マズカバンジ―!(マラウイの共通語チェワ語で”How are you?”)
だれもが一度は見たことがある「魔女の宅急便」。
その深いメッセージを知っていますか?
(恥ずかしながら、私は10年ぶりにマラウイでみて、その深さに圧倒されました・・。)
今から27年前に作られた「魔女の宅急便」ですが、
実は海外生活をする人、特に青年海外協力隊の生活と、とても共通点が多かったんです!
※はやおさんは、協力隊のためにこの映画を作ってくれたんじゃないかって思うほど。笑
多くの協力隊の仲間が賛同してくれました。。笑
海外生活に関心がある人もない人も、要チェック!
協力隊の生活を知りたい人もおススメです。
(魔女宅を見てない人はネタバレになる可能性もあるので、まずは映画を見てねw)
□魔女宅と協力隊の共通点は?
① バック一つで、新生活を始めるキキ
主人公のキキは、魔女の血を受け継ぐ13歳の女の子。魔女として生きることを決意したキキは、「13歳の満月の夜に魔女のいない町を見つけて、魔女の修行を積むべし」という古くからのしきたりに従って、バック一つでほかの町に移り住み始めます。
多くの友人や家族に見送られ、コリコという都会に一人で住み始めるキキ。
協力隊もスーツケースたった2つで、知らない町に一人で住み始めることからスタート。
友達もましてや日本人もいない、見知らぬ町での生活。
キキみたいに友人や家族に見守られる中日本を出発しますが、任地で頼れる人がおらず寂しい思いもする日もあります。
②はじめは頼れる人探しから
大都会コリコでの生活を開始したキキ。
魔女の風習の残る田舎町と異なって、大都会であるコリコの町の人々はどこかよそよそしくて、キキはそんな人々の態度に戸惑いを隠せません。
その後、グーチョキパン店のおかみ、おソノさんに出会い気に入られ、キキはようやく居候先を見つけて、毎日安心して暮らせるようになります。
協力隊も知り合いがいないところから、毎日いろいろな人との出会いを経て、頼れる人を探していきます。
まずは仲間探しが最初の活動。
文化も言葉も違うので、頼れる人がいないと分からないことだらけで、生活が安定してきません。
私も、まさにおソノさんみたいな頼れる上司に会って、最近安心して暮らせるようになりました。
③ぼろぼろの家を自分で掃除して、生活を整えていく
一番そっくりだと思ったのが、家の準備。
おソノさんの好意でパン屋の2階に、居候できるようになったキキ。
ですが、最初部屋は真っ黒でほこりだらけ。着いた初日はとりあえず寝ることしかできません。次の日、自分ひとりで大掃除して、やっと寝床を確保します。
国によって住宅事情は違いますが、特にアフリカで住み始めるときは、さいしょ家はぼろぼろ。(引っ越すときに、日本みたいにきれいにする習慣がないから。)
着いた初日は寝るので精いっぱい。
私もキキのように、体を真っ黒にしながらたわしで床をこすりました。今ではいい思い出です。笑
(まだ床の修理完成していないのに、なぜか引っ越し。笑 しばらく臭いがひどかったです。)
④たまにはからかわれることもある
違う町に住み始めると、文化の違いから人にからかわれることもあります。
キキの移り住んだ町は大都会で、魔女の文化もあまりありません。魔女のかっこをしているキキを面白がって若者(とんぼ)がからかったり、警察官が箒で飛ぶのは危ないと怒ったり。
海外で住み始めると、文化の違いから心無い人にからかわれることもあります。
道を歩いていると「チャンチュン(中国人)!」って言われたり、自転車で通り過ぎざまイキナリ砂をかけられたり。(さすがにキレました。笑)
そんな思い出が、このキキのシーンととても重なりました。。
⑤特技は箒で空を飛べるだけ。それでもできることを探していく。
そんな少ない特技でも、自分にできることをいろいろ探し、郵便屋さんを始めます。
日本で先生の経験をもっていても、文化が違って通用しなかったり、
私も最近、共通語チェワ語が話せず、現地の村人とコミュニケーションがとれなくて、自分の存在意義に悩んでいました。
魔女の宅急便と青年海外協力隊の相関性・・いかがでしたか?
ジブリの回し者ではないですが(笑)、ぜひ久しぶりに見てみてください!
※海外にいる方、どうにか頑張ってみてください。笑
(ご参考)