思います。( )


 

②素早すぎる野生のイルカたち
アフリカのイルカツアーは本物の野生イルカに出会うことができます。

日本で教育されたイルカと違い、彼らは自由。

 

野生イルカ達なので、本当に泳ぐのが早い。

人間のバタ足では、全く歯が立ちません。

 

「イルカだ!」

少し躊躇したあと、飛び込む。

(数秒)

「あ、ちょっと見えた!」

「いなくなっちゃった…」

 

って感じで、一緒に泳ぐことができるのは一瞬だけ。笑

(でも、頑張ったらちゃんと全体像も見えます!)

 

でも逆を言えば、ここまで野生のイルカを見る機会は、めったにない!

 

人間慣れしておらず、彼らのペースで泳ぐ。

イルカが自然体でどんな風に海で暮らしているか、彼らの生活を垣間見えるチャンスに溢れています。

 

③船酔いと戦う
船はジャンプするくらいの勢いで走り、イルカを追いかけるので、

船酔いが襲ってきます。

船に弱い人にはちょっと辛いかも。

 

使うのはこの船。

タンザニア13

小さいのに、全力で走ります。


私も乗り物酔いはする方なので、開始20分ほどで酔いが回ってきました。

最初はテンション高かったのですが、終わりに向け無言になっていきました。

 

よくバラエティ番組にある、美味しいシーンですよね。

船が揺れすぎて、芸人が海に吐くという・・・。笑


吐いても魚の餌になるだけなので心配ないですが、

酔わないのにこしたことはないので、参加する人は酔い止め薬持って行きましょう。

(私は今一歩のところで、吐くの我慢しましたよ!)

 

 

アドベンチャー要素が強すぎる、イルカツアー!

これはアフリカでしか体験できないかもしれません。

 

マイナス要素ばかりに見えるかもしれませんが、実はスリル満点で楽しい!

 

こんな野生すぎるイルカを見る機会は、あまりないと思います。

コンダクターは陽気だし、海は綺麗だし、なかなかできない経験でオススメですよ!

 

□イルカツアーに参加したい人は?

こんなアドベンチャーなツアーに参加するには…!

○ザンジバル イルカツアー(2016.8.5 時点)

場所:ザンジバル 

時間: 8:00-17:00

費用:35ドル( モンキーマウンテン入場料8ドル )

ツアー内容: イルカに会いに行く

                     浅瀬でシュノーケリング(魚がとても綺麗 )

                      お昼ご飯

                      モンキーマウンテン

予約はネットでも、現地でもできます!

予約会社によって値段や条件が違うので、確認が必要。
(現地で予約したほうが安く済むかも。)

Dolphin Tour - Colors of Zanzibar


普通のリゾートに飽きたら、アフリカのリゾートで南国気分もいいかもしれません!

アフリカにいらっしゃい!ついでにマラウイにも!




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[目次]
□後進国マラウイを半年ぶりに離れて分かった2つの気づき
 ①アフリカ内の経済格差
 ②自分がどっちの人間か



マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で"How are you?")

半年ぶりにマラウイを離れ、アフリカの中でも発展している国タンザニアに行きました!
マラウイ人からの視点が、最近少しずつ分かってきた中で、
アフリカの先進国タンザニアに行くのはとても奇妙な体験でした。



□後進国マラウイを半年ぶりに離れて分かった 2つの気づき

①アフリカ内の経済格差
アフリカの中でも経済大国ケニア、タンザニアに行って思ったのが、
マラウイがいかに発展していない国かということ。

マラウイは、
空港にエスカレーターもない。
外国資本の外食産業はケンタッキーばかり。
のんびりな人の雰囲気。
空港なのにトイレは汚い。


同じアフリカでも、タンザニアやケニアは、
エスカレーターはあるし、
有名な外国資本のスムージー屋さんはあるし、
キビキビ動く人が多い。



タンザニアの商業都市ダルエスサラームと、マラウイ首都リロングウェの道路の違いは、
まるで日本の東京と地方の田舎です。

上がタンザニア・ダルエスサラーム、下がマラウイ・リロングウェの道路

その差は本当にすごい。
近年経済発展が目まぐるしいタンザニアと、GDP世界最下位のマラウイ。


アジアにも、経済大国日本とアジア一貧しいラオスがあるように、
アフリカの中にも、経済発展に大きな格差があります。

日本にいると、「アフリカ」って一つで捉えがちですが、
個々で捉えないと実際が見えてこないことを実感しました。



②自分がどっちの人間か
半年マラウイにいて、だいぶマラウイに慣れてきた自分。
手でシマを食べたり、どんなレストランの水も飲んだり。

ゆったりしたマラウイにだいぶ馴染んでいました。


でも、タンザニアで半年ぶりにエスカレーターに乗った時、思ってしまいました。

「ああ、自分はこっち側の人間だった」と。


エスカレーターには愛着があるし、
カロリーオフのアイスクリームは大好きだし、
できれば綺麗なトイレを使いたいし。

マラウイにいた時は潜在的に我慢していただけで、やっぱりテクノロジーや文明に慣れ親しみを感じます。

ナイロビの空港内で食べられるアイスクリーム
マラウイ人の友人には申し訳ないけど、「経済大国の日本に生まれて良かったなあ」と思わずにいられませんでした。




ただ、最近マラウイ人と仲良くなってきて気がついたのは、彼らも同じ普通の人だということ。

日本人のように、汚いところは嫌だし、できれば快適な家に住みたいし、お金を持っている人を妬んだりもすると思います。

結局は同じ人間。どこに生まれたかだけ。



少し前、マラウイで任地から首都に行った時、
公共交通機関のミニバスのひどい有様にキレたことがありました。

小さなバンに20人以上ぎゅうぎゅうで乗って(通常定員11人)、
魚の匂いが臭くて、
故障で何時間も止まって(5時間で行けるところ10時間以上かかった)、

本当に本当にひどい有様だったから。

ぎゅうぎゅうなミニバスの様子
でもその時、つたない英語でマラウイ人の乗客に言われたのが、
「ここはマラウイだからしょうがないでしょ!私たちは貧しいんだから!」

マラウイ人が酷いミニバスに我慢できるのは、
彼らが変わっているからじゃなくて、
そういう世界しか知らなく、自分たちは貧しいと諦めているから(諦めざるを得ないから)。

そんな風に、最近感じます。




同じアフリカのケニアやタンザニアとの経済格差を感じて、
マラウイは今後経済的にどうしようもないんじゃないかと思ってしまいました。

援助まみれで、もらう精神が社会全体に染み付いちゃっているけど、
そうなるのも仕方ないのかなと。
マラウイはマラウイなりの幸せを探すしかないのかもしれません。



いろいろ感じることが多い旅になりました。

アフリカに来る際は、
できれば発展している南アやケニア、タンザニアなどと
発展していない国マラウイなどの両方の国を回って違いを知るのがオススメです!



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[目次]

□マラウイで半年生活して変わったこと  
  ①効率だけがすべてじゃないと知れた  
  ②豊かさって何だろう?  
  ③「国際協力」が何となくわかってきた  
  ④日本の凄さを再認識



マズカバンジ―!(マラウイ共通語チェワ語で”How are you?”)

 

2016114日。寒い冬の日本から、夏が明けたばかりのマラウイに降り立った日。


そんな日から、あっという間に
半年がたちました!


 

一時期ホームシックに悩まされたときは少し時間がたつのが遅く感じましたが、

活動や生活に慣れてきてからの時間はあっという間でした・・

 

今回は振り返りも込めて、この半年マラウイで生活して変化したことを考えてみます。


 

半年の心理的変化

マラウイが新鮮な時期:1か月目-2か月目

ホームシック時期:3か月目

友達もできて活動が軌道に乗った時期:4-5か月目

自分がマラウイ人化してきたなと感じる時期:6か月目



旅行でアフリカに来るのとはまた違う変化。

アフリカに半年いたらこうなります!

 

□マラウイで半年生活して変わったこと

①効率だけがすべてじゃないと知れた

 

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アフリカに来る前は、日本で一番忙しい場所 東京でOL生活を送っていました。

残業は当たり前。家に着くのは早くて9時。時々12時。土日もたまに出勤アリの、

「ザ・サラリーウーマン」生活でした。(そんな生活も、時々は楽しんでいました)

 

そんな生活で、毎日時間に追われていました。

常に早歩き。予定の優先順位を常に考える。面倒だと思ったら話は聞かない(最低の人間だ!)。

常に「次何するんだっけ?」って考えていたように思います。

 



そんな生活から一転、マラウイはすべてがゆっくり!

基本マラウイ人は、一日に一つか二つの予定しか入れません。

30分遅れ、当日キャンセルは当たり前。スケジュールは守らない。(もともと守るつもりがないかも)

時計を持っていないので、太陽が沈んだら家に帰る。(電気がなくて夜は活動できないから)

 

 

郷に入れば郷に従え。効率が悪くても周りに合わせるしかありません。

 

東京生活からマラウイ生活になったとき、反作用で忙しい生活が懐かしくなり、「忙しい日本に帰りたいな・・!」と思った時期もありました。笑(ホームシック時期)

 

 

でも半年。「効率を優先する社会」「約束を守る社会」にはない、マラウイの良さが見えてきました。

 

効率を優先しないからこそ、相手を待つ心が生まれ、お互いストレスフリーでいられます。


 

また約束を必ずしも守る必要がないからこそ、当日のスケジュール変更に柔軟に対応できます。例えば、午後から急に銀行に行かなきゃいけなくなった時も、「じゃあこれは明日するね」と対応してくれます。

 

そんなゆったりした社会のなかで、人と人はゆったり談笑し、強いきずなを深めているような気がします。マラウイはお互い助け合いの文化。

強い人間関係があるからこそ、貧しい生活の中でも助け合って暮らせています。

 

マラウイにはマラウイの環境に合った、時間の流れ方があるんだなあと思えるようになりました。

そして忙しい・効率を求める日本社会だけが、世界のスタンダードじゃないことを知りました。

 

時々は予定いっぱいの充実した時間が懐かしくなりますけどね!笑

 

②豊かさって何だろう?

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日本で生活しているとき、豊かさというとお金やモノ、社会的なポジションに関連していました。

疲れをいやすためにマッサージに行ったり、欲しいバックを買ったり。
そんな願いを叶えるためには、いつもお金が必要で、お金に困ると「辛いな」と思いがちでした。


また時間に追われ、仕事が忙しくて、大事な友達の約束を断ったり、親と会話する時間が減ったりしていました。


 

 

一方でマラウイでは「お金」が豊かな人はほとんどいませんが、毎日楽しんで生きている人はたくさんいるように思います。

 

お金は最悪あまりなくても、自分で農作物を栽培しているので、その日のご飯は手に入ります。

また助け合い文化が根付いているので、ご近所さんと交換したり、恵んでもらったりすることもあります。

お互い助け合うという文化は、心の安定につながっているんだなあと思います。

 

また時間がゆるやかに流れているので、あせったり、ストレスを感じたりすることが少ないです。

毎日楽しむという豊かさ。

 

経済的な豊かさだけではなくて、マラウイにはマラウイなりの「豊かさ」がある気がします。

 

 

③「国際協力」が何となくわかってきた

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青年海外協力隊は国際協力事業の一つですが、途上国で暮らしてみてはじめてわかる国際協力の現場がありました。

 

大学の時4年間、「国際協力」について大学生なりに勉強したと思っていましたが、

やっぱり机上で知るのと、実際の体験をもとに知るのとでは違っていました・。

 

大学やセミナーで勉強しているときは、「国際協力」は一つの学問のカテゴリーで、どうしても遠い世界の出来事という感じでした。

 

日本人にとって「国際協力」は与える側。

「どうしたら途上国で苦しむ人がいなくなるんだろう」「貧困や紛争がなくなるんだろう」と、遠い世界で暮らす人々への思いやり・同情や正義感から成り立っていたような気がします

 

マラウイに来てみて、「国際協力」は、マラウイ人にとっての日常で生活の一部ということを知りました。

 

例えば町で大規模な音楽イベントが開催されるとなれば、ほとんどのイベントがNGO絡みだったり。
今年の収穫量が少なくて食べるものがない・・となれば、頼る先は国際機関の援助だったり。
大学に行くお金がない・・となれば外国人に援助を頼んでみたり。

政府の予算の4割が援助金から成り立っているマラウイでは、公務員の給与も援助からきています。

困ったなら援助、と直結して考えます。

 

マラウイでは、社会を支える根幹となっている「国際協力」。

正義感や思いやりなどのきれいごとを抜きにして、「国際協力」が汚職まみれであっても、みじめさにつながっても、生活から取り除くことはできません。

 

マラウイにきて、「国際協力」は正義や思いやりのために行うのではなく、先進国と途上国間で行われる一つの世界規模な仕組みと捉えなければならないなと思いました。

 

きれいごとだけじゃだめだということを知りました。

 

④日本の凄さを再認識

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最後はこれ。やっぱり日本はすごい国です。

 

マラウイで半年生活して、マラウイ人の目線から日本を見ることができるようになってきた気がします。

日本のGDPはマラウイの約121倍。

2016年一人当たりの名目GDP 日本:34,870.93USドル マラウイ:286.98USドル)

マラウイにとって、日本はお金持ちでハイテクな国。

 

日本にいたときは、「経済も停滞して失われた20年から抜け出せないし、高齢化も進んで老人の国になっていくし、これからの日本やばいな」と実はずっと思っていました。

 

日本国内でニュースを見ていると、私のように自国ダメダメ論な人が多い気がします。

 

ですが、一度日本の外にでてみるとその目線は変わりました。

やっぱり日本はGDP世界第3位の国。

世界196か国ある中で、日本はこの世界を率いていくポジションにある国です。

 

自分がマラウイ人化していて、最近日本について一番びっくりしたのが、イギリスのEU脱退のニュースについて日本で報道している内容のほとんどが「世界経済が日本経済が悪くなる!」と経済目線だったこと。

 

これってよく考えたらすごいこと。

他国の変化を受けてすぐに自国の経済につなげて考えるのは、さすが経済大国 日本です。

 

一主婦である私の母も、EU脱退については「日本の景気が悪くなるのは嫌だわ」というコメントしていて、ローカルな主婦も自国の経済や政治を気にするのは国民レベルがかなり高いことだなと実感しました。

 

マラウイで、イギリスのEU脱退のニュースを知っているローカルな主婦はどれくらいいるんでしょう。



 

そんな国に生まれたことを誇りに思うとともに、もっと日本を大事にしなければいけないなあと思いました。

 

マラウイと日本を比べるのはさすがに極端すぎかもしれませんが、

日本には日本の良さがあることを一度世界に出て実感するのは大事だなと思います!

 

 

 

以上、半年マラウイで生活したらこうなるよ!という分析でした。

 

やっぱり経験しないと分からないことだらけです。

 

自分を使った実験ということで、今後も自分の変化について客観的に分析していきたいです!

2年もいたら、ほとんどマラウイ人になってるかも。笑




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[目次]

 □突然「卒業式に参加しない?」  
 
□マラウイの卒業式  
 
□マラウイの教育制度って?


マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で'How are you?')

現在、マラウイは卒業式シーズン!

この間、中高学校(セカンダリースクール)の卒業式に参加してきました。今日はその様子をレポート!

 

日本の卒業式とはどう違うのでしょう?

マラウイの卒業式=ディスコ?!

  

□突然「卒業式に参加しない?」

オフィスと家の間に中高学校があるので、毎日学校の中を突っ切って通勤しています。(学校の敷地内だけど、住民含め出入り自由)

 

毎朝、同じ時間に学校の入り口付近でだべっている先生たちに挨拶をしていました。

先日、急に変な帽子をかぶって大盛り上がりの生徒がいたので、挨拶がてら聞いてみると・・

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私:「マズカバンジ!(元気?)今日は何かお祭り?」

 

先生:「ダズカビーノ(元気だよ)今日は実は卒業式なんだ!参加しない?」

 

急に、卒業式に誘われました。


 

部外者そんな気軽に参加していいの?!と思いつつ・・

私:「Oh!もし都合よかったら参加したい!」と回答。

 

とりあえずオフィスに行きましたが、あまり同僚が来ていない・・。
来ている人も、みんなお茶を飲んだり、上司は資料作成に忙しかったり。
案の定、私やることがない・・。

 

ということで、Uターンし中高学校へ!笑

卒業式に一日ゲストで参加させてもらうことになりました。

 

 

参加した中高学校。コタコタで1,2を争うレベルの高い進学校。

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みんな手作りで卒業式の帽子を作っていました。
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□マラウイの卒業式

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マラウイの卒業式は、卒業式というよりも「パーティ」や「ディスコ」!

 

全てがクラブかと思うくらいの大音量の音楽とともに行われます。

なぜか生徒がDJをし、素敵な音楽をアレンジ、ちょうどよいタイミングで音楽を鳴らします。

音楽が流れると、生徒も先生も保護者も踊り出しちゃう。我慢できません。

 

プログラムがこちら

 8:45AM 生徒入場①

 9:00AM  国歌斉唱

 9:05AM  生徒の出し物②

 10:05AM 飲み物乾杯③

 10:20AM 特別賞授与、表彰式④

 11:00AM ゲスト、校長先生のスピーチ⑤

 12:00AM ランチタイム

 14:00AM ディスコ(ダンスタイム)

 18:00AM 卒業式終了


 

やっぱりマラウイ。時間通りに始まらず、2時間遅れでスタート。

 

しかも司会の先生「今日は人生に一回しかない卒業式なので、時間は気にしないでおきましょう!」とのこと。そんな様子でも、お昼が遅れても、誰も文句言わない。

そのまま2時間全体のプログラムがずれて行われました。

 

 

    生徒入場




生徒の入場も音楽と合わせて。止まったり戻ったりするので、なかなか全員入場できません。

日本のはきはき入場するのが、当たり前じゃないんですね・・

 

他の生徒が待ってる間も踊ってるもんだから、入場が終わった後はみんな暑そうでした。



生徒の出し物

日本の卒業式と大きく違うのがこれ!生徒主催の出し物が卒業式のメインパートの一つです。

しかも、合唱、カラオケ、漫才、演劇などなど。出し物は多種多様。

 

例えば、学校のテーマソングを歌ったり。



コントをしたり(各教科をサッカーの話題に例えたコントらしい。)


カップルソングを披露したり(CDの音が大きすぎてほぼ口パク)





生徒も先生も大盛り上がりで、窓から子供たちも見物していました。

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③乾杯の時間

これまた特徴的なのが、乾杯の時間があること!

出席者全員にファンタと揚げパンが配られ、みんなで「乾杯!」

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そのあとは、しばらく音楽が鳴り会場全体がディスコになりました。

生徒も先生も大盛り上がり。


 

特別賞授与、表彰式

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次は日本でもよくある表彰式。

でも盛り上がり方が日本と違います。

 

数学と科学のクラスで1位を2つもとった少年。

すごい!と親が駆け寄ってきて、一緒に喜びのダンス!会場も盛り上がります。


4年間頑張った証に、笑顔で賞状をもらう生徒たち。
そんな生徒たちに駆け寄り、抱き合っておめでとうを言う両親。


とても親子の仲がよいなあと思うシーンがたくさんありました。

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先生からの言葉

最後は、先生やゲストからのスピーチ。

暖かく力強い先生からの励ましに、自分の高校時代を思い出しました。

“You should know what you want to do and where you are.

 You are graduating and going out of school now. You are free.

  You need to go to your way.”

(君たちは自分が何をしたいか、どこにいるかを知らなきゃだめだ。

 これから卒業して、学校を出ることになる。そうすれば、君たちは自由だ。

 自分の道を歩いていかねばならない。)

“Malawi needs You. Don’t be scared. Be positive!”

(マラウイには君が必要だ。(これからある大学入試に対して)恐れるな!ポジティブでいろ!)

“Don’t forget about books and studying after graduating.”

(卒業した後も、本や勉強のことを忘れてはいけない。(生涯勉強だ))

 

日本と卒業式の内容は違えど、思い出の詰まった巣を飛び立っていく生徒や先生の気持ちはどこでも変わらないんだなあと、自分の高校時代を思い出してしみじみしました。

 

それにしても、日本でも式典に校長先生の長い話はつきものですが、

マラウイの長い話は尋常じゃありません。

 

勉強や進学がいかに大切か、大学修士テストに向けての意気込みなど

平均約30分のロングスピーチを平気でします。(しかも内容の繰り返しが多い)

 

私は1時間半以上ある話にだんだん耐えられなくなったのですが、

マラウイの子供たちはちゃんと聞いているからすごい。笑

 

そんな様子で、卒業式は終了しました。

まさしくマラウイを将来背負って立つ子供たち。彼らの将来の幸せを願うばかりです!

 

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□マラウイの教育制度って?

マラウイにとって、中高学校を卒業した彼らはどんな存在でしょう。

日本とはあまりにも違った現状があります。

 

マラウイの教育システムは日本と異なり、中学校と高校がひとつになっています。

      エレメンタリースクール/小学校(8年間)

                 ↓

     セカンダリースクール/中学校・高校(4年間)

                 ↓

             大学(2-4年間)


 そのため、セカンダリースクールは日本の中学校や高校の過程に当たります。

エレメンタリースクールから英語が教えられ、セカンダリースクールではほぼすべての授業が英語で行われるので、英語のできない子は自動的に振り落とされる仕組みです。

 

マラウイ 学校の制度

日本の学校システムと大きく異なるのは、全員が進級できるシステムではないこと。

小学校に100人入学したとすると、中学校に入学できるのは10人、大学入学できるのはたった1人。

 

小学校は1994年の制度改正で無償化になり小学校入学時は生徒が多く、1クラス100人越えするくらいの人数。
無償化したのはいいですが、学校数は増やしていないので小学校の教育環境がひどいありさまになりました。

 

そんな環境で「勉強についてこられなくなる」、「教育よりも家事手伝い優先」、「貧しくて働かなくてはならない」、「学校が遠すぎる」という理由で途中中退する子が多く、小学校を無事卒業できるのは入学時の30%強。

 

その後、中高学校に入学するためには国家試験に合格する必要があります。(合格出来なかった場合は、8年生のまま留年することに)
この試験を無事合格すると、中高学校へ入学できる権利が得られるのですが、中高学校の受け皿が不十分という理由から、たとえ合格しても実際に入学するのはたったの36%。
たとえ合格しても運が悪ければ中高学校に入ることができません。

 

そんな環境の中、無事に中高学校に入学し、中退も免れ卒業できたのが今回の生徒たち。
それでも、その中で大学への国家試験や学費の問題をパスし、大学に実際入学できるのは小学校入学時の人数の1%。

高等教育を受ける環境は、運や家庭環境や頭の良さなど様々な問題をクリアできた人しか与えられません。

 

日本とは比較にならないほど、とても厳しい環境。

 



私が「大学卒業しているよ!」というと、「あなたは本当にラッキーだったね!日本が羨ましいよ。」とよくマラウイ人の友人から言われます。

そういわれると、私は何も返答することができなくなります。

 

教育はその国を作っていく根本。子供たちが未来を描けないと、マラウイの国は豊かになりません。

マラウイの教育制度の厳しさを垣間見る毎日です。




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マズカバンジ―!

今日は政府の一大プロジェクトに影響を受けた村人たちの話。
開発の裏側にはこんな顔があるんです。


【目次】
 □コタコタ・サファリの問題点  
 □サファリ再開発で村人の生活は変わった?!  
 □井戸設置プロジェクト



□コタコタ・サファリの問題点

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マラウイ政府によって、「African Parks Project」という動物保護区(サファリ)を再開発する活動が、マラウイのコタコタで行われています。

【アフリカ=サファリ】のイメージ通り、アフリカにはサファリがたくさんあります。
その一つが、私の家から車で20分くらい行ったところにあるんです。

(アフリカといえど、普段から家の近くで動物が歩いているわけじゃないんです。笑
 家の近くに大きな動物園があるとイメージしてもらえたら分かりやすいです。)


Malawi Central safaris, tailor-made vacations to Malawi Central, Malawi Central holidays | ATR
コタコタ動物保護区 - Wikipedia

コタコタ動物保護区(Nkhotakota Game Reserve)はマラウイ国内のサファリの中で最も歴史が古く、
また国内のサファリとしては最も大きく1750Km²の面積を持ちます。



マラウイ国にとっては貴重な観光資源のコタコタ・サファリなのに、
サファリ内の動物の種類は少なく、国内の他サファリに比べても有効活用されていないという問題があります。

マラウイやコタコタへの観光客を増やし、経済を盛り上げるという目的で、
近年マラウイ政府はコタコタ動物保護区(以下、動物保護区)の再開発に力を入れています。



そんな政府の一大プロジェクト動物保護区の再開発によって村人は様々な影響を受けました。
国にとっては、とても大事な経済開発ですが、村人にはどんな影響があるんでしょう。



□サファリ再開発で村人の生活は変わった?!





African Parks Project」によって、コタコタ動物保護区は大きく変わろうとしています。

マラウイ 政府は動物保護区内に新たに2つの電気柵を作ることを決め、ザンビアからより見ごたえのある動物(ライオンなど)を持ってくる計画をしています。


その結果、柵内に住んでいた村人は移住を余儀なくされ、動物保護区外に村を移動させられています。


1本目の柵内に村人は立ち入ることができ、今まで通りフルーツや作物、まきなどを取ることができます( もちろん動物を殺すことは禁止)

2本目の柵の中は、完全立ち入り禁止区域になり、政府はライオンや象などの動物をザンビアから連れてくることを予定しています。




政府からの強制退去ですが、一方で政府は援助を約束しています。
運営している
NGOスタッフによると、政府の援助に村人は喜んでいるとのことだったのですが、
強制退去に、果たして移動した村人全員が喜んでいるのかは分かりません。

 

援助の一環として、政府は移動が必要な村人に対し、
新しい家を建築する費用や新しい井戸を設置する取り組みが行っています。



□井戸設置プロジェクト


昨日は、家の移動を余儀なくされた人々向けの、井戸を設置するプロジェクトに参加しました。

サファリ内に住んでいた村の住民が10人集まり、井戸を管理する委員会(WPC:Water point Committee)を立ち上げ、井戸の管理方法を学びました。

IMG_4377

政府によって設置された井戸。
政府支援は井戸のみで、住民自身が周りに柵を立てたり、水路を掘ったり環境を整える予定です。

IMG_4376 (2)



今回設置された井戸を管理する委員会(WPC: Water Point Committee)がすごいんです

「井戸を設置したけど壊れたから使えなくなった=与えるだけの援助じゃだめじゃん」という話を
よく援助の世界では耳にしますが、
この委員会によって、井戸をあげるだけでなく、井戸を直すスキルも与えて、
半永久的に井戸が使えるようにしているんです。


この委員会は、村人によって構成される日本でいうと住民組合のようなもの

マラウイの農村のコミュニティは、以下の組織レベルで運営されています。
今回の
WPCは住民によって運営される最下層の組織。


地元のお父さんお母さんが地元を盛り上げようと行う住民運動会と考え方は同じです。





今回の
African Parks Projectによって、実際住居の移動を余儀なくされた人がたくさんいます。
生活は変化していますが、それによって政府の援助も得ました。


住民が全員喜んでいるのかは分かりませんが、確実なのは、「住んでいる村人には選択肢がない」ということ。

政府から援助をもらえるというなら、村人は移動するしかありません。
政府の決定の前に村人は力がありません。それが日本と違います。

 

「マラウイへの観光客を増やす」というマクロな視点での経済政策はとても大切ですが、
その裏には「その地域に住む村人への影響」というミクロの視点があることを忘れてはいけないなあと思った一日でした。

 







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