アフリカでのビジネスを通じた国際開発について発信する原祥子(はらさちこ)のブログ。
大学時代はBOPビジネスを研究し、その後富士通株式会社で約3年法人営業。「人生は一回しかない!」と本当に好きなことを追い続ける人生覚悟で、青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ。炭ビジネスを立ち上げ、村人の収入向上活動に2年間従事。その後、サセックス大学院IDS(英)で途上国ビジネスを学ぶ。

青年海外協力隊の経験、イギリス大学院での学び、ICTを使った国際開発、アフリカでのビジネスを使った開発などを綴ります。

好きなものは、バックパッカーとヨガとミスチル♪(バックパッカー27か国、海外滞在4か国4年)
Afri-Quest.com,The Povertist-途上国の貧困と開発を深堀するオンラインマガジン-でライターもやっています!

生活

無題
マズカバンジー!(マラウイの共通語チェワ語で" How are you?" )


アフリカはもちろん、アジア・中南米なども含め、途上国での仕事は大変とよく聞きませんか?
  
「なんで、こんなに新興国・途上国とのビジネスは上手くいかないの?」
   
「書類を送るだけなのに、なんでこんなに時間がかかるの?」


効率悪くなる理由は、ずはりインフラと国民性。(だと思ってます)


どう効率が悪いのか、なぜ効率が悪くなるのか。

そこで今日は、ある一日の活動から、途上国で働く大変さをまとめてみます!


□ある非効率な一日
先週の午後、笑っちゃうくらい仕事の効率悪かったときがありました。

その日、やるべきタスクは3つ。 


①JICA提出の書類印刷
  午前に急にきて、JICA提出なので何とか終わらせたいタスク

②村人の銀行口座開設のアシスタントをすること
  前の日の夜、急に同僚から電話がかかってきて頼まれたタスク

 そもそも同僚がいないと自分だけじゃできない
 電話で「私わからないんだけど」と同僚に伝えたけど、「頑張って」といわれてしまった

③14時から村に行くこと
 朝、オフィスに行ったときに上司から「今日は村行くからね」と聞いた
                       


マラウイでは突然仕事が来るのがしょっちゅう。

前から予約していたのに、お葬式や悪天候、その他諸々の理由でなくなったり。
かと思えば、当日急にお偉いさんが来ることが決まったり。

1週間前に予定なんか、たてられるはずありません。

3つの予定も例外ではなく、前日や当日に入ってきたのでした。


仕事がたくさんあるとき、日本では優先順位を考慮して計画を立てることが大事ですよね。


ということで日本のやり方で、優先順位を考え、全部やるため早めにお昼を切り上げることにしました。


お昼をかき込み、まず①JICA提出の書類を印刷しにオフィスへ行くことに。

家から歩いて10分、暑い日差しの中を歩いてオフィスに到着。
しかし、なんとタイミング悪く停電!
(もしかしたらオフィスの電気代がチャージされてなかっただけかも)

印刷はできず・・・

ちょっとへこたれましたが、これくらいで動揺してはいけない。
1年マラウイで生活して学びました。

早々に印刷は諦めて、②村人に会うことにしました。


□焦ってくれない村人
お昼前に聞いた話では、村人たちは村から町にバスで向かっているとのこと。

14時から村に行くので、空いている時間が1時間半くらいしかないため、少し焦ってました。

とりあえず、村人に電話。


 村人:「町に着いたけどレストランでお昼食べてるから、もうちょっとしたらオフィスいくよ」

 私:「さっきも言ったけど、わたし14時から村行くから急いでるんだ。私がそっちいこうか?」

 村人:「ん~別にいいよ!ちょっと待って。お昼食べたらすぐ行くね」

 私:(ええ?村行くから待てないんだけど…まあどうせ上司も遅れてくるからいいか)


村人に次の予定があって焦っていることを伝えたのですが、うまく理解してもらえません。

焦りが伝わらないのは、感覚の違いの問題なのか・・。

しょうがないので、オフィスで村人がご飯を食べ終わるのを待つことにしました。


□事前に言ってほしいよ
オフィスで村人を待ってると、一緒に村に行く予定の上司から電話が。

このとき、上司と村に行く約束をしていた時間の10分前でした。


 上司:「村にはバイクで行くから、オフィスにバイク乗ってきてね」

 私:(えー!直前に言うなよ〜。バイク家に置いてきちゃったよ・・・)
  

文句を言っていてもしょうがないので、もう一度バイクを取りに家へ。


バイクに乗るために、再度服を着替え。
バイクのコンディションをチェックして。

バイクでオフィスに向かいました。


こんな風に、直前の急な連絡はしょっちゅうあります。
前もって言ってくれたら準備できたものが、直前なので対応できない。

仕事を予想し事前に準備する、って意識があまりないのかもしれません。
 (全てがゆっくりで、誰も怒らないので。)



ちょっとイライラしながら、オフィスに到着。

この日はラッキー。
再び着いたところで、タイミングよく②の村人がちょうどオフィスに来ました。
他のオフィサーに協力してもらって、銀行口座開設を説明。
無事、②の仕事が終了!


そして、この時、またまたタイミングよく電気が復旧。
(半日以上、復旧しないこともよくあります)
無事、①書類印刷も完了!




全ては偶然。
計画性、なんて言葉は皆無。

むしろ自分が計画を持って行動していたら、損してイライラしちゃう。

多くのことは偶然が重なってうまくいきます。


□あるべきものがない不便さ
無事2つのタスクが終わった後、
すっきりして③上司が来てバイクで一緒に村へ…

 私:(①も②もうまくタスク完了したし、あとは③だけだ~!
     いろいろあったけど、全部できそうでよかったな)

 上司:「よし村行こう!でも、その前にガソリンがないからガソリンスタンド寄らせてね」


一緒にバイクで村に向かう前に、上司はガソリンがないといい、一緒にガソリンスタンドへ。

だけど、ガソリンスタンドになぜかガソリンがない

2つめのガソリンスタンドに行きましたが、そこにも何故かガソリンがない・・・


 私:(ガソリンスタンドなのに、ガソリンがないってナンデ?)

私の任地は小さくてガソリンスタンドが2軒しかありません。
つまり、その時点でガソリンを入手する手段がない・・

   上司:「ガソリンがないと村に行けないね・・。今日はあきらめよう。」

結局、燃料を補給できず。足がないので村に行く事は諦めざるを得ませんでした。


ということで、2時に村に行くために①と②の予定を焦って終わらせたわけですが、
なぜか、村行きは中止。全然予定になかったワークショップに参加する事になりましたとさ
(ワークショップの間、すこしイライラしてました・・笑)


こんな感じで、毎日働いています。

無駄にオフィスと家を往復したり。
無駄に着替えたり、荷物もってっちゃったり。
無駄にお昼を早く食べたり。
無駄に焦ったり。


むだむだむだが多い・・・ 



一日を振り返ってみると、
 ・停電やガソリンなどの基本的インフラの不十分さ
 ・マラウイ人のおおらかな(てきとうな)国民性

この2つのせいで、仕事が非効率になっています。




インフラが不安定だから、マラウイ人が効率的に働けないのは、しょうがないといえばしょうがない。

でも、マラウイ人が効率的に働かないから、
ガソリンがうまく運ばれずガソリンがなかったり、道路は壊れても直されなくて物流が悪くなったり、
彼らの働き方がてきとうなので、インフラもてきとうになる面は少なからずあると思います。


例えば、数か月前大雨で道路が崩れたんですが、ずっと直されず放置されています。
このせいで任地への物流網が悪くなり、牛乳などの品物が届きにくくなっているんです。

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壊れた幹線道路

直さないのは予算がないからなのか。
テキトウでどうでもいいと思っているのか。


要は、不安定なインフラとマラウイ人のてきとうな働き方の悪循環。




途上国のビジネスで大変なのは、相手に生産性を求めることができないこと。

日本の生産性を追求する忙しい働き方とは全く違う、他の次元でマラウイの社会は動いています。


お昼早めたのに…とか色々モヤモヤするけど、イライラしても本当しょうがない。

誰かに不満を言ってみても、日本の働き方を知らないマラウイ人には理解してもらいにくい。




途上国で働く、また途上国とのビジネスでたやり取りする人は、一度効率性を忘れるべし!

計画通りうまく行くことなんて滅多にないし、現地目線でノラリクラリがちょうど良いかもしれないです。
実際は日本と途上国のはざまに挟まれて、大変だと思いますけど・・!




途上国で働く大変さをもっと知りたい方はこちら!(途上国で働くってどんな感じ?-協力隊の職場を紹介します!-)




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[目次]

 □なぜマラウイ人の親友を作るのが難しいか  
     ①金銭感覚が違いすぎる  
     
②文化が違いすぎる  
    
③共感が得られにくい



マズカバンジー! (マラウイ共通語チェワ語で”How are you?”)   
  
今日は、ちょっとネガティヴなタイトル。笑


マラウイに来て半年。
家に招待してもらったり、一緒に映画を見たり。
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マラウイ人の「友人」と呼べるような人は何人かできてきた気がしますが、
心から分かり合えるような親友はまだできた気がしません。


わたしの任地は一人陸の孤島。
ミニバスで4,5時間走らないと日本人に会えないところ。
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日本人はおろか、外国人もあまりいないので、マラウイ人といかに仲良くなれるか!が
生活する上で大切になってきますw


できればマラウイ人の親友が欲しいのですが、どうすればいいか分かりません。
(お悩み相談所みたいですね笑)




今日はその難しさを分析してみました。。
全てのマラウイ人に当てはまると思いませんが、任地コタコタのケースということでみてください。



□なぜマラウイ人の親友を作るのが難しいか

①金銭感覚が違いすぎる

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一番の大きな原因は金銭感覚。
基本的な話は楽しくできるのですが、お金が絡んでくると話はややこしくなります。


例えば、

私「今週末旅行に行くんだ♬」
マラウイ人「お金はどこからきてるの?」
    と、旅行=リッチだね という展開になることが多かったり。

私「大学では〇〇を勉強したよ」
マラウイ人「大学にいけるなんてリッチだね。マラウイでは大学高すぎでいけないや」
  日本とマラウイの経済格差の話に発展したり。

ある程度仲良くなると、
「USB貸して!」「紙持ってる?」「ペン持ってる?」
となんでも貸してと言われたり。
(一度貸したら、なかなか返ってこなかったり、壊されたりもしたので、最近はできるだけ貸さないようにしています。。)



【肌の色が白い=リッチ・援助やモノをくれる人】
というイメージが萬栄していて、なかなか同じ立場に立つことが難しい気がします。


ある程度貸し借りしたり、あげるのは友人間でもあることですが、
一方的にあげる事が多いと、その関係は友人ではなくて、ただの援助者です。



また、金銭感覚が違うので、遊ぶとなった時が難しい。
どこかに行くにしてもお金が問題になったり、PCで映画を見るとなるとPC羨ましいとなったり。
日本で友達とするような遊びはできません。


日本の本当の話をしていると、相手に「羨ましい」と思わせてしまうなあと、最近感じるようになりました。

金銭感覚の違いで、どうにも超えられない壁があるというのが、半年の経験からの感想です。



②文化が違いすぎる

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「日本とマラウイは違う国だから、文化が違うのなんて当たり前じゃん!」と思われそうですが、

問題は文化の違いがものすごい大きいこと。


その差は先進国間での文化の違いに比べても、格段に大きい気がします。

同じ任地にいるノルウェー人の友人も同じようなことを言っていました。

マラウイと日本、マラウイとノルウェーの文化が違いすぎて、
日本とノルウェーが同じ文化圏だと感じるくらい。
(マラウイ人と比べると、本当にツーカーで話が合ったりします。)


例えば、

さとうきびを歯でむしり取って食べたり。
時間や約束にルーズだったり。
どこでもオープンに赤ちゃんに母乳をあげたり。

文化が違っても、もちろん相手の文化をリスペクトする事はできます。
メリットを理解することもできます。

異文化理解は大切。


でも、いくらメリットを理解していても、
「自分がその文化の中に溶け込んで、同じように生活できるか?」
と言ったらそうとも限りません。


母乳をあげる大切さは分かりますが、私はまだ道で胸を出して赤ちゃんに母乳をあげる勇気はないですし、
毎日シマと野菜だけ食べて過ごしたいとも思えません。
さとうきびは一度チャレンジしましたが、歯が折れそうなので再びやろうとおもいません。
(さとうきび美味しいんですけどね笑)
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そう考えると、その文化に入って溶け込むのは相当ハードルが高いように思います。

同じ行動ができないのに、マラウイ人の輪の中に入って、親友を作るのは少し難しい。


特にマラウイは外国人が少なく、外国人と仲良くした経験がある人も少ないです。
相手に「日本文化と違うからできないや」と
文化の違いを分かってもらうことを求めても、難しいかもしれません。




③共感が得られにくい

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親友になるには、共感できるかどうかが凄い大切だとと思います。

「これ面白いよね!」「だよね!」と趣味などで意気投合すると、
一気に関係が縮まるということは、心当たりある人も多いんじゃないでしょうか?


①金銭感覚の違い、②文化の違い があり、
今まで経験してきたバックグラウンドが大きく違うので、
共感を得るのは、同じ国や先進国の人に比べて、難しいような気がします。


たとえば、友人の家でシマをご馳走になったとき、
本当にそのシマは美味しいんですが、もっと美味しい日本食のことは、栄養のことは、
彼に伝える事ができません。

お気に入りの歌手やディズニーランドなど、好きなことを一緒に楽しく話したりできません。

PCやインターネットを持っていない友人には、PCや映画の話もできません。



たぶん私がしたくても出来ない話をもっているように、
マラウイ人の友人にとっても、話したいのに私が理解できない話は一杯あるんだろうと思います。



そんなちょっとしたモヤモヤ。
話したいのに、すべて心の内をさらけ出せないような気がする事が、
友人との間に壁を作っているのかもしれません。





以上、ネガティヴな話ですが、本音を晒してみました!笑

そんなことないよ!柔軟性が足りないだけじゃん?という声は重々承知。



日本に多種多様な人がいるように、マラウイにも色々な人がいるので、
住んでいる場所(田舎・都会)、階級、バックグラウンドなどによって、
当てはまらないケースは一杯あると思います。


その証拠に、
先輩隊員の中には、マラウイ人の親友がいたり、マラウイ人と付き合ってたり、
マラウイ人と結婚した人もいます!!




こんな分析を言い訳にせず、これから頑張っていくことを誓います!w



   
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[目次]

 □マラウイの宗教って?  
 
□村の教会に行ってきた  
 
□マラウイ人にとっての宗教とは?





マズカバンジ―!(マラウイ共通語チェワ語で”How are you?”)
今回は、日本ではある意味タブーな宗教の話。

 

今日、思いがけなくローカルな教会に行ってきました!

 

日本はなんで宗教心が薄いのか。マラウイはなんでこんなに宗教が強いのか。

色々考えさせられる体験でした。



□マラウイの宗教って?


マラウイでは、国民の75%がキリスト教、20%がイスラム教、5%が伝統宗教。

宗教を持たない人はほとんど会ったことがありません。

 


自己紹介をすれば、二言三言目には「お前の宗教は何だ?」と質問されます。

(無宗教は理解されにくいので、仏教だといったり、科学を信じてるといったりしてます)

 

仏教徒だというと、仏教についてほとんど聞いたことがないのか、それは何だとよく言われます。
(アフリカ大陸には仏教徒の国がないからなのかも)

 

マラウイは、キリスト教とイスラム教が争いなく存在する国。


私の任地はイスラム教の人が多い地域なんですが、
よくイスラムの被り物(ヒジャブ)をした人と、被り物をしていないキリスト教徒だろう人が一緒に仲良く歩いているのを目にします。

 

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以前、キリスト教の人はイスラム教の人をどう思っているのか気になって、マラウイ人に「キリスト教の人とイスラム教の人は友達になれるの?」と質問したことがありました。

 

マラウイ人の友人:「どの宗教を選ぶかは、その個人次第だよ!だからそこに争いはないし、キリスト教の人もイスラム教の人も友達になれるよ。マラウイにとって、キリスト教もイスラム教も外国から来た宗教だから、どれを選ぶかは自由なんだ。」

 

さすがウオームハートの国マラウイ。みんな宗教には熱心なのに、とても寛容。


アフリカの中でも一二を争うくらい平和なマラウイは、こんなマラウイ人の寛容さから生まれているのかもしれません。


 

□村の教会に行ってきた

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そんな宗教大国のマラウイ。同僚も友人も皆日曜日は教会やモスクに行きます。


いつか一度教会・モスクに行きたいなーと思っていたところ、今日思いがけなくいつもお世話になっている農業組合リーダーのEssewさんが村の教会に誘ってくれました!

 

こちらが教会。

ずっと廃屋だと思っていたのですが、実は教会でした。(ごめんなさい)

 

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本物の教会は現在建設中。寄付金を募って建設続行するそうです。
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しっかりした建物がなくても、人々の宗教への熱い心がありました。

 

セレモニーは9時から14時まで。今日はビックサンデーと呼ばれる大きなイベント。

アフリカ文化らしく、賛美歌よりはダンスがメインでした!


 

ダンスを踊った後に、祈ったり。

 

お母さん達が歌とダンスを披露したり。

 

みんなでバイブルを読んだり。

 

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歌手の人と一緒に賛美歌を歌ったり。

 

 

イベントは終始、にぎやかで笑顔にあふれていました。

教会に毎週末みんながなぜ通っているのか不思議でしたが、

お祈りのためだけじゃなくて、こんな暖かい空間にふれるためにも来ているんだろうなあと思います。

 

□マラウイ人にとって宗教とは?

※ここからは私の宗教観にも関係するので、一意見としてとらえてもらえたらと思います。

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マラウイ人にとって宗教は、生活と切り離せない大切なものだということを最近思うようになりました。

毎週教会・モスクにいくという行動だけでなく、マラウイ人の国民性という心理的な面について宗教の影響が大きい気がします。

 

例えば、今日教会で牧師さんの教えに以下のようなものがありました。

 

例1

牧師さん:「人が23人集まると、そこに神様が来てくれる。神様があなたたちのために祈ってくれる。」

マラウイはとても人と人との距離が近い文化。

いつも皆誰かしらと一緒にいて、一人孤独な人はみたことがありません。

 

また、外国人だから宗教が違うからといって差別せず、基本は誰でもそのまま受け入れる心の広さを持っています。

私が一人でいたら。「一緒に食べる?」「一緒にくる?」と気にかけてくれます。

 

そんなほかの人を許容する暖かい心は、この教会の教えから来ているんじゃないかと思いました。

 

 

2

牧師さん;「もし神様から何かをもらったならば、それをほかの人にも与えなさい。そうすればまた神様があなたに与えてくれる。」

 

マラウイでは自分が貧しいにも関わらず、他の人を助けるという文化があります。

例えば高校を中退せざる終えないくらい貧しいのに、同じく貧しい子供たちのために幼稚園を運営し、自分も募金をしているマラウイ人の友人がいたり。

いつもお金に困っているというのに、ホームレスが家に来ると主食トウモロコシの粉を恵んであげたり。

 

この助け合いの文化、分け合う文化は、この教えに基づいているんじゃないかと思いました。

 

 

マラウイは、初等教育がほとんどひどいありさまなので(先生に対して生徒の数が多すぎる)、算数や英語などの基本教科でいっぱいっぱい。
道徳を教える授業は、基本ほとんどありません。


 参考:初等教育についての問題はこちら!

マラウイの卒業式はディスコ?!ーマラウイの教育問題ー

 

じゃあ道徳を誰が教えるのか。なぜ心優しい人になれるのか。

その答えが宗教なんだと思います。

小さい頃からお母さんと一緒に教会・モスクに通い、どんな人間でいるべきか、道徳とは何かを学びます。

 

マラウイの社会を秩序立て、皆が安心して暮らせる社会を保っているのが宗教。


マラウイがマラウイであるために、宗教は欠かせないのだと思います。



じゃあ日本はどうなのか。
日本の宗教って何なのか。宗教心が薄いメリット・デメリットは?

この持論は揉めそうなのでまた今度!笑


宗教について考える機会は日本では少ないですが、宗教があるのが世界のスタンダード。

しっかり自分の意見を持っておくのが大事だなあと思います。



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[目次]

□マラウイで半年生活して変わったこと  
  ①効率だけがすべてじゃないと知れた  
  ②豊かさって何だろう?  
  ③「国際協力」が何となくわかってきた  
  ④日本の凄さを再認識



マズカバンジ―!(マラウイ共通語チェワ語で”How are you?”)

 

2016114日。寒い冬の日本から、夏が明けたばかりのマラウイに降り立った日。


そんな日から、あっという間に
半年がたちました!


 

一時期ホームシックに悩まされたときは少し時間がたつのが遅く感じましたが、

活動や生活に慣れてきてからの時間はあっという間でした・・

 

今回は振り返りも込めて、この半年マラウイで生活して変化したことを考えてみます。


 

半年の心理的変化

マラウイが新鮮な時期:1か月目-2か月目

ホームシック時期:3か月目

友達もできて活動が軌道に乗った時期:4-5か月目

自分がマラウイ人化してきたなと感じる時期:6か月目



旅行でアフリカに来るのとはまた違う変化。

アフリカに半年いたらこうなります!

 

□マラウイで半年生活して変わったこと

①効率だけがすべてじゃないと知れた

 

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アフリカに来る前は、日本で一番忙しい場所 東京でOL生活を送っていました。

残業は当たり前。家に着くのは早くて9時。時々12時。土日もたまに出勤アリの、

「ザ・サラリーウーマン」生活でした。(そんな生活も、時々は楽しんでいました)

 

そんな生活で、毎日時間に追われていました。

常に早歩き。予定の優先順位を常に考える。面倒だと思ったら話は聞かない(最低の人間だ!)。

常に「次何するんだっけ?」って考えていたように思います。

 



そんな生活から一転、マラウイはすべてがゆっくり!

基本マラウイ人は、一日に一つか二つの予定しか入れません。

30分遅れ、当日キャンセルは当たり前。スケジュールは守らない。(もともと守るつもりがないかも)

時計を持っていないので、太陽が沈んだら家に帰る。(電気がなくて夜は活動できないから)

 

 

郷に入れば郷に従え。効率が悪くても周りに合わせるしかありません。

 

東京生活からマラウイ生活になったとき、反作用で忙しい生活が懐かしくなり、「忙しい日本に帰りたいな・・!」と思った時期もありました。笑(ホームシック時期)

 

 

でも半年。「効率を優先する社会」「約束を守る社会」にはない、マラウイの良さが見えてきました。

 

効率を優先しないからこそ、相手を待つ心が生まれ、お互いストレスフリーでいられます。


 

また約束を必ずしも守る必要がないからこそ、当日のスケジュール変更に柔軟に対応できます。例えば、午後から急に銀行に行かなきゃいけなくなった時も、「じゃあこれは明日するね」と対応してくれます。

 

そんなゆったりした社会のなかで、人と人はゆったり談笑し、強いきずなを深めているような気がします。マラウイはお互い助け合いの文化。

強い人間関係があるからこそ、貧しい生活の中でも助け合って暮らせています。

 

マラウイにはマラウイの環境に合った、時間の流れ方があるんだなあと思えるようになりました。

そして忙しい・効率を求める日本社会だけが、世界のスタンダードじゃないことを知りました。

 

時々は予定いっぱいの充実した時間が懐かしくなりますけどね!笑

 

②豊かさって何だろう?

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日本で生活しているとき、豊かさというとお金やモノ、社会的なポジションに関連していました。

疲れをいやすためにマッサージに行ったり、欲しいバックを買ったり。
そんな願いを叶えるためには、いつもお金が必要で、お金に困ると「辛いな」と思いがちでした。


また時間に追われ、仕事が忙しくて、大事な友達の約束を断ったり、親と会話する時間が減ったりしていました。


 

 

一方でマラウイでは「お金」が豊かな人はほとんどいませんが、毎日楽しんで生きている人はたくさんいるように思います。

 

お金は最悪あまりなくても、自分で農作物を栽培しているので、その日のご飯は手に入ります。

また助け合い文化が根付いているので、ご近所さんと交換したり、恵んでもらったりすることもあります。

お互い助け合うという文化は、心の安定につながっているんだなあと思います。

 

また時間がゆるやかに流れているので、あせったり、ストレスを感じたりすることが少ないです。

毎日楽しむという豊かさ。

 

経済的な豊かさだけではなくて、マラウイにはマラウイなりの「豊かさ」がある気がします。

 

 

③「国際協力」が何となくわかってきた

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青年海外協力隊は国際協力事業の一つですが、途上国で暮らしてみてはじめてわかる国際協力の現場がありました。

 

大学の時4年間、「国際協力」について大学生なりに勉強したと思っていましたが、

やっぱり机上で知るのと、実際の体験をもとに知るのとでは違っていました・。

 

大学やセミナーで勉強しているときは、「国際協力」は一つの学問のカテゴリーで、どうしても遠い世界の出来事という感じでした。

 

日本人にとって「国際協力」は与える側。

「どうしたら途上国で苦しむ人がいなくなるんだろう」「貧困や紛争がなくなるんだろう」と、遠い世界で暮らす人々への思いやり・同情や正義感から成り立っていたような気がします

 

マラウイに来てみて、「国際協力」は、マラウイ人にとっての日常で生活の一部ということを知りました。

 

例えば町で大規模な音楽イベントが開催されるとなれば、ほとんどのイベントがNGO絡みだったり。
今年の収穫量が少なくて食べるものがない・・となれば、頼る先は国際機関の援助だったり。
大学に行くお金がない・・となれば外国人に援助を頼んでみたり。

政府の予算の4割が援助金から成り立っているマラウイでは、公務員の給与も援助からきています。

困ったなら援助、と直結して考えます。

 

マラウイでは、社会を支える根幹となっている「国際協力」。

正義感や思いやりなどのきれいごとを抜きにして、「国際協力」が汚職まみれであっても、みじめさにつながっても、生活から取り除くことはできません。

 

マラウイにきて、「国際協力」は正義や思いやりのために行うのではなく、先進国と途上国間で行われる一つの世界規模な仕組みと捉えなければならないなと思いました。

 

きれいごとだけじゃだめだということを知りました。

 

④日本の凄さを再認識

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最後はこれ。やっぱり日本はすごい国です。

 

マラウイで半年生活して、マラウイ人の目線から日本を見ることができるようになってきた気がします。

日本のGDPはマラウイの約121倍。

2016年一人当たりの名目GDP 日本:34,870.93USドル マラウイ:286.98USドル)

マラウイにとって、日本はお金持ちでハイテクな国。

 

日本にいたときは、「経済も停滞して失われた20年から抜け出せないし、高齢化も進んで老人の国になっていくし、これからの日本やばいな」と実はずっと思っていました。

 

日本国内でニュースを見ていると、私のように自国ダメダメ論な人が多い気がします。

 

ですが、一度日本の外にでてみるとその目線は変わりました。

やっぱり日本はGDP世界第3位の国。

世界196か国ある中で、日本はこの世界を率いていくポジションにある国です。

 

自分がマラウイ人化していて、最近日本について一番びっくりしたのが、イギリスのEU脱退のニュースについて日本で報道している内容のほとんどが「世界経済が日本経済が悪くなる!」と経済目線だったこと。

 

これってよく考えたらすごいこと。

他国の変化を受けてすぐに自国の経済につなげて考えるのは、さすが経済大国 日本です。

 

一主婦である私の母も、EU脱退については「日本の景気が悪くなるのは嫌だわ」というコメントしていて、ローカルな主婦も自国の経済や政治を気にするのは国民レベルがかなり高いことだなと実感しました。

 

マラウイで、イギリスのEU脱退のニュースを知っているローカルな主婦はどれくらいいるんでしょう。



 

そんな国に生まれたことを誇りに思うとともに、もっと日本を大事にしなければいけないなあと思いました。

 

マラウイと日本を比べるのはさすがに極端すぎかもしれませんが、

日本には日本の良さがあることを一度世界に出て実感するのは大事だなと思います!

 

 

 

以上、半年マラウイで生活したらこうなるよ!という分析でした。

 

やっぱり経験しないと分からないことだらけです。

 

自分を使った実験ということで、今後も自分の変化について客観的に分析していきたいです!

2年もいたら、ほとんどマラウイ人になってるかも。笑




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マズカバンジ―!

今日は政府の一大プロジェクトに影響を受けた村人たちの話。
開発の裏側にはこんな顔があるんです。


【目次】
 □コタコタ・サファリの問題点  
 □サファリ再開発で村人の生活は変わった?!  
 □井戸設置プロジェクト



□コタコタ・サファリの問題点

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マラウイ政府によって、「African Parks Project」という動物保護区(サファリ)を再開発する活動が、マラウイのコタコタで行われています。

【アフリカ=サファリ】のイメージ通り、アフリカにはサファリがたくさんあります。
その一つが、私の家から車で20分くらい行ったところにあるんです。

(アフリカといえど、普段から家の近くで動物が歩いているわけじゃないんです。笑
 家の近くに大きな動物園があるとイメージしてもらえたら分かりやすいです。)


Malawi Central safaris, tailor-made vacations to Malawi Central, Malawi Central holidays | ATR
コタコタ動物保護区 - Wikipedia

コタコタ動物保護区(Nkhotakota Game Reserve)はマラウイ国内のサファリの中で最も歴史が古く、
また国内のサファリとしては最も大きく1750Km²の面積を持ちます。



マラウイ国にとっては貴重な観光資源のコタコタ・サファリなのに、
サファリ内の動物の種類は少なく、国内の他サファリに比べても有効活用されていないという問題があります。

マラウイやコタコタへの観光客を増やし、経済を盛り上げるという目的で、
近年マラウイ政府はコタコタ動物保護区(以下、動物保護区)の再開発に力を入れています。



そんな政府の一大プロジェクト動物保護区の再開発によって村人は様々な影響を受けました。
国にとっては、とても大事な経済開発ですが、村人にはどんな影響があるんでしょう。



□サファリ再開発で村人の生活は変わった?!





African Parks Project」によって、コタコタ動物保護区は大きく変わろうとしています。

マラウイ 政府は動物保護区内に新たに2つの電気柵を作ることを決め、ザンビアからより見ごたえのある動物(ライオンなど)を持ってくる計画をしています。


その結果、柵内に住んでいた村人は移住を余儀なくされ、動物保護区外に村を移動させられています。


1本目の柵内に村人は立ち入ることができ、今まで通りフルーツや作物、まきなどを取ることができます( もちろん動物を殺すことは禁止)

2本目の柵の中は、完全立ち入り禁止区域になり、政府はライオンや象などの動物をザンビアから連れてくることを予定しています。




政府からの強制退去ですが、一方で政府は援助を約束しています。
運営している
NGOスタッフによると、政府の援助に村人は喜んでいるとのことだったのですが、
強制退去に、果たして移動した村人全員が喜んでいるのかは分かりません。

 

援助の一環として、政府は移動が必要な村人に対し、
新しい家を建築する費用や新しい井戸を設置する取り組みが行っています。



□井戸設置プロジェクト


昨日は、家の移動を余儀なくされた人々向けの、井戸を設置するプロジェクトに参加しました。

サファリ内に住んでいた村の住民が10人集まり、井戸を管理する委員会(WPC:Water point Committee)を立ち上げ、井戸の管理方法を学びました。

IMG_4377

政府によって設置された井戸。
政府支援は井戸のみで、住民自身が周りに柵を立てたり、水路を掘ったり環境を整える予定です。

IMG_4376 (2)



今回設置された井戸を管理する委員会(WPC: Water Point Committee)がすごいんです

「井戸を設置したけど壊れたから使えなくなった=与えるだけの援助じゃだめじゃん」という話を
よく援助の世界では耳にしますが、
この委員会によって、井戸をあげるだけでなく、井戸を直すスキルも与えて、
半永久的に井戸が使えるようにしているんです。


この委員会は、村人によって構成される日本でいうと住民組合のようなもの

マラウイの農村のコミュニティは、以下の組織レベルで運営されています。
今回の
WPCは住民によって運営される最下層の組織。


地元のお父さんお母さんが地元を盛り上げようと行う住民運動会と考え方は同じです。





今回の
African Parks Projectによって、実際住居の移動を余儀なくされた人がたくさんいます。
生活は変化していますが、それによって政府の援助も得ました。


住民が全員喜んでいるのかは分かりませんが、確実なのは、「住んでいる村人には選択肢がない」ということ。

政府から援助をもらえるというなら、村人は移動するしかありません。
政府の決定の前に村人は力がありません。それが日本と違います。

 

「マラウイへの観光客を増やす」というマクロな視点での経済政策はとても大切ですが、
その裏には「その地域に住む村人への影響」というミクロの視点があることを忘れてはいけないなあと思った一日でした。

 







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